竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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ネタバレだか、観る前に見てほしい。
「U」や現実世界を通して主人公が幼少期に抱えた深いトラウマを乗り越え、また同じ痛みにある人を守る。とても、勇気や優しさをくれる映画だと思いました。
ただこの度一緒に見に行った人が児童福祉系を辞めた方でした。社会問題になっている通り、「保護の対応が遅い」「なんで子どもを親元に返さないんだ」という対応に追われて心身共に疲弊したためです。
予告で50億のアカウントの中から(虐待をされている)1人を探せって意味だなんて検討も付かなかったので、誘って本当に申し訳なかったです。ごめん。
ネタバレになってしまうのは重々承知ですが、どんな映画なのか、深いテーマの社会問題を絡めるな少し予告を工夫していただきたかったです。そのため星1つ下げさせていただきました。
楽しみにしていたのに残念
まっすぐ伝えたいことに進んでいくストーリーに感じなかった。必要か?と思うところもいくつもあったし無理やりな所も多かった。家族愛や恋愛、友情など詰め込みすぎて描ききれていないように感じた。
すずが女子から目の敵にされる所で急に出てきたゲームは何なのかも分からなかったし、秘密の薔薇の1片でどのように見つけ出したのか、なぜヒロちゃんは豪邸だったのか、ベルが来る以前に人気だった歌手(名前忘れた)やジャスティンの中身は誰なのかもあれだけ個人を特定するなら出しても良かったと思う。カミシンのカヌーも繋がりがないし景色を描いているだけで高知感もなかった。
予告でも感じていたが中村さんの声優がひどかった。歌声は本当に完璧で惹き込まれたが声優が状況に合っていない声だったり大きさだったりで棒読み感が否めず話が頭に入ってこなかった。歌声で選んだならしょうがないとは思うがもう少し指導した方が良かったのでは。
だが歌声、歌、映像は綺麗でとても楽しかったし児童虐待まで描いているところやすずがUに参加する場面は凄いなと思った。
映像と音楽は最高!それ以外は違和感と不自然の集合体
観終わって全体的な正直な感想は、う〜ん微妙。でした
映像もとても綺麗、音楽も歌唱力や編集も好きだったんですが、伝えたい題材が全て中途半端な気がします。
snsの陰陽の問いかけはほおりっぱなしな印象で、美女と野獣の愛を描ききる訳でもなく、父親や家族の関係を真っ向から向き合い考える事もなくサラッと流れ、幼馴染との恋も深掘りする事なくふわっとにわか両想いちっくになって終了、すずの内気な性格や思い込みの成長を見るにしてもあまりにネガティヴな為感情移入は出来ず、児童虐待の問題も特に何も解決されてない。
児童虐待についてはエンドロールにちゃんとあの家族が改善された絵でも出るのかと追いましたが何もなくてモヤモヤ。
1番伝えたかった事は何?1番表現したかったものは何?状態なので、人に勧めたいとは思えない。歌を音響の綺麗な施設で聞きに行く(映画館)ぐらいでしょうか。
竜の置かれてる状況も、あの親子3人の写真が出た時点で何となく予想が付き、その上でどう見せてくるのかと期待しながら観たが、児童虐待を題材にしたのに、適当な幕引き。その家族と向き合う事もない。辻褄の合わない各所展開に開いた口が塞がらない。扱う題材に対して軽率過ぎるのでは…
台詞や何だろこれ。の部分として、ベルが竜との共通点も何も見出してない&竜のことを何も知らない段階から、あなたは誰?って初対面で気になる必要が何処にもない。そんなに連呼してどうしたのか。
カヌーの男の子と学内美女のドキドキシーンはやたら長く急にテンポが悪く。
美女と野獣ダンスシーンでは何故か星になって頭上へ突き抜けていかれる。どこ行くねん。
軒並み周りの大人のお飾感。女子高生を虐待親(力のある男)の元へ1人で行かせる謎。
虐待親はすずに怯む理由も、必要も全くないのに尻餅すごすご退散。などなど…
公開前の動画やキャストのコメント動画などを観ていたので、勝手に期待値ばかり高くなってしまったのかもしれません。
2時間で唸らせる作品を纏める。というのは本当に大変で、ハードルの高い要求だとは理解してますが、今回は何度も観に行く事はないです。
本当に、次回作に期待。待ってます。
蛇足ですが、細田守監督って右脳寄り?左脳寄りの物語を客観的に、論理的に構成する人とタッグ組んで脚本書いた方がいいのでは?
勢いと、なんか雰囲気がいい、だけでは「物語り」を楽しみにしてる層には響かない気がします。
いい感じのシーンを盛り込んだだけのハリボテ総集編はyou tubeの15分くらいで十分です。有料で見るものではありません。
近年益々アニメ映画のクオリティが上がってるので尚更…
【コメントを頂いていたので念のため追記】
★1つにしたのは、映画を構成するストーリー、演出、映像、音楽、演技力、共感性、心理描写、メッセージ性、キャラクターや、他にもたくさんあるとは思いますが
その中の音楽、映像のたった2つが良くても他の残念さが余りにも勝っており、辛うじて★1つ付けたぐらいのニュアンスでした。
個人的には音楽を聴くならCDやコンサートやライブなどで聴きたいですし、
映像が綺麗なのはスタッフの頑張りと技術の高さだと思っていますが、綺麗な絵だけで中身が無いのは、綺麗な声でどうでもいい話を聞かされてる様な感じで。2時間も聞かなくても10分くらいでいいと個人的には思ってしまいます。
ましてやお金を払ってまで見たい、聞きたいとは思いませんでした。
捉え方、価値観、は色んな方がいらっしゃるので面白かった!と思ってる人がいるのも楽しめる人なんだな。と思う程度で自分は特に何も思いません。
ただ、自分は映画として★1つ止まりです…悪しからず 笑
樽一杯のワインにスプーン一杯の泥水を混ぜればそれは樽一杯の泥水になる
「音楽」も「映像」も「キャラクター」も、今年の映画の中で間違いなくトップクラスに入る素晴らしいクオリティなのにも関わらず、「脚本」というたった一点のみでこの作品は駄作へと成り下がった。ダムがたった一か所の亀裂から決壊するように、スプーン一杯の泥が樽のワインを泥にしてしまうように。
正直怒ってます。怒りのレビューです。超長いです。
笑えない。本当に酷かった。
一番好きなアニメ映画を聞かれたら『時をかける少女』を挙げるくらいには細田守監督ファンだったんだけど、擁護できないくらいに期待はずれでした。
映像や音楽など、クオリティが非常に高くて評価できるポイントももちろんあるんですけど、それ以上に物語の根幹にあたるストーリーや脚本や演出に関しては目も当てられない酷さでした。めちゃくちゃ期待していた細田監督の映画がこの有様で、強い失望とショックを受けました。後ろの席に座っていた女子高生が上映後に「超泣いた〜」とか言ってましたが、私は別の意味で泣きました。
ただ、先述の通り映像と音楽は本当に良かったので、本作を少しでも観る気があるなら絶対に劇場で鑑賞した方がいいと思います。DVDのレンタルや配信を待つのは避けた方がいい。劇場の大画面大音響で観ないなら観る価値は無い映画です。
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高知県の片田舎に住む女子高生のすず(中村佳穂)は幼少期に水難事故で母親を亡くしてからふさぎ込み、母と一緒に歌を歌うのが好きだったがショックから歌えなくなってしまい、父親との関係も険悪になっていた。そんな中、友人のヒロちゃん(幾田りら)から全世界で50億人が利用する仮想世界「U」を紹介される。現実では歌えなかったすずだが、Uの世界では歌を歌うことができた。すずは「Bell」と名乗りUの世界で活動を始めたところ、瞬く間に噂が広がり、一躍有名人になるのだった。
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まず、本作の良かったところを挙げます。
映像と音楽は本当に良かったです。
映画冒頭の映像と音楽がこの映画のピークですね。冒頭は仮想世界Uの大迫力な映像が流れ、ベルの歌う歌が流れます。「3D眼鏡を掛けてるんじゃないか」ってくらいに、目の前に迫ってくるような大迫力の映像には圧倒されますし、歌も魅力的でした。このシーンだけでも映画館で観る価値があったと思います。
これ以降は酷評しますので、『竜とそばかすの姫』を楽しんだという方は不快になるかもしれないので読み飛ばしてください。
●「事前情報からの期待が高すぎた」
本作には多くのテレビ局が関わっています。スタッフロールを観ると制作スタッフにはテレビ局関係者の名前がずらずらと並んでいました。その影響もあってか、公開前からテレビでの告知がえげつないくらいされていました。「カンヌ映画祭で上映されて14分間もスタンディングオベーションが止まなかった」とか。細田監督は自らハードルを上げまくり、見事にその高すぎるハードルに引っかかってズッコケたような印象ですね。「過去作を上回る作品になるんじゃないか」という期待を胸に映画館に行った私の期待は見事に裏切られました。
●「仮想世界の描き方がサマーウォーズから進歩していない」
本作の予告編などを観て、ほとんどの人は細田監督の2009年のオリジナル映画『サマーウォーズ』を想起したと思います。実際に観てみると全く同じに観えるんですけど、その「全く同じ」なのが問題なんです。つまり12年前の映画から進歩してないんですよ。2009年の『サマーウォーズ』の公開の後に、2018年にスピルバーグ監督の映画で『レディプレイヤー1』という魅力的なバーチャル世界を描いた傑作映画があったので、対比で細田監督の描くバーチャル世界が古く観えてしまいます。しかも今の世の中、VR技術やツイッターやYouTubeなどのSNSが発達しています。12年前には先進的だった細田監督のバーチャル世界に現実が追い付いてしまっているんです。このことによって、ところどころ「現実に負けてる」って思うシーンとか、現代のネットと比較して「現実的に考えておかしい」と感じてしまう部分がいくつもありました。バーチャル世界を描く映画の監督としては細田守監督は第一人者なんですけど、残念ながら既に一線級ではなくなってしまったのだと感じました。
例えば、龍が初登場するライブのシーン「ベルのライブに1億~2億人集まってる」というアナウンスが流れていましたが、これってYoutubeで言うところの「生放送の同時接続者1億人」ってことですよね。日本のYoutube生放送の同時接続者数歴代1位はジャニーズ手越祐也さんの132万人です。このことからも「ライブに1億人」というのが荒唐無稽であることは容易に分かります。「歌が上手いだけの女の子が、手越さんの100倍も観客を集められるわけがない。」っていうのがずっとノイズになってしまいました。
それだけ人気があれば絶対に莫大な広告収入が発生することが予想されますが、それを「慈善団体に寄付した」の一言で片づけるのは無理がある気がします。自警団のジャスティスには多数のスポンサーが付いているのに、あれだけ人気のベルにはスポンサーのスの字も見えないのも違和感あります。
龍が嫌われている理由として「データが破損するほどに攻撃的」ということがありましたが、それってそんな仕様にしている運営が100%悪いですよ。『サマーウォーズ』のラブマシーンとか『ぼくらのウォーゲーム』のディアボロモンがデータを破壊したりできるのには理由付けがちゃんとあったのに、本作には全くない。ここの設定不足は明確に過去作を下回っている部分です。作中で龍が嫌われている理由が語られても「それは龍がここまで嫌われている理由にならないだろ」ってしか思えないんですよ。
Vtuberなどが発達して「可愛くて歌が上手い」みたいな「可愛いくて○○」っていうアバター的な存在がありふれている社会になってしまったので「何でこんなにベルがこんなに人気あるのか」が全く理解できないんですよね。すずの親友のヒロちゃんがプロデュースしてベルが人気になったような説明はありましたが、過程がバッサリカットされていたので人気になった理由がサッパリ分かりません。
時代は進んでるんですけど、細田監督のネット観は12年前から進んでないですよ。いつまでそこに留まってるんですか。
●「脚本が本当に酷い」
本作は、原作脚本監督が細田守です。過去作でも『未来のミライ』で細田さんの脚本がやや批判的に評価されているのをよく見掛けましたが、本作も本当に酷かった。私は観てないんですけど『未来のミライ』もこんな感じだったんでしょうか。
とにかくキャラクターが全員「ストーリー進行の為に都合良く動く」んですよね。脚本が下手。
特に、誰もが気になったところであろう「何故ベルが龍に魅かれたか」という問題。ここが全く私は理解できなくて色んなレビュー見漁りましたが、納得できる回答は見当たりませんでした。ほとんどの人が「分からない」って書いてました。「見知らぬ子を助けた母親のように、自分も苦しんでる孤独な人を助けたかったのでは」というレビューも見掛けましたが、初対面のシーンでは龍がそういう「助けるべき存在」には全く見えません。
どうやら小説版では「背中の痣を見て、精神的に傷を負っていることが分かって興味を持った」という描写があるようですが、「痣」と呼ばれているものが映像で観ると「マントの柄」にしか見えないので、本当に意味不明な描写になってしまっています。小説版を読まないと理解できない不十分な描写でした。物語の根幹に関わる重要な場面ですので、絶対に龍のキャラデザインか脚本を修正すべきでした。
龍の正体が暴かれた後に明かされる龍がUで暴れてた理由も全く理解できませんし。「弟に強くてカッコイイところを見せたかった」っていう説明がありましたけど、AIの萌声で可愛いキャラクターに「ご主人様」って呼ばせてる姿が「弟に見せたい姿」だったんですか?
挙げればキリがないほどあります。「こういう展開に持っていきたいからこのキャラクターにこういう行動させてるんだな」っていうシーンが。
とにかく全編を通して細田監督の「こういう展開にしたい」「ディズニー(ピクサー)みたいなことしたい」っていう考えが透けて見えて、それを叶えるためにキャラクターたちがとにかく都合よく動いていた印象です。「細田守の脚本は酷い」とは聞いていましたが、想像を遥かに超えてました。
ハッキリと「俺の嫌いな脚本」です。2分に1回「それおかしくない?」って違和感がつきまとう脚本でした。
まだ言いたいことありますけど、これくらいにします。
本当に失望が大きかったです。細田守監督は大好きでした。
本当に期待して観に行ったからこそ、楽しみにしていたからこそ、今回の映画はガッカリしましたし喪失感が酷かったし、「もう俺の好きだった細田監督はいないんだ」って思うとちょっぴり悲しくて泣いたりしました。
ストーリー楽しみたいタイプの方にはオススメしません。観ない方がいいです。金の無駄です。
ストーリー気にせずに映像と歌を楽しみたいなら劇場で観てください。きっと満足できる映像体験ができます。
「レンタルやテレビ放送を待とう」と思ってるならやめた方がいいです。「迫力の映像と美しい音楽」だけが魅力の作品ですので、映画館の大画面大音響で観ないなら観る価値無いです。時間の無駄です。
【7月25日追記】
いくつかコメントいただきましたので、返信も兼ねての追記になります。
●「おそらくあなたが好きなのは細田守ではなく、奥寺佐渡子の脚本だったのでは?」
レビュー読めば分かる通り、私は細田守さんの脚本よりも断然奥寺佐渡子さんの脚本の方が好きです。それは認めます。
私は「細田守の脚本」は好きじゃないですが、「細田守の監督業」と「ネットの描き方」が好きだったんです。過去の細田作品には、「ネットは将来こうなるだろう」という先見の明や、ネットの繋がりに対する肯定的な理解のようなものを感じました。
しかしながら本作には過去作にあったような魅力的なネット描写は皆無です。Uの世界では多くのアバターが右往左往するだけで、OZのような魅力的な描かれ方がされていない。匿名なのをいいことに批判や誹謗中傷で人を傷つけるネットユーザー。自警団を気取る一部のユーザーが幅を利かせ、運営の管理が行き届いていない。過去の作品と比べても、明らかにネットの悪い面を強調して描いているように感じます。
しかもネットとリアルの二面性とか匿名SNSの恐ろしさとかは既に多くの映画で描かれてきた手垢に塗れたテーマですし、先進的で魅力的なネット世界を描いてきた細田監督が描くテーマとしては「今更?」って感じが拭えません。
このネット描写こそが、私が細田監督に失望した理由です。細田監督の魅力であったネット描写がこの体たらくだったんで、期待して観に行った分テンションが下がります。細田監督はこれでよくインタビューで「インターネットの世界をこれだけ肯定的に描く監督は世界でも僕くらいなのでは」とか笑って言えましたね。全く肯定的に描いてないですよ。むしろ「細田監督ネット嫌いになったんかな」って思うくらいには否定的な描かれ方でしたよ。
>ワジャさん
映画の楽しみ方は人それぞれです。あなたに私の映画の楽しみ方をとやかく言われる筋合いはありません。
ワジャさんのレビューを拝見しましたが、脚本がダメでも映像や音楽が良いから低評価にするのはおかしいという考えをお持ちのようにお見受けします。つまりワジャさんは泥入りワインも美味しく飲めるし小便入りプールも気にせず入れるタイプの方のようです。
でも私は無理です。泥入りワインは飲めませんし小便入りプールは入りたくない。「表面的に大した差はないんですよ」というのはワジャさんの主観でしかない。私にとっては☆1の低評価をするに足る大きな差です。
以上です。
オススメしたいけど、するべきか悩む作品
結論から言うと、映像と音楽を楽しみたい方は映画館へ行くべき。
ストーリーやキャラクターを楽しみたい方は少し考えてといったところです。
映像と音楽は背筋がゾワっとするほど 迫力と感動があり、CGとアニメーション その境界がとても滑らかで、素敵な世界観を演出してました。
中でもサマーウォーズの出だしを彷彿とさせる冒頭のシーンは何度も見たくなるほどです。
また、主人公役の中村佳穂さんの歌声には心をグッと掴むような魅力を感じました。
声優陣は本職でなく、多くが歌手や俳優の方ですが 聞きやすくて良い演技でした。
(YOASOBIの幾田りらさんがやっていたと知った時は驚くと同時に新たな才能を垣間見ることができました。)
だからこそ 映画館(その中でもIMAXなど)で、その映像と音楽を楽しんで欲しいと思います。
一方で ストーリーは散漫としていて、何となくはわかるが、主軸がパッとしない印象でした。
細田守監督の作品は「ぼくらのウォーゲーム」から拝見してますが、「バケモノの子」の頃から脚本家が変わった影響で、ストーリーがしっくりこないことが増えました。
今作は特に顕著で サマーウォーズの設定を軸に、SAOと美女と野獣、アナ雪やショーマンのようなミュージカル的要素、それに社会問題の提起を足して8で割ったような薄っぺらな感じでした。
重ねて キャラクター個々は良いのに その掘り下げが浅く、なぜそう思う? その経緯は?と感情移入がしにくいところも惜しかったです。
全体を通してやりたいことが多すぎると思いました。
2時間では足りないですね。
これがオススメするべきか悩む点です。
特にサマーウォーズのようなワクワク感を望む人や、話の先や裏を察するのが苦手な方は終始?となるかも…
長々と語りましたが 個人的には3年後?の次回作のストーリーに期待してます。
非現実的な救いの向こう側
細田守監督とは趣味が合わない、というのはすでに過去作から分かっていました。でも期待して見に行ってしまった。後悔。
虐待的なトラウマがある人は見ない方がいい。
映像は美しく、高校生の恋模様シーンは良かった。
美女と野獣のオマージュがとてつもなくて、そこまでオマージュしなくても良いのではと感じたし正直なところ蛇足に思えた。ベルと竜の心の交流を描くにしても伝わらないのでは?ベルは好奇心から竜の正体を調べ始めるけど、行動に説得力がなく(恋愛感情でもないので衝動がどこから来るのかわからない)またダンスシーンはいきなりすぎてテンポが悪かった。ベルが竜に憧れる要素が少なく、それが同情や寂しさからの親近感という雰囲気も少ないので。
描きたいものは、家族愛=歪んだ支配も含むものと外界とのつながり、という事だとしたらあまりにも非現実的な児童虐待救済アニメという印象。
アニメだからという言い分もあるかもしれないけれどあまりにも現実離れしているというか。
たぶん四国から東京まで向かううち子供たちは暴力で大変なことになっていると思ったし、東京までたどり着いてから子供を恫喝するような成人男性は、女子高生を殴るくらいの暴力性を持ち合わせていると思う。そこに仮に世間体(他人を叱らない父親)があったとして、雨の日に外まで子供2人を探しにきて殴ろう、支配しようという人間なのだから、あそこで情けなく怯むわけがない。
細田守監督は成人男性が他者を恫喝する声を聞いた事がないんだろうな、と感じた。そこに立ち向かう鈴ちゃんはカッコいいけれど、大人ですらどうにもできないことを女子高生に立ち向かわせることは美談ではない。
児童虐待をテーマにしたかったのはいいけれど、何の救いやこちらへの問いかけにもなっておらず、正直なところもっと練るべきだったのでは?という気持ちになってしまった。
良かったのは、映像の美しさやUの中の世界観の美しさ。ベルの歌声やキャラクターも面白かった。人間の醜さ、好き勝手言っている正直な匿名の誰かという表現。
こうして匿名で感想メモしてる自分が言っても説得力ないと分かってはいますが、でも98%期待してなかったけど2%は期待してたので脚本のまとめ方もう少しどうにかできなかったのかな、と思ってしまう。せめてテンポが良ければ。
ファンタジーにしたいのか現実にしたいのか。どっちだったんだろう。
Squall
細田守作品は劇場では「バケモノの子」以来6年ぶりです。「未来のミライ」はなんとなく見る気が起きず、テレビにて鑑賞。
夕方に見ましたが、6割は埋まってるかなって感じです。初日ですし、明日からの動員に期待です。
それはさておき感想ですが、はっきり言って微妙でした。メインストーリー的に主人公すずがどうやって成長していくかのはずなのですが、突然殻を破って成長するので、展開に追いついていけないことが多かったです。
現代でのSNS扱いの「U」。これも機能しているかというとかなり微妙です。TikTokだったり、Twitterだったりの機能を盛りだくさんにしたって感じなのですが、「U」では歌うシーンや竜との攻防が多く描かれるので、SNSとしての見映えは無いように感じました。竜とベルが踊るシーンは美女と野獣のシーンもろそれでした。ディズニー的な作品を目指そうとしたのは良い試みだと思うんですが、細田守監督らしさを全開に出してほしかったってのが本音です。
竜を探すためのU大検索のシーンも、うまい具合に竜の正体まで辿り着くので驚きです。その上、竜の現住所までうまいこと見つけるのでさらに驚きです。しかもここで"虐待"という映画一本使って扱うような重いテーマをサラッとぶち込んできたので、物語がぐらぐらし始めました。そこから連続で、忍くんが顔を晒せ(雑)と言うので、幼馴染にそんなこと言う?と思ってしまいました。ヒロちゃんが必死に止めていましたが、実際それが正解だったと思います。忍くんリスキーな選択肢を速攻で選ぶ狂人。
更にそこから、すず1人で竜の元へ向かうというぶっ飛び展開が待ち受けていました。誰かしらついて行けばまだ疑問も薄かったのですが、高知〜多摩川?夜行バスも使ってるから、半日近くはかかっています。生配信の様子を見る限り、どこかへ監禁させられていてもおかしくないのに、割と普通に竜と竜の弟が道端に現れるので、ここは笑ってしまいました。そこからDV親父がノコっと出てくるのですが、素手で皮膚を剥ぐってどんな握力してんだ笑と思ってしまい、その割にはすずの眼光でブルブル震えるってそんなご都合主義ある?と思ってしまいました。そこから竜が好きだとか言いますが、そんなシーンあったかな?と。
そこからささっと地元に帰ってきますが、突然の父親との和解も描かれなさすぎてなんとも…前作の反動で親子のことは描かなかったのかな…
だいぶ文句を言いましたが、もちろん素晴らしい部分もありました。まず音楽が素晴らしかったです。millennium paradeとBelle(中村佳穂さん)の「U」がとてもアップテンポでかっこいい曲に仕上がっていました。この作品へのワクワク感を最大にまで膨張させてくれました。他にも中村佳穂さんが歌唱されている曲も音や声の厚みが美しく、常に鳥肌立ちっぱなしでした。映像面も素晴らしく、自然の美しさ、「U」の世界の造形の豊かさ、キャラの表情など、スタジオ地図の底力を感じさせられました。あとSNSでの炎上や凍結の表現の仕方もかなり好きです。声優陣も良かったです。
ただスケールがとても大きいはずなのに、作品全体がこじんまりとしてしまったように思えます。難しい作品でした。次回作に期待。
鑑賞日 7/16
鑑賞時間 15:50〜18:05
座席 G-25
小説版の方が良かった〜(´;ω;`)
あらかじめ小説の方を読んでから映画を見ました。この物語を映像で観たいと思ったもんだから映画に行ったけど、テンポが速くて少しついていけなかった。
すずの家族背景は小説版の方が分かりやすくて、母がどれだけ優しくてすずのことを思っていたことか。
映画だけだとあっさりし過ぎた感があるのでもっと尺をとってほしい。子すずと母の別れがあまり悲しく感じ取れなかった…。
そして、すずが[U]でベルとして歌うまでの過程、苦悩ももっと小説版のように描写して欲しかった…。あのままじゃすずがただのコミュ障で変な子に見えてしまう気がした。
あと演出!アニメーションは素晴らしいけど、所々変というかダサい?と思うことがあった。ベルとミニくじらが踊るシーンとかは色彩調整ミスってないか?
重要なシーンであるはずのベルと竜のダンスシーンなんかは踊る途中で変に上に浮いていくもんだから鼻で笑ってしまった!!
でも小説を読んで映像を見たから全体の流れは好きだし最後の終わり方も良かった。
Asのキャラデザも個性豊かで面白かった。個性豊かすぎて普通の可愛いAsはあんまいなかった気がするけど。
未来のミライのように声優に違和感を持つこともなかった。キャスティングは結構良かった。
所々ツッコミ所はあるけど結構感動しましたよ小説だとね。やっぱり2時間だと足りません。
おねショタ(未遂)いいぞ…忍すずもいいぞ…
ベルがひたすら美しい!けど...
映画の劇中歌が流れるシーンは、演出も相まって何度も見たくなるほどの出来栄えです。映画館で見て良かったなと思えました。
すずが終盤で母の思いに気が付いてから、心をこめてUで歌う映像も美しかった。
ただ、初対面で暴れ回る竜に対して最初に思うことが「あなたは誰なの?」って、、。
ライブの邪魔をしないで!とかどうして貴方は暴れるの!とかなら共感できるけど、めちゃくちゃ不自然に感じました。聞く回数も無駄に多すぎる、作中何回同じこと言うねん。
そんな感じのツッコミポイントが次から次へと押し寄せてきて、見ていて苦痛でした。
ex) その背景さっき見た、告白シーンの長い間は何を伝えたいの?女子のLINEグループ炎上シーンは何を伝えたいの?お父さんや幼なじみ何回同じ質問するの?悪役の思考回路幼稚すぎない?etc
監督は演出は愛するけど脚本にそそぐ愛は1ミリも無いんだなあと、、。
登場人物に感情移入できないままラストを迎えました。頭から終わりまでベルのライブシーンの方が良かった。
冒頭シーンの映像美で涙。ただそれ以降は…。
この星4評価にせざるを得なかったのは、ただ自然と泣けたからです。ストーリー内容は残念なところがありましたが、確かに感動して泣けてしまったのですから、4未満の評価はできませんでした。
冒頭のベルの歌唱シーンと映像美は、本当に感動しました。体が身震いするくらいに鳥肌が全身に広がり、これだけで観に来た価値はあったと思いました。この体験は映画館でしか味わえないと思います。
とはいえ、それ以降はというと…。もちろん相変わらず歌唱シーンは圧倒されますし、田舎町の緑や川の光の美しさも綺麗でした。しかし肝心のストーリーはイマイチ。
例えば、登場人物の動機がわからない点。なぜ、主人公のすずは、竜に惹かれたのか?なぜあそこまでして竜を助けようと思ったのか?動機がピンとこないから、感情移入がまったくできませんでした。
期待していただけに残念。冒頭シーンがマックスの映画。ロジックや感情移入などは度外視して、ただ"映像美を体験したい"と考えている方に対しては、おすすめできる映画です。
抜けてる所が多すぎる
映像と音楽は確かにすごく綺麗だ。見てる途中に疑問が湧きすぎて楽しめない。なんでピンチになるとログアウトができないんだ?いつでも仮想の世界にいつでも入れるのに竜が追われてる時はちゃんと逃げなきゃいけないんだ?アバターも「醜い」とか言ってるけど普通に見た目が怪物なアバターがライブにいた。そんなに嫌いなら作る時点でキャンセルを押せば好みに変えられるんじゃあないか?なぜ警察を作らないほど公平を好む運営がアンベールなんてチートなパワーをプログラムし、ジャスティスが持っているのか?まだまだ疑問はあるが、仮想世界の設定がゆるすぎて馬鹿馬鹿しくなってくるような映画だった。
【”素顔のままで・・” 世の中には、誹謗中傷や愚かしき行為が横溢している。けれど、内気な少女が勇気を振り絞り、”歌”で本来の美しき世界を取り戻す、善性に溢れた物語。少女の心の成長物語でもある。】
ー 今作は、細田守監督が一貫して描いている、人間性の善性の発露を描いた見事な映画である。ー
◆感想
・容易に、「サマーウォーズ」の”OZ”を想起させる仮想世界”U”の極彩色の色彩の素晴らしさ。そこで描かれる、”アバター”達の造形も、楽しい。
仮想世界と対比するように描かれる、現実世界のすずが住む、田舎の美しき緑や川の風景にも癒される。
・現実世界と仮想世界の繋がりの描き方も、面白い。
現実世界では、哀しき過去に捕らわれたまま、人前で歌が上手く歌えない、すず。
彼女が、仮想世界に現れると”Belle”になり、実に美しき声で”アバター”達を魅了する”歌”を歌い上げる美しき歌姫になる。
けれど、”アバター”は、現実世界の人間の本能を解放し、視覚化させたものであるという設定が、今作の特に後半部分を、心に沁みるモノにしている。
・”竜”の真の姿を暴こうとする”自警警察”のような、”U”の秩序を守るというモノ達の愚かしき真の姿。
・”竜”は、何故”U”の世界で怒りを露わにし、暴れまわっているのか。
”竜”の中の痣の意味は何であるか?
ー 現実世界で起こっている、恐ろしき事が透けて見えてくる・・。ー
・現実世界のどこかで哀しみを抱えて生きている”竜”を救うために、すずが仮想世界で選択した事。
そして、人前で歌う事が出来なかった彼女が、何十億もの”アバター”の前で、実に美しき歌声を披露するシーンは、実に沁みた。
”アバター”達の目から、溢れる涙。
ー そして、仮想世界は金色に輝く。ー
・そして、現実世界で苦しんでいる”竜”と幼き男の子を助けるために、すずは心優しき合唱団の叔母さん達と、大切な友に背中を押されて、大都会へ"単身"出かけていく・・。
ー 今作は、少しづつ、少しづつ、”抑圧、哀しみを跳ね除ける強さ”を身に着けた、すずの成長物語でもある。ー
<細田守監督が、”オリジナル脚本”で描いた、人間の善性溢れる美しきアニメーション映画。
仮想世界の極彩色の色彩と、現実世界のすずが住む、田舎の美しき風景にも癒される。
幼き子を救うために、命を落とした母の気骨が、確かにすずに受け継がれていた事が分かる後半シーンが、心に沁みる作品であると思います。>
もう少しどうにかならないのか。
映像も音楽も声優も良かったのに脚本がとても残念。
予告では分からない脚本の部分でやられた。
推理小説で最後の最後で誰も知らない第三者が
私が真犯人だガハハって言って出てくるようなものだ。
主人公の過去をもう少し深く掘り下げてくれれば、感情移入することができてアンベールした後の歌うシーンの重要さがさらに分かっただろう。
そもそも母親の死に関しても、子供を助けるために濁流の中を助けに行くなど言語道断。何が泳ぎが得意だ。ふざけた話。死にに行ったも同然。ネット民のコメント通りだろう。
Uの世界へのダイブの設定もよくわからない。確かにサマーウォーズの時から電脳世界がどのように広がっているかは詳しくは描かれていないのでフィクションと割り切り、あまりとやかく言う必要もないとは思うのだが、耳につけるだけで全身の生体情報を読み取り感覚を共有するとはいかがなものか。また、川沿いを走っている際に耳に装着したが、Uにダイブしたあとも現実世界で意識が残っているのか?
人型とそうでは無いキャラクターの違いもよく分からない。あんな奇形の方ばかりの世界なのだろうか。
OZの世界でもUの世界でも、まるで電脳世界にいるかのように描かれていたが実は画面上ではただよくあるMMORPGのようなものでキャラクターを動かしているだけで、電脳世界はキャラクターの視線から描いているだけなのだろうか。もしそうならば、今作のあの装置はARデバイスの1つと認識することも出来る。かもしれない。
書いていて思い出したが、アンベール後のライブの際、ベルが現れる前の歌姫が「ベルは普通の女の子。私と同じ…」と呟いていたがあれに関しても何も無かった気がするのだが。私の見落としだろうか。普通の子もUでは、人生をやり直せることを強調したかったのだと受け取っておこう。おばちゃん達がベルの正体を知っていたことに関してもなにも伏線がなかった。なんなのだろうこの雑さは。
とにかく今作はストーリー全体にまとまりが見られなかった。キャラクターに行動させるだけさせてその回収がない。
また、電脳世界での美女と野獣を描く挑戦と言ってもさすがに寄せすぎではないか。見たことあるようなシーンを何回も見た気がする。
Uで世界は変えられるという結末に向けて、美女と野獣やら虐待やらなんやらを盛り込んだら、まとまらなくてあんなものになったんだろう。
細田守オワコンって言われてもおかしくない。
未来のミライもとても嫌いだけどあっちの方がマシかもしれない。
上映前のSAOの予告の方が数倍良かったです。
最後の
現実世界での「助けに行く」エピソードに賛否両論あるかもですが、あの規模感の小ささに現実的な深刻さが滲んでいるように思えて、変に広げない分、人物の表情描写が心に響きました。
キャラクターは、モブやスポンサー目当てのヒーローは置いといて、良い人ばかりだったのが、全くの私見ですが最近の現実に疲れた私の心には沁みました。
あとは映像美。途中からいい歳してストーリーに引き込まれましたが、映像美麗でした。再見して改めて堪能したいと思います。
ロジックを諦めて、ただファンタジーを楽しみましょう!
留学生なんですけど、見終わった瞬間、また細かい理解していないところがあるけど、感想をレビューしてみた。
まず、視覚と聴覚の面からすれば、ただただとても美しい、私自分時々幻想になる画面を本当に大きいスクリンに映し出される興奮感がかんじました。歌ってる迫力がありながら、繊細な気持ちを伝わる雰囲気をとても気に入ってはまりました。ベルの顔はずっと気に入って、後で気づいたら、この顔が実はディズニー系の映画の技術で作られたプリンセス達と似ていますね。
歌と曲は綺麗なので、すぐにcdを買いに行く衝突になりました。
残念なのはやはりシナリオですね、主人公の現実とファンタジーを両方繋いて描くつもりかもしれんが、うまく行かなかった。両方を世界を無理やり繋いて行くような気がずっと感じていた。
特に気になってわからない部分としては、Uの世界のいろいろの設定はあんまり述べて無くて、その原因のせいかもしれませんが、いろんなバトル場面とシナリオを進行して行く場面の感情移入は少し難しいですね。
後現実で最後竜の身分とその結末をする方法をもう少し頑張ればいいのに、とても残念な気持ちです...
映画自体は、バーチャル世界を導入し、やっとSF系のストーリーを展開するかなと思って、案外純粋なロマンチックな話になって、嫌ではないですけど、所々にロジックを諦めすぎて、バランスを把握し無くなった。こんなに美しい画面と歌がなければ、星3までをつけなくなった。
惜しい、ただ惜しい。原作があるのは原因なのか監督の特徴を発揮できなかったかなあ...どのみち、画面と歌だけでチケットを無駄にすることではないと思います。むしろ、この映画、映画館でしか楽しみできないかもしれませんね。
もう一つのサマーウォーズあるいは細田版美女と野獣
オープニング、色を赤にすればサマーウォーズ?
Uの世界にようこそ。
仮想世界であるUの世界が描かれてない。アバターがふわふわ浮遊してるだけです。この世界では何ができるの。やり直せる世界?他のアバターは変わった形で、ベルのような姿はあまりいないのはなぜ?
サマーウォーズと同じくくじらが泳いでる。好きだね。
そして現実世界、土佐弁じゃないのね。声優陣も棒読みが多く感じる。
河原を歩く姿、時かけで見たな(未来で待ってる)。
鈴がUの世界でいきなり歌い出してあっという間に人気者に。Uの世界がきっちり描かれていないから、都合よすぎに感じる。
なんで鈴は現実世界で歌えないの?子供の時の母親との交わりでキーボードに触れるが、歌がすごく好きになると言うような表現にまでは行ってないと思う。本当は歌いたいらしいが全く説明不足。
原作、脚本、全部ひとりでやってるから過去作品と同じような世界観になるよね。時かけとサマーウォーズに美女と野獣を入れて作った作品だね。なんで複数の人で脚本を練らないのかなあ。
最初、野獣はお身内の方かと思ってたからそこはビックリ。でもね、世界50億のUの世界なのになんで野獣の家はそこなの?
後半の鈴(ベル)の歌うシーンは良かった。静かに感動の波がきました。涙が流れたよ。
原作、脚本甘々でした。現実世界の「野獣」の救出はあれで良いの?1人で行ったのになんで彼は「見ていた」って言うの?ネットで中継されてたのか?
「野獣」の正体が判明してからの主人公やその他の登場人物の行動にはかなり無理があると思う。また、彼らとまさか外で出会うとは驚いた。
無事地元に帰ってきて、いったい何が解決したのか。
でも歌は良かった。鈴の歌を聴くためだけにもう一回観に行きたいね。
ストーリーを真面目に追うと「?」だらけになる。
ネットの匿名性と自由、残虐性、現実社会の虐待は同一か?
エンドロールも盛り上がりに欠けるぞ。
沢山テレビ局の名前が出てきたから、エンドロールはカットされる想定でこうなったのかな。
全体を通して「何これ?」と引っかかる
元々細田監督の作品は全て観るくらい好きな監督なのだが、映画館で予告を観て一目惚れしてからずっと公開日を待ち望んでいただけに、とても残念な映画だったなぁ…と。
歌も映像も本当に美麗で素晴らしいのだけど肝心のストーリーに引っかかるところが多すぎる。
序盤のUでのライブシーンはずっとワクワクしっぱなしでこの時点では観て良かったと思えた。しかし途中から、なぜ初対面の竜にそんな興味持つの?と疑問に感じ、美女と野獣オマージュのシーンも何これ?って感じで自分は何を見せられているんだ…と複雑な感情になってしまった。
挙句の果てに、ラストの竜のオリジンを見つけ出すシーンと東京にすず1人で向かいに行くシーン、あそこ普通女子高生1人で行かせないだろとか何で皆それに対して何の疑問も抱かないの?とかツッコミどころ満載で全く頭に入ってこなかった。
すずとお父さんとの関係性についても、2人の間にある背景について自分で何となく補完できるとは言えあまりにも投げやりで雑だったなぁと感じた。細田監督はこの辺の家族愛については丁寧に描くイメージがあったのでとても残念だった。
とは言え良いところはもちろんあり、先程も書いた通りベルの歌声は圧倒的なもので、作画も半端ないクオリティなのでこれは劇場で見る価値はあるかと。
細田監督の作品は好きなので次回作に期待したいところ。
かなり良かったです
映画は全体を通してかなり絵が綺麗でかつインパクトもありました。
キャラクターのデザインもかなり良くBellの衣装が個人的にすごく好みでした。
またストーリーもちゃんとまとまっていて見てて飽きませんでした。
そしてBellの歌がかなり良かったです。(語彙力の低下)
唯一気になる所があるとすると竜を救った後の話が描かれていないのでその後Bell達がどうなったかがすごく気になりモヤモヤ感が残りました
まとめとして全体的にかなり出来が良くまた見たいなと思いました。 '∀'b
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まずいい所として映像が綺麗、音楽もいい
近年、どんどん映像のクオリティが上がっている中でもトップレベル。
さすがスタジオ地図!!
建築デザイナーとかいろんなクリエイターを使ってデザインしてるだけはある
歌も鳥肌たつぐらい表現力に驚き
では本題に入ると…
一言で言うとストーリーが破綻しておる
まず一番重要なところである成長の瞬間適当すぎ。結構無理やり持ってた感がすごい。
重い虐待というテーマを持ってきたのは流石にきつかったかも
そして主人公が色々悩んでるんだけどいまいち苦しみというかその辺が伝わらないからうまく感情移入できない。
多分こっからおもしろさは決まってた気がする
もっと深く掘り下げて欲しかった。バックグラウンドとしてはバケモノの子はよかったなぁとしみじみ思う。
あとはリアルの主人公とその他の愉快な仲間たちの関係。主人公のダメさを見せるためにイケメンに成長した幼馴染を好きという設定にして劣等感やらを出したのかなと思ったけど、成長したならその辺は回収はしてほしかった。結構長尺でその話してたのに結局なにもなし。why?
東京行く時も他の人たちも誰も助けないのも笑った。
まぁ一番気に食わないのは竜を助ける動機。もちろんアザがあったり、なんか辛かったりしてるのはわかるが、これで助ける?とか思った。
ストーリー的に現実とリンクさせるのが最後なのはしょうがないと思ったけど、最初にするべきじゃねって思った。元も子もないけど笑
でもスタジオ地図ファンならDVDで見るより映画館で映像美と音楽を楽しんだ方が良さげ。個人的な意見だし、面白いと言ってる人もいるからわからないけどミライの未来よりは面白い
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