竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
全618件中、501~520件目を表示
サマーウォーズ、美女と野獣、歌メイン、を合わせたような作品
サマーウォーズのように何度も観たいとは思わせない作品。正直期待していただけにがっかりです。
映像、音楽は美しいけど、そこがメイン。
ストーリーは正直薄い内容。
あの後どうなったのか、という最後にもっと時間を割いてほしかったです。後味が悪いです。
終盤は感動します。
色々と詰め込みすぎて序盤〜中盤が長すぎたのではないかと思います。
美しい画像、音楽、素敵でした。
色々な方々が酷評されたり絶賛されたり、賛否両論のレビューがひしめき合ってます。
『美女と野獣』のオマージュがどうとかこうとか言われたりしてますが、細田監督自身がそうおっしゃっているのでそれをついての酷評はいかがなものかと思いますが…
単純な感想、美しい映像美と中村佳穂さんの歌、素晴らしいです。
彼女のはじめてのアフレコも歌とギャップがあって『すず』と『Belle』のうまい使い分けができてると思いました。映画館の大きな画面、迫力ある大音響で観てほしい作品です。
う~ん、ストーリーについては消化不良で一回目の鑑賞だけでは語れそうもないので差し控えさせてください。すみません
一夜明けての追記
竜を抱きしめて守ろうとするすずの姿、どこかで見たことがあるな~ってよくよく考えていたら『千と千尋の神隠し』で『ハク(竜)』を助けようとする『千(千尋)』を彷彿とさせたんだと今朝気が付きました。見知らぬ子供を助けるため命を落とした母親のことがトラウマだったすずが(ほとんど見知らぬ?)竜を助けようとすることは彼女の成長、殻から抜け出せたことに繋がり、とても深イイ話だと今更ながら思いました。ちょっと流れが唐突な感は否めませんでしたがいい映画なんじゃないでしょうか。今日+0.5しました。
それにしても『未来のミライ』もそうでしたが細田監督作品はこんなにも多くの人々が賛意両論・激論されること、正直羨ましい限りです。(話題にもならない作品が多くある中)いい映画だったと思います。 映画は気持ちよく観たいものです。どんな映画でも!
素晴らしいが、最後モヤモヤする⤵︎
詳しい説明はしませんが、最後のトモくんとケイくんがどうなったのかが凄く気になります。
無事にあの毒親から抜け出せたのか…
年齢的に難しそうですが、、、
絶妙なバランスでした!
監督が映画を通して何を表現したかったのかは知らないけど、Uを通してのすずの成長と、竜の中の子みたいに苦しんでる子を助けないといけない、という2つが主だったのかなと思います。
確かに情報過多な部分はあるかもしれないけど、Uの壮大さと、家庭内暴力という些細かつ本人達にとっては大きな問題とのバランスをうまく取るためには、あれくらいの要素を詰め込まないとうまく表現できなさそうだと感じました。Uやすずたちだけに重点を置きすぎると、それこそ映像が綺麗なだけの内輪ネタになりそうだし、翻って家庭内暴力だけに重点を置きすぎると、映画全体の壮大さが失われてしまいそうだと思います。これに加えてベルが有名になった過程とか、すずの周りの人間関係をさらに描写してしまうと、もうパンクして訳がわからなくなりそうです。
こんな面倒臭いことを考えて映画を見る人はいないと思うけど、とにかく創作物に触れるのが好きな自分にとって、大満足の映画でした!
期待外れ
自分の中で細田守監督作品に対する期待からハードルが高くなっていた感は否めないが、あまりにも期待外れだった。正直、今まで見た細田守監督作品の中で1番つまらなかった。映像美は時をかける少女の時から進化しているし、音楽も良かった。だが、本当にそれだけの映画だったと言わざるを得ない。女子高生が家庭内暴力を受けている子どもを助けるというシナリオだが、それだけのために全世界に自分の顔を公開するだろうか?それに、家庭内暴力をするようなヤバい大人の元に女子高生を1人で行かせるのもおかしい、誰1人それを止めようとしないしついて行こうともしなかった異常さ。この映画は様々な企業と手を組んで広告をうっているように見える、それだけ出来に自信があるのか?それとも自信がないからたくさん広告をうって人に来てもらおうとしているのか分からないが、自分は後者だと思う。インターネットやSNSの世界をアニメや映画の中で再現している作品を見見ると、どうしても冷めてしまう。映像美、音楽は良いけどシナリオがめちゃくちゃで受け入れられませんでした。細田守監督作品特有の心温まるようなシナリオが感じられなかった。
歌よ、導いて…
初日にIMAXで鑑賞。
そして今も映画の世界に魂は置いたまま。
上映開始数秒後なんだコレはーーーー!?という今まで体験したことがない映像が全身に降り注いだーー!
私の感性が刺激されて胸はバクバク。もう泣きそうだった。
ベルがクジラに乗って歌った最初の曲がいきなりミレパーー!?
す、すごい。いきなりストレートパンチをくらった気分だ。
出し惜しみしないってことは自信のある曲がまだ続くのねーーーと思いきや予想通りの歌歌歌。
中村佳穂さんは天才だとインタビューした日テレの森アナが言ってた。彼女を検索すると〝中村佳穂 天才〟と出てくる。
そう彼女はまさに選ばれし者だった。
歌が上手いアーティストはたくさんいるけれど彼女には歌が上手いと言う表現では足りない。
事前にみてしまった生配信で細田監督が言ってたのはこれかーー!と思った。
〝中村佳穂さんは歌の神様に愛されている〟んだ。
表現力が神がかっている。聴く人の魂を吸い込まれる。
だから鈴の初ボイキャスも当たり前に素晴らしい。
彼女は美大受験するくらいだから造形力もおそらく素晴らしいのだろう。
つまり中村佳穂さんは表現力の天才なんだね〜。
もしかしたら話す言葉や文章表現も卓越してるのかもしれない。
この数ヶ月楽しみで寝ても覚めてもこの映画のことばかり考えた。
サマーウォーズ、時かけ、バケモノの子、未来のミライも大好き。私は細田守監督の作品と気が合う。私はきっと人の成長物語が好きなんだ。
細田作品の主人公はいつも普通の子ども。
根底にある共通テーマは〝人の成長〟だと思う。成長した雨と雪がそれぞれの道を選んだように。
気弱な高校生の健二が事件を解決したように。
イヤイヤ期のくんちゃんがお兄ちゃんになったように…やがて成長していく子ども。
細田監督には小さなお子さんがいるからご自身の思いを作品に込めているようにも思えるし、仮想空間って一見すごく壮大な世界のように思えるけど実は日常のなかに主人公は普通に生きている。
だから細田作品に私は気持ちを重ねながら何回も映画を楽しめるのだと思う。
インターネット空間の仮想世界U…煌びやかなドレスを身に纏い歌うベルは輝いて美しかった。
でもね…カリスマ性のある歌姫ベルじゃなくて実世界の地味な高校生の鈴が竜を救ったんだよ。
ミレパの曲は良かったけど、中村佳穂さんが作詞した劇中歌も鈴の想いが伝わって鳥肌が立った。
実世界のなかで自信が持てず下を向いて生きている人たちへのエールにも受け取れる映画。
あなたは誰?
あなたはあなたでいいんだよって。
また観てから感想は追記しますね。
1回では語り尽くせないから…
世界観はやっぱ好きなんだけど・・・うー
最初の導入や主人公の生い立ちは良かったと思う。
ただ、急に出てきた竜の存在が果たして映画に必要だったのだろうか?と思ってしまう。
いろいろなテーマがありすぎて、その一つ一つの解決も雑。どうしても、感情移入ができず、置いてけぼりになってしまった。
私は読んでいないが原作小説では主人公の感情の変化など細かい描写があり、評価も高い。
おそらく、そういった部分がこの映画には必要だったのだと思う。2時間という時間にまとめるにはどうしても足りなかった印象。
世界観は面白かったし、一つ一つのテーマも良い!
だけど、掘り下げがないから入り込めなかった。。。
美女と野獣の謎
映像と音楽・歌は素晴らしい。
Uの世界の緻密な世界は映画館で観るのにふさわしい。
有無をいわさず感動させる映像の力がある。
しかし、ストーリー、世界観、設定に疑問が多く、どう観たらいいのかわからない映画だった。
Uの世界はSNSの世界を象徴的にあらわしたものだと思うが、これがどういう世界なのかがまずよく分からない。設定が示されていないからだ。
他人を攻撃したり、なんらかのダメージを受けることがあるようだが、それが具体的に何なのかがわからないから、もやもやする。
たとえば、実際に肉体的なダメージを受ける、ということなら、そういう設定か、と思うだけだが、そうだという描写はない。
じゃあこの世界におけるダメージは何なのか? Uの世界で攻撃されて苦しんでいるのは何に苦しんでいるのか?
ストーリーの疑問も多い。主人公はなぜ竜にひかれ、どんな風に絆を深めていって、最終的に「何としても彼を助けなければならない」と思いいたるまでになったのか? まるでわからない。
いちおうそれらしいプロセスはあるにはあるが、きわめて説得力がない。
主人公とクラスメートとシニアのおばさま5人組の人間関係も謎だらけだ。キャラの感情の動きや行動に、ストーリー状の必然性がなかったり、設定がブレてたり…。
竜にしても、虐待されているという自覚があり、外出する自由があったり、Uの世界に入れたり、部屋の様子をライブでうつせることができるなら、なぜ助けを求めないのか? なぜ助かるための行動をしないのか?
一番の謎は、この映画のさまざまなシーンはあきらかにディズニー版の「美女と野獣」を意識したものだが、そのねらいが何なのか?ということだ。
ここからは、この映画がやりたかったと思われることを勝手に想像してみる。
主人公は子供の頃、自分よりも見知らぬ子供の命を優先して死んでしまった母親に強いトラウマを持っていた。
それは、母親に対する愛憎は、「母親の気持ちを理解したい」という思いと一体になったものだった。
映画のクライマックスで、「竜を助けたい!」と思った瞬間、母親の気持ちを完全に理解し、同時に自分のトラウマも克服する。
これがこの映画で本当にやりたかったことだとすると、脚本的にはすごく難しい。Uの世界で主人公が竜に対して向ける感情は恋心とするのが自然だが、それは見知らぬ虐待された少年に対する感情とは全然ちがう。
Uの世界における攻撃やダメージは、もしかしたらもともとの構想では、アンベールする(身バレさせる)ことだったのでは?
それなら、竜がみんなから嫌われたり、犯罪者として扱われることに納得がいく。また、実は自分を身バレさせて、虐待を明るみにしたい、という裏の意図があった、とすればますます納得がいく。
最後に、何のために「美女と野獣」のモチーフを使ったのか、という謎。
思うに、SNSの世界は、リア充アピールをして理想的な自分を演出する世界だったりする。現実と全然違うこともある。でもSNSが偽りの自分ということではなく、両方が自分である。
監督はこの映画で、SNSの世界と現実の世界の両方を生きる現代人の人間模様を描きたかったんではないか。
「美女と野獣」とは、表面的な美しさと、真の心の美しさをテーマにした話だ。「竜とそばかすの姫」においてもそれがテーマになる。
そして、「美女と野獣」ではクライマックスで野獣が真の正体である王子の姿を取り戻すのだが、「竜とそばかすの姫」では、美女が真の正体であるふつうの女子高生の姿をとりもどす。そういう裏表のストーリー構造をねらったんではないか。
毎回社会的な問題提起をする細田監督だが、この映画が成功しているかどうかはべつにして、SNSと虐待を結びつけたテーマにしたのは、さすが、と思った。
キーワードは「共感」で、これがSNSを良いものにも悪いものにもするんだろう、と思う。
評価の低さは期待の大きさの表れか
ストーリーのご都合主義な所はもはや味かな。
主軸として竜は誰か。その鑑賞者の読みを外したいが為にストーリーがイビツになってしまったように思える。
(近親者に居るのも不自然だけどさ)
サマーウォーズの監督が物語に美女と野獣をシーン割に君の名はテイストを織り混ぜたある意味豪華な作品。
不評が多いようですが、面白いですし感動的です。
細田監督の映画作品はほぼ観ていますが監督の最高傑作と思います。
もやる部分は有るにしても圧倒的多数なキャラクターの緻密な動きや映像美や音楽のエモさは素晴らしく良かったしシナリオもらしさがあります。
ベルがクジラに乗って唄っているシーンは最高でした。またIMAXで観たい。
ただラストにこの歌でしょと言うほどその歌が何かは分からなかったのは残念だし、(最初だけでも)皆で歌ってほしかった。
とても好きな作品です。
限られた上映時間の中で、
ネット社会について描かれています。
わざと否定的な意見もでるような展開も含ませたのかなと思ったりもします。
仮想空間世界では合理的でないかもだけど、人は会って理解し、助け合う事がとても大切ではないかと、この作品を観て感じました。
女性の方が多く観てたと思います。テンポも良く面白く観させていただきました。
良かった。
世の中のレビューをチラ見してから鑑賞してきました。おそらく世に沢山いると思われる「細田さんの作品は一通り見てるけど、だんだん悪くなってきているよね〜」的印象を自分も共有していて、チラ見した「やはり脚本は細田だけだった…(残念感)」とか「未来のミライよりは面白い(笑)」とかいう感想にも「やっぱりそんなもんか…」と思いながら、しかしその一方で、「面白いか面白くないか」じゃなくて「好きか嫌いか」だよねとは思い、それでも「今回が最後かもな」とか思いながら見てきた感じです(なんやねん)。これも月並みな意見として、細田さんが大変優れた演出家であることは間違いないと思っていて、例えば前出の「未来のミライ」においてももちろん演出が素晴らしい箇所はあるんだけど、でもそれが作品の核になかなかコミットしていかないなー感を個人的に残念に感じてたりしました。
と、ぐちゃぐちゃ書き出しましたが見てきた感想は「良かった!!」(シンプル)。
確かに、パンチの効いた名セリフとかは無かったけど、物語はきちんと主人公に寄り添っていて、その感情を吐露するシーンにも充分な間が取られていて、シーンとしての(演出の)説得力が主人公の成長としっかり結びついている作品だったと思います。
様々な要素が寄せ集められている感じが未消化に思えたり、説明が充分にされておらず突然で無理筋すぎる展開に感じたりすることはあるかもしれないけど、自分的には、現実で目にする事象でも寄せ集められていて、説明はもちろんなくて、それゆえに未消化で、無理筋に見えることは沢山あるので、一概にそこが問題だから「面白くない」とはならないかなあ、と思っていて。まあ「作品」として作っているんだからその辺に整合性や説得力があるのは当たり前だろ!ってこともあるかもしれませんが、そこは人それぞれで、何を期待して行ったかによるかなあと思っています。その流れで言えば、冒頭の一般論は細田さんの昔の作品にあったものを期待して行ったらなくてがっかりした、ってことなのかもしれません。でも、今回の作品では、「この路線なら」まだ「やれるじゃん」(上から)と思いましたし、それは何より主人公の描写に説得力もしくは一貫性があったからかと思います。
まああと特に今回は「歌」のおかげで…って意見ももちろん多い訳ですが、そこであれあれ?とか思ったりします。借りることのできるのは「脚本」の力だけでは無いよね、作品を引き上げるために必要なものをディレクションするのもまた「監督」の力だよね、と。またまた出しちゃいますが、「未来のミライ」では主人公の「声」を好き(許せる)かどうかが個人的に評価に大きく影響しているんじゃないかと思っていて、それはそういうディレクションをした細田さんを許せるかどうかということだと思ってました。その前の「バケモノ」でもそうでしたが、細かなディレクションが作品を損ねているなあと感じていて、おおげさに「大丈夫かいな」とか思ったりしてましたけど、今回は「大丈夫」って感じられて良かった(上から)。
「U」に繋がってるときは人はどうなっとんねん!!
とか
あの情報で現地にたどり着くわけないやろ!!
とか
外人やったらどないなっとったんや?
とか
そりゃまあ「そこが許せない」って言われたら「それはそうでしょうね」と思わなくもない、ご都合主義が過ぎると言われればそう言えなくもない点も沢山ありましたけど。
私は個人的に「今回は騙されても良いかな」「許せないって程でもないな」って感じで、どちらかって言うと「好きな」作品だったから「あり!」ってなりました。
バランスやな。
良かった良かった。
細田監督が元々嫌いな人は、まあ元から見に行かないでしょう。
細田監督は好きだけど最近のはあんまり…って人は見たら良いかもしれません(悪いかもしれませんけど)。
「細田はもうダメだな!」とか言いたい人は、まず見ないと。見てからじゃないと言ったらダメですよ!興行が成功したら残念な人になってる可能性もありますし…(いや、マジョリティが正しいわけじゃないって映画内でも言ってたからそこはいいのか…)。
同じ系列で「サマーウォーズ」があるので、敵?の設定にもやもや感があってサッパリしてない分「傑作!!」とか言いづらいってのはあるかも。でも、最近の細田作風である社会性をねじ込んで作ったにしてはよく出来てるし、何より大きな映画館で見るには良い映画かとはおもいます。重ねてになりますが、個人的には作品にそれほど違和感を感じずに細田演出を堪能できたのが良かった。
以上、とっちらかってますけど個人的感想でした!
(追加)お母さんが命がけで川に入っていくところの作画が素晴らしくて。背中がその決意を表してる!って動きになっている(気がする!<思い込みか?)。主人公が最後に見た映像でもあるから、個人的にはキーアニメーションになってる。ラストの助けに行くのは実際に行かなくてもネットで助けを呼べば良いのでは?って感想もありましたが、実際に行かないと主人公的には川に飛び込んだことにならないんだよね、って(勝手に)思ってます。
あと、⭐︎5はちょっとつけ過ぎなんだけど、「3」てこともないやろって事で、全体を押し上げる的に付けました(やってみる価値はありますぜ!!)。悪しからず。
国語力がないと全く意味の分からない作品
タイトルにもある通り国語力がある人ない人で面白さがすごく分かれる作品だと感じた。さらに後にも記述するが、現代風刺を重視している作品である。
良かったところと悪かったところとその理由を羅列する。
良かったところ
・映像美
まるで芸術作品のような映像や、歌にひきこまれる作品だった。この部分が特に海外ウケが良かったのかなと感じている。
・Uという世界観
見ている人を必ずひきこむような未だ現代科学が到達していない発展した仮想世界を作りだすのは流石の一言だった。
・共感できる現代風刺
正直現代風刺は細田監督がやることではないのではと思ってしまうがふつうの作品という目でみれば共感できる素晴らしい現代風刺になっているのではないかと感じた。
悪かったところ
・現代風刺とストーリーの両立
この二つのことを伝えるには2時間では足りなすぎた。正直無理矢理なところが多々あったように感じ、どっちつかずになっている感じが否めなかった。
・話が難しい
国語力のない人はほんとうに見ない方がいい。それか、また後にネットの考察などを見るべき。私は、このストーリーで一番伝えたかったのは(あくまでもストーリーで現代風刺は抜き)主人公の成長であると感じた。母を幼い頃になくし、その理由をずっと考え、悩み続けてきた主人公が、Uに出会い、母と同じ『見知らぬ人を助けたい』という気持ちが芽生え、助けることを通じて自己否定感や、母が亡くなった理由等をUでの体験を通して払拭していくということだと感じた。だが、これを2時間の映画から読み取るのもそう簡単ではなく、子供がみても『なにしてんの?』ってかんじになると思う。
・早すぎるストーリー展開
これも2時間に収めようとしたことで起きてしまったことだと思うがところどころつなぎが雑だったり、心情の入れ替えが早すぎたりと違和感を感じることがあった。
まだ酷評をしようと思えばできるが他の人がやっているので私はここまでにしておきたいと思う。ただ、酷評している人の中にもストーリーを読み取れていないからつまらなかったと感じている人が多々いると思われるのでそんなにあてにしない方がいい。この作品は現代風刺を描いた2時間の見るアートと思ってもらえればいいだろう。わざわざおすすめはしないが、話題性もある作品なので足を運んでみるのも悪くはないだろう。
途中退室した初の映画
おおかみ子供が割と好きだったので見に行きましたが、とにかく酷い。全く感情移入できないし展開についていけない。イライラしっぱなし。
①水難事故で母親を亡くす主人公。そのことがトラウマになり得意だった(という設定なのだろう)歌が歌えなくなるのだが…主人公が歌?作曲?が得意だった幼少期の描写が全くと言っていいほどないのでUの世界で「歌えた!」と言われても何の感動もなし。母親を亡くしたことがトラウマで歌えなくなった(歌いたくなくなった?)のに、初ログイン直後にいきなり歌い始めるし、いきなり歌えてるし。Uの世界に行くまでに現実世界で歌おうとしたシーン1回だけじゃなかった?歌えないことへの主人公の葛藤や苦悩が全く見えてこない。歌が重要なポイントなのに雑すぎないか?
②母親が亡くなった時かなりの嵐だったけど何故あんなに人が川にいて中洲に子供1人取り残されてたの?親は?主人公の父親もどこいった?母子のみで川に遊びに来ていたのであればあんな大嵐の中すがりつく幼い我が子1人残して激流の川に飛び込むなんてしないでしょう。周りも大勢人がいたんだから止めるでしょ、普通。母親が亡くなる設定が雑、無理やりすぎる。
③父親とこじれてる理由も最後までわからなかったし、ここのレビューによると仲直りするシーンも深堀されてないようだし。こじれてる設定いらなくないか?
④Uの世界に踏み出すシーン、主人公が橋の上で嘔吐したと思ったらいきなり友達から送られてきたUの世界に飛び出す場面に飛ぶし(しかも嘔吐したあと口元汚れたまま帰宅後ネット直行?)。嘔吐シーンなんの意味があったの?吐くとき川を覗き込んだからてっきり川から竜でも出てくるのかと思いきや…。母が亡くなるシーンに通学路に、何度も川のシーン出てくる割には最後まで特に深い意味なかったようで…。
⑤主人公、自己否定満載でつるんでる友達は1人だけ、気にかけてくれる好意を寄せてる幼馴染みにもこじらせ中、文化祭も他人事で冷ややか、クラスのカラオケで歌を強要されただけで発狂?するようなキャラなのに、生徒(女子のみ?)みんなが参加してるSNSに登録なんてする?ネットに強い友人が無理矢理登録させるシーンがあったならわかるが。いきなりSNS登録してる設定だし、いきなり炎上してる張本人になってるし、その原因になった幼なじみから手を握られるシーンからタイムラグがありすぎだし、炎上の規模の割には主人公が「私が彼と何かあるわけない!」って一言否定しただけで秒でおさまってるし。何を伝えたかったの?
⑥Uの世界のベル、自分の本当の姿を具現化したはずなのに、クラスメートの人気者に似てる(似せてる?)そばかすの美女ってのもよくわからない。
⑦美女と野獣パクリすぎで白ける。竜が竜に見えないし、追われてた理由も謎だし、AIを巻き込んで隠された場所に大層な城を構えてたのも謎だし。出ていけの一点張りから急展開で心開いてるし。ハグやダンスまでした竜(竜には見えんが)も、イケメン幼馴染みか父親かと思いきや終盤に出てくるちらっと映っただけのどこの誰かもわからない子供だったし。現実世界で幼なじみが言った「言えなかった、本当は…」という意味深なセリフを竜も言ってたから幼なじみが竜かと思いきや…。隠し扉構えて城を持ってるスキルからして、実は親友が竜でした!の方がまだ納得がいった気がする。
⑧Uの世界で歌ったとき、うるさいやら消えろやら否定的な反応しかなかったのに、翌朝?急に芸能人顔負けのフォロワー数の人気者になってたのも意味不明。イケメンの幼なじみに手を握られただけで学校のSNS?で芸能人ばりに炎上してたのも意味不明。しかもそれほどに炎上する割にはイケメン幼なじみの周りに取り巻きがいないのも謎。あんなに炎上するなら帰り道なんてファンクラブが取り囲んでるでしょ…。なんでいつも一人かカミシンと帰ってるの?
⑨Uの世界は自分でログアウトできないの?バーチャルの世界で攻撃されたならログアウトすれば良いだけでは?追い出されてもキャラ作り直してまたログインすれば良いだけでは?現実世界にUの世界がどう影響するのか全然わからなかったから、バーチャルの世界の竜を助けに主人公やら合唱団のおばちゃんたちが集合する意味がわからなかった。あと、ログインしたまま現実世界でも意識保てるの?最後ログインした状態で学校まで走ってたけど。PTAのおばちゃんたちがすずがベルっていうのを知ってた設定もいきなりすぎる。
歌と映像は良いけど、普通のセリフの棒読みが酷いし、キャラが走ったり焦ったりするときの息切れやらもオーバーすぎてうるさい。駅でのるかちゃんとカミシンのよくわからない青春シーンも無駄に長くてくどい。竜の正体の子供、「助ける助ける助ける」って連呼しすぎ。うるさい。ここでイライラの限界が来て退室しました。音がくどすぎて寝られもしない。
Uの世界、現実世界、キャラ設定の全てがその場その場のご都合主義で一体感ゼロ。いらないキャラ、いらないシーン多すぎ。キャラに喋らせすぎ。必要なシーンに説明たりなさすぎ。ここまでイライラする映画は初めてでした。最後まで見てられなかった。テレビでやっても見ないかな。
●追記
低評価をつけたレビューにいちいちつっかかっている奴がいるが、どんな感想を持とうが人それぞれ。私が合わなかったというだけで面白かったと言う人ももちろんいるだろう。高評価をつけてる人を見下すような意見も、低評価をつけてる人につっかかる意見もどちらも見苦しい。
他人に自分の感性を押し付けるな。
酷評されるほど悪くはない
レビューを読んでいるとけっこう辛辣なものが多いけど、そこまで悪い内容ではない。むしろ、いい作品だと思った。
飼い犬の前足が片方なかったり、欠けたマグカップを使っていたことについて、説明がないって怒っている人もいたけれど、それは自分が勝手に話の伏線だと思ったものが回収されなかったという消化不良なだけだと感じた。実世界だって気になっても直接面と向かって相手に尋ねないこともたくさんある。
アニメ作品を見る目が肥えすぎた人たちが、細田作品にすごく多くのものを求めすぎて、期待値との乖離を嘆いているようにも見える。
この評価を見て、見るのをやめるのはやめよう
おもろいっちゃぁおもろい!
歌!これに尽きる。鳥肌もたった。
脚本!悪くねぇ、だがクエッションが多すぎる!
これって読解力がないだけなのかなぁってずっと考えとったわ!!!
母の死がトラウマで歌えない。うん。
仮想空間なら歌える。うん?
なんで?ゲロ吐かんからか!!
そばかすが母の死をどれくらいひきづってるのかがいまいちわかんない。
暗いのは元から?母の死?
父にそっけないのは?反抗期?母の死?
そもそもUのシステムもいまいちわからん。ゲーム?サービス?Twitterの延長?どのくらい社会に溶け込んでるのか、すごいんだろうけど具体的にわからん。たとえばそばかすが歌ってる時って現実ではそばかすはどうなってるの?寝てんの?
まず竜、と、U、が似てるねん。
りゅーはゆーに現れたなになにで、とか。
ごちゃる。
竜の正体!!これはねー。誰だ?っていう謎を明確に提示されたもんですから。テンプレ幼なじみ?カヌー?父さん?まさか学校マドンナ女とのジェンダー展開?
正解はー、一瞬映った少年でしたー!!!
誰やねん!!!!!!!!
別にミステリーじゃないからいいんですけどね。実際予想外だったし。
あとテンプレそばかす幼なじみはなんで主人公のこと好きなの?そばかす母が助けた少年?って出できた?片足の犬は意味ある?欠けたコップは?幼なじみがベルだと気づいた理由は?竜の城っていうけど作れんの?マイクラかな?竜ってそもそもそんな悪いことしたか?なんで凍結できんの?竜弟が喋れないのってなんで?どこがサマーウォーズの続きやねん!オラァ!!もう一つの夏の冒険?ほぼバーチャルやんけ!!!夏っぽさゼロやねん!!!!
この世の全てのわからないは
当人の読解力不足で説明がつく。 ヤモリ
はっ!そうじゃないか。細田守のような人が
この疑問に対して、あー、忘れてた、とか考えてなかった。
なんて言わない筈だ。ということでパンフレットを買いに行かなくては。こっこれは!(ステマ)
まあ、どうせ意味は全部あるんでしょうけど
一回じゃわからんかったよ。かと言って2回目は、、、。
褒めるぜ!
まず細田守の描く「高校生」が良い!!!
実際の等身大の高校生を描こうとしたら、多分地味。
だけど皆んなが思うキラキラした青春を纏ったイメージをそのまま擬人化したような架空の「高校生」がすげぇいい。
テンプレ幼なじみが出できた時も、はぁ、テンプレキングダムかよ、って思ったけど、普通にそれが面白くて自分の浅さに辟易したから細田守がすごいって言ってなんとかカバーしてる。
あと歌ぁ!
良い。うめぇ。クジラ乗って歌歌って花びら舞って、こんなシーンある?えぐいてぇ!
これは深読みだけど、父について。
おそらく竜も母を亡くしている?からそばかすと同じ境遇ではあるのだけど違うのは父。
父そばかすは、優しいジープ乗り。そばかすを気にかけながら、あくまで見守っている。竜父は極悪非道、殴り、蹴りの罵詈雑言浴びせるマン。だがしかし、二人とも妻を、最愛の人を亡くしているのだ。そう考えると、そのことをどう捉えているのかがよくわかるンゴ。
竜父はそれが原因でああなっているんだろう。
対し、そば父は乗り越えておるのだ。そして進み、娘を育てている。しかし、そばかすはまだトラウマの最中。そんな娘を見て、諭したりはしない。あくまで待っている。最後、駅で娘の帰りを待っていたように、自分自身で乗り越えるのを待っているんやぁ!!暑い男やでぇ。(たぶん)
この作品はなんなのか。
主人公は物語を通してなにが変わったのか。
こうやって映画を捉えがちだけど
細田守作品はあんまりこれに当てはまらない気がする。
主人公がぶつかる壁、頑張る主人公、周りは見守り、少しだけ背中をおす。そして主人公はよろしくお願いしますをする。
嫌いじゃねぇぜ!むしろ好き❤️
まあ、とにかく。駄作は言い過ぎちゃう?
エンディングで駄作やって思ったけどさ、
脚本が薄かったら、考察すればいいじゃない?
次回作、期待してます。細田守監督(クジラ科)
バッドエンド…?
思ったことは皆さんがおっしゃるように映像、音の迫力と共に始まりワクワクが止まらなかったが、起承転結が微妙?特にオチが腑に落ちなかった。
ツッコミどころも多数。
ただみなさんと違う意見としては、この作品最後バッドエンド何じゃないかと思ってます。
理由は以下の通り
・虐待を受けていた少年たちも保護されたか不明。
・竜の誤解?はUのプレイヤーには知られず。
・鈴は全世界に顔を晒してしまったことで、今後生活に支障をきたす可能性が高い。
・しのぶくんと鈴が付き合う流れから、再び学校で炎上する可能性が高い。
また、描写としてもこれまでの細田作品は最後晴れといった希望を表現していたが、今作では逆に夕暮れという夜(闇)に突入するという描写であったのではないかと考察します。
長編MVです。頭を使って見てはいけません。
音楽と映像は最高です。
是非、映画館でご視聴ください。
脚本は最低です。
最初から最後まで、全く意味不明です。
感情移入もほとんどできません。
足と腕を組んで脚本の粗さに苦笑していると、楽曲と映像美に圧倒されて鳥肌が立つ。そういった視聴感です。
ただ、意味がわからなくたっていいじゃないですか。ロジックキメキメの推理モノでもないわけですから、思考停止で作品の美しさを楽しみましょう。
この作品について脚本の観点で酷評される方について大いに理解できますが、私は改めて見たいと思いましたし、サントラも欲しくなりました。すっかりファンです。
うーん……
「おー!!おー、おー……、んー? んー……、あーあーあー……おー!! これこれ! あー、あ? おーーー!!! しくしく え? ん? え? は?、んー…… うん。」
本作を見た日ならわかると思います。こんな感じでした。
細田守の特徴として、二つの世界感を並列して描写しその2つがリアルタイムもしくはドキュメンタリックに一方がもう一方を肯定・鼓舞するストーリーというものがあげられると思います。
その2つの世界観のどちらかもしくは両方のデフォルメ(おとぎ話化と言ってもいいのかも知れません)の程度によって賛否を巻き起こしているイメージです。
今回の作品もそれに漏れず、「U」という近未来のネット世界と若い時に母を亡くした少女の日常が並列に語られます。
まず特筆すべきは「U」という世界のヴィジュアル的な作り込み。代表作のサマーウォーズやバケモノの子でもそうですが、1目みてワクワクするような世界のヴィジュアルは見事。
キャストもよく、主人公スズを演じる中村佳穂とその友達ヒロを演じる幾田りらの好演は素晴らしかったです。特に中村佳穂さんの歌声はそれ1本でこの物語を飲み込んでしまいかねないほどのパワーを持っていました。
ただ、肝心のストーリーに関しては「うーん」な出来でした。
細田守がその部分に興味が無いのか、仮想世界「U」の現実世界との関係性やその立ち位置の描写が浅いため、
「U」が現実世界に影響を与える説得力が弱くなってしまっていました。
「U」の描写がぶつ切りでドキュメンタリー感も薄いため、スズの成長も飛び飛びになっているような感じがしました。困難解決のための山場と、実際に解決する瞬間に結構な間があるのもその原因でしょう。
そもそも主人公であるスズが持っていた問題とこの作品のストーリが表現したい問題があまり噛み合ってないので、物語的な問題が解決してもトータルした作品とした着地点が伝わりずらいというのもあります。
つまり、冒頭でも言った二つの世界間の描写がが噛み合っていないのです。
それに伴った物語的な決着でも同じです。
正直ガッカリでした……
そして自分がいちばん許せなかったこと。
それは終盤のスズがDVをする父親に立ち向かうあのシーンでスズのそばかすを分かり辛いないように描いていたことです。
あそこはそのままのスズでたっていて欲しかった。
物語後半のカミシンとルカの会話シーンみたいなのをずっと見ていたかった……
歌ありきで作られた映画
正直、スタートがサマーウォーズと被り過ぎていて、不安になりながら観ていた。
所々、そういう場面があるので、それがチラついたので、星半分減となったが、それでも高評価を付けたのは、アニメではあり得ない、歌主体のクライマックスのシーンを入れた所。
無意識にスタンディングオベーションをしそうになる程で、この素晴らしい歌があるからこそ作れたシーンだと思う。
監督としては、これはかなり勇気がいったのではと推察する。
2回目観るときはきっと、サマーウォーズのチラつきはスルーされるので、もっと純粋に映画を楽しめると思うので、DVD化が楽しみである。
楽しみにしていたのにがっかり
ストーリーが雑
竜=しのぶくんで良かったのでは?子どもを助けに行くのに、周りの大人は一緒に行かないのか?女の子1人で行かせるの?そして、女の子1人にビビる虐待父?
すずが飼っている犬が片足ない。説明なし。
場面がプツプツ変わりすぎ。
歌と映像は良かっただけに、残念です。
毎回細田監督の映画は楽しみにしていたのに。
サマーウォーズのオズの世界と現実世界との見せ方の方が好きだったな...
全618件中、501~520件目を表示