竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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声優さん使ってよ。(/ _ ; )の既視感
感想は、人それぞれ。「星」の数もそれぞれ。制作側もそう思うから、こうしたレビュー記事をエゴサしても、そう重要視されてないのかもしれない。
確かに、歌唱や映像の美しさは、いい。
1)でも、「感動した!」と言われる方もおられるけど、虐待に対する解決に高校生一人で行かせるシナリオには、やはり賛成できない。しかも、顔に怪我をさせられてるのに、「カツオのタタキ食べよう」なんて言う親は私の知る限り、皆無。「困難に1人でも立ち向かった母親の気持ちを理解したから同じようにヒロインも1人で行く」??予想通り、「周りの大人はどうしていかない?」「何してんだ?」って反応、レビューが多いじゃないですか。。シナリオ作成時に予想できない?のが不可思議。予想しててもそれを「強行突破」しようとしてるなら、虐待の現実をもっと見つめられてから作品化してほしかったな、と。サマーウォーズは、イカ釣り漁船やミリ波の自衛隊所有車など持ってきて、画面のこちら側で「そ、それは無かろう!!」とツッコミ入れながらも、問題解決に大人が関わる場面があるから応援できた。観た子どもが「大人の良さ(醜さもあるが)を知る」ところからどんどん離れていく感じがする。で、マイナス2
2〕そして、刺身のツマのような「声優」さんの使い方をするアニメ映画の増えたこと増えたこと。俳優や芸人さんの方が、気を引くからでしょう。でも、なぜ、400億の漢、煉獄さんが「誰も死なせない!」と言うところで、何回観ても涙が出るのか、それは日野さんの血の滲むような努力の積み重ねの演技力が「絵」にハマってるから。オーディションしてるとは思う。でも、なんか「イエスマン」にスタッフさん、なってない?「本当にこの俳優•芸人さんを充てるんですか?」とかいうオファー決定会議になってる?声優さん以外を起用するなら、神木隆之介さんみたいに、何回も『声優として声を充ててください』みたいに、依頼が来る俳優・芸人さんを選んでほしい。最近の「アニメ大作」に起用された俳優さんで、その後2つ3つと声の依頼が来てる人は何人居るのか?台詞の場面で「はあぁぁ…」と思う既視感が繰り返されることに疲れました。島本須美さん(母)、あれだけ??歌役と台詞役をマク○スのように分けるとか、いろいろ考えてほしい。で、マイナス2
ま、歌をサブスクでポチしちゃったから、プラス0.5。
それでも、次回作があると、観に行くんだろうな…。
脚本が致命的にど下手 本筋を外してもったいない作品
やはり先人たちの亡霊に取り付かれているんですね。まだ死んでいないので生霊ですけど。
宮崎駿監督は天才ですよ。追いかけなくていいんですよ。結局天才は後継者つくれなくて失敗してるんだからね。
新海誠監督の強みが、独特の風景心眼美なら細田守監督は演出力なんですよ。
我々は完璧な監督は求めていなくて、完璧に近い作品は求めますけどお二人に言えるのはいい加減脚本家に協力を求めなさいということです。
最低限の満足度セーフティーネットとして音楽を設けていて、音楽家に協力を求めているのに不思議ですわ。
本作の一番のアイデアは、『U』の世界ではアバターは「As」(アズ=Autonomous self/自律的自己)と呼ばれ、ただの仮面ではない点です。本心を引き出され、才能に基づいて自動で行動する自己。勇敢で、美しく、優しい「As」とボディシェアリングすることで、人格が「As」に引っ張られて、鈴はSF的なアバター療法で元気を取り戻していく過程を描いているのは良かった。
ポイントは「As」のベルと現実の鈴では好きな人が違うという点が画期的だと思った。
「ジョジョの奇妙な冒険」を知っている人には、分かりやすく半自律型のスタンドだ。身体感覚は共有しているが、心の動きが本体と違う。
つまり、夏の映画として「わたし」が「ワタシ」に会いにいく青春映画だった。この感覚分かる人には大林宣彦監督の「転校生」を思い出す人がいるはず。
細田守監督は大林宣彦監督の「時をかける少女」からの恩を忘れてしまったんですね。「時をかける少女」のその後を描いて一山当てたのにね。
だから、「竜」はさほどいらなかった。正体を知る必要もないわけです。DVの親なんて社会問題で、個人の少女に解決できるわけがないんですよ。
ただ、ベルが竜のこと好きでありさえすれば良かった。母親を亡くす必要もなかった。
母親亡くさなくても陰キャラはスクールカーストで陰キャラになっちゃうんだから。
本筋は変身魔法少女ものだったのに、幼馴染に正体を知られたくないと葛藤を描けばよかった。
自分の「As」が竜のこと好きでどうしてだろうと悩むとか、細田守監督はキャラクターの内面を描くのが下手なんですよね。
作品の核となるイメージボードとしては竜×ベルではなくて、鈴×ベルが正解だと思いますよ。直観が良くて気が付いている人は「pixiv」に上げている人たちですけど。
ベルは鈴より半歩前を歩いている「もうひとりの私」でやはり最後は「サヨナラ、あたし!」で夏の映画つくれる。
こんだけいい材料揃えているのに料理できないなんて残念で仕方がない。やっぱり脚本がど下手なんですよね。
プロデューサーの責任大
ひどい脚本💦
描きたいカット、演技、シーン、シチュエーションを並べているだけで、
繋がり、掘り下げ、盛り上がりが薄い。
一つ一つのエピソードに説得力が無い。
登場人物達も表面的にしか描かれていない。
ちゃんとしたライターを立てないプロデューサーの責任が大きいと思います。
CGはかなり頑張っていた🎵
音楽も良いです🎵
Uについて疑問点多数(求む考察コメント)
唄自体はさすが上手い。ライブシーンは鳥肌ものだった。
でもそれ以外は全体的に中途半端でご都合展開ばかりだなと。
後半のライブシーンでも、運営からしたら光の玉が各アバターから出てきてアンヴェイルを修復なんて想定外のバグ現象だろうに
ご都合展開としかいいようがないな。
Uの世界についても疑問だらけで設定がかなり甘そう。
まず全世界50億(小さな子供も多数)登録しているUの世界に、主人公は高校生になるまで登録しなかったのは何故だろう。
それまでも誘いなりあっただろうにあのタイミングで初めて登録する動機が弱いなぁ。
そしてボディシェアリングシステムでのアバター自動作成の割にはモブキャラにヒト型以外のアバター多すぎ。
それに特に何をするでもなく漂ってたモブキャラたちは何が目的でログインしてたんだろ?
ボディシェアリングシステムで言えばもう一つ疑問が。
アバターと視覚を含む五感をシェアするので、こちらで言うところのVRゴーグル以上の没入感や疑似体験感がコンセプトのUでは、
リアル世界と平行でUの世界を両方認識して動くは無理なはず。
Uの世界にいる時、現実の肉体は意識を失って寝ているみたいになってないと。
だから意識はUの世界にあるのに廃校まで走るのは無理でしょ。
それともOZの世界のように意識は飛ばさずに画面見ながら操作出来るのだろうか。
そうなるとUの良さが半減以下だけど。
またログインログアウトについても設定が甘そう。ジャスティス軍団に拉致される時、単純にログアウトすれば良かったんじゃね?
逆にログアウトしてもUの世界に意識のないアバターが残ってるとしたら怖すぎるw
そもそも運営非公認の単なる自警団リーダーに過ぎないジャスティンがアンヴェイル銃を持っているのは何故??
Uの根幹に近いところのシステムクラッシュアイテムを一個人が持つ事に対して他の参加者が認めている事にすごい違和感を覚える。
根本的な部分で言えば、生体情報とリンクしてアカウントが一つしか持てずサブアカとか持てない状態だと
現実世界同様にUの世界でもU独自の仲間やコミュニティーが出来てその中で人間関係が発生してくる訳で
そうなるとU内での立場とかを気にしてしまい
脚本にあるような匿名性によって肥大化した暴力的言動は出にくいと想像するのだけどどうだろうか。
今、現実にあるネット独自のマイナス面をそのまま持っていった感が強いと思われ。
全体を通して、Uについて設定が甘く脚本的にはボディシェアリングシステムがなくサブアカ持てたりするOZの方がしっくりくるような気がしました
いやいやそれ危険だよ
監督にとってネットは悪意の塊であるのはよくわかった。
沢山の吹き出しを大衆の意見として画面いっぱいに出したりするのは昔の邦画やアニメで事件が起きるとニコニコのコメントが流れるみたいなチープな演出が随所に展開する。
最後のシーンでなんで主人公が実際に子どもの家に行ったのか理由がわからない。
多摩川駅からなんとなく歩くと、なんとなく兄弟とお父さんが道に出てきてしまう笑。なんで良いタイミングで外に出できたの?
携帯の地図とかもみないで?場所そこまでわからんやろ。
東京も広いからあのヒントだけでは探せないから。
雨演出もチープ。
とりあえず雨の中あるかそう感で合理的な理由がない。
高知から東京まで交通の時差があるので、今行かなきゃ兄弟の命が危ないみたいな設定でなければ行く意味があるのか?
マジレスすると本当に女子高生が1人で暴力親父宅に訪問したら殴られて吹っ飛ばされて女子高生終了だろうな、、、。
雨と雪の時もそうなんだけど、警察や児相は無能な集団で女の子が危険だけど怪我をしても悪に立ち向かうのが監督的には正解らしい。
自分が親ならこれは危険な行為だと教える必要がある。
感情的で危険な行動を大人が誰も咎めないのに不自然すぎる。
せめて彼氏も止めろよ。
最後、ただいまじゃねーよ。お父さんなぜ怒らないのか。
娘にこれ以上嫌われたくないのか。
それ解決してないから。
この監督の子どもは正しくて大人は汚い。
田舎はコミニュケーションフルで楽しくて都会は冷たいなど、コントラストにしたいのはわかるけど、偏りが酷いよ。
しかも主張が浅はかで設定に真実味がないから、総合的に見た時に全てとっ散らかってしまう。
うーん、、、
内容は美女と野獣を日本のアニメ風、少女漫画風にしたもの。
なんというか、一番自分的に盛り上がったのは最初の10分20分くらい。あとはずっと脳内で??が浮かび、突っ込みばっかりしていた気がする。
私の理解力が弱いのかな、、
・すずのアバター(呼び方忘れた)の姿はなぜ?そばかすはいいとしてそれ以外が美形になった理由がわからない。これも鬱屈している分が変換に乗っかってパワーアップしたから?(歌声と同じ理由?)
・なぜベルだけが龍の城に呼ばれたのか?
・なぜ龍はAIに守られてる?
・龍が他のアバターを攻撃してる理由?(誰も助けてくれないから?)
・多分あのヒーロー(名前わからない)は虐待されてた子のお父さんかなと思うが、創設者しか使えないチートアイテムを持ててたのか?(スポンサーの力?)
・なぜすずの正体がバレてたのか?(ただこれは、幼少期を知ってるから分かったと言われればそこまでなんだけど)
ただ意外と簡単にトラウマ克服したんだなっていう気もするしなんかもやもや。
・U内でヒーロー達に龍やベルが詰められるシーンが何度もあったが、逃げるには現実であのイヤホンデバイスを外せばいいんじゃ?
(ログアウト後がどうなってるかの描写ないから分からないけど)
・虐待児はなんでパソコンでライブ配信してたのか、度々ライブ出てたしそれこそ父親もっと前から気づくでしょ、、
・虐待児の元になんで一人で向かわせたのか?もう終盤ずっと???だった。
・しかも建物目星付いてるのかと思いきや探し回るんだ、、
・虐待父弱すぎ。(仮にあのヒーローの中の人だったとして、ベルを思い出して後ずさったにしても、雑すぎじゃないか、、?)
・まもる君が鬼畜。(顔出し強要)
・すずは陰キャキャラ設定だけど、何もせずにまもる君に守られてるし、普通に色んな人と会話できるし、歌を堂々と歌える、龍やヒーローと対等に話せる。全然陰キャじゃないよね?
うーん、未来のミライでポカーンってなったのの再来ですかね、、
映像はきれいだし、ベルかわいいし、歌声すごいから星付けたけど、話が共感できなかった。(仮面かぶるなって話?そしたらもう一人の歌姫のスー?の存在も否定されない?)
うーん、、、
冒頭の5分
…は素晴らしかった。
ベルの歌唱シーン。現実とは離れたUの世界、楽曲と映像美の迫力に引き込まれたけれど、ストーリー構成としては展開が早く、全体的にぼんやりしている印象。違和感が残り、共感できるポイントが分からないまま終わった。
主人公と幼馴染、クラスメイトの恋愛に関しては内容と結びつかないし、いつの間にかベルの正体が知られている。父親との関係性もあっさり解消され、東京に住む兄弟の居場所も簡単に特定できてしまう。詰め込んだ描写を少し削るなり、ストーリーをもっと掘り下げてほしかった。
仮想空間の音楽と映像に全振りしているイメージ。
ベルのキャラデザはとても良かった。
びっくり
映像が綺麗でした。
内容に関して、有名になった細田監督だから面白い!とは言いたくないので正直なところ…
恋愛なのか友情なのか歌なのか知らない人にも手を差し伸べる大切さなのか。わからなかった…。伏線なのかな?と思うところがいくつかあったけど、全てモヤモヤしたまま。CMで流れる歌についてはスタートに一度流れて終わりだったのが個人的にもう一回歌って欲しかったなって思いました。
雑すぎるストーリーと人物造形
細田守監督の作品を見るのは6作目ですが、こんなにひどいと思ったのは初めてです。
オマージュではなくサマーウォーズの焼き直し+美女と野獣のパクりというのが、見ている最中に思った初めの感想です。
見終わって、何がこんなにも苛々するのか考えた結果、一番腹立たしいのは人物造形の雑さだと気づきました。
主人公の周りに「いい人そう」な人たちが出てきますが、最後まで彼らの作中での役割が見えません。結局、彼らは口だけで何の行動もしません。
正義を振りかざす「悪そう」な人たちが出てきますが、彼らの目的や意図は最後まで表面的でただの悪役以上のなにものでもありません。
「虐待していそう」な父親と「傷ついていそう」な少年が出てきますが、虐待の実態とも言えるシーンはたった一度の怒鳴り声だけ。
因みに、虐待されているはずの少年はインターネットに繋がるPCを与えられ、システム構築のノウハウを何故か持っており、ネットの世界で大暴れしています。そして、ネットで大暴れする行為が何かを守るためらしいのですが、結局最後まで何のために暴れていたのか分かりません。父親に傷つけられるカタルシスで暴れて他のユーザーのシステムを壊していたなら迷惑な話です。というか、それ父親と同じです。
そして、それだけの能力がある赤の他人の少年(中学生くらい)を女子高生の主人公が一人で、虐待していそうな父親から守るために助けに行きます。周りの大人は事情を知っているのに、一つも手助けしません。
やさしそうな人たちがいるのは高知の片田舎で、虐待していそうな父親と、その子供がいるのは東京です。何、その先入観!
そして、はるばる東京に来た主人公は、奇跡的に、その傷ついていそうな少年と会います。そして虐待父親の前に立ちはだかるのですが……、少年と大きさ変わらない少女が、がたいのいい成人男性の前に立ちはだかって何ができたのでしょうか。
そして次のシーンで主人公は地元に帰ってきています。少年がどうなったか(児童相談所に連れていけたかなど)全く分かりません。というか、少年は確実に自分で児童相談所に行く能力を持っていました。
何が苛立たしいかといえば、たった数言で「こういう人間だ」と作り手が断定して、受け手に押し付けるやり方です。それ、映画の中で「断面だけを見て批判だけする傍観群衆」として描かれている人々と同じじゃんって心底思いました。
表面性を打ち破った先に「作品」があるのではないでしょうか。
母親が死んでから面と向かって話せなくなってしまった自分の父親を主人公はどう思っているのか?
主人公が本当に越えられていないものとは何なのか?
塞ぎ込む娘を父親はどう思っているのか?
妻をなくしたことをどう受け止めているのか?
幼なじみは主人公を何故、気にかけ続けるのか?
クラスの仲良しな少女は、何故、世の中を斜に見ているのか?
合唱団のおばさんたちは主人公の何を、何故見守っているのか?
こんな問いはほんの一部でしかありません。
「母親が死んだから」そんな一言で片付けず、きちんと描いてほしかったです。作者が100考えてようやく1か2伝わるのが作品だと思います。作者が練れていない人物が受け手に伝わるはずはありません。
表面性を保って安全なエンターテイメントを作りたいなら、ディズニーぐらい子供を楽しませるプライドとポリシーを持って勧善懲悪にすればいいと思います。中途半端に問題意識持って、一見深そうな作品っぽくして、掘り下げもしないで逆にステレオタイプな人間を描いてしまうなんて、勧善懲悪以上に危険な害悪だと思いました。
ストーリーの雑さで言えば、主人公の通う学校の描写が数分間出てきます。そして、陰キャの主人公が「イケメンの幼なじみ」に手を掴まれている瞬間を見られて、クラスLINEが大炎上していじめられかけます、が、「勘違いだよ」と訂正することで、事なきをえます。その後、クラスのことは一つも出てきません。そのシーンこの映画に必要だった? と本気で謎に思えます。そういうシーンがたくさんあって、結局何が描きたかったのか……。
激似のサマーウォーズの方は、ちゃんと一人一人の個性と役割がありました。端役の一人一人にまで血が通っていました。
暴走AIを作り出してしまった無責任なエンジニアにも無責任になってしまった「背景」が見えました。
サマーウォーズを見た人にしか分からない表現になってしまいますが「満開の朝顔が咲き乱れる小道を、祖母に手を引きずられるように歩いていく少年の姿」だけで、エンジニアの彼の痛みも、悔しさも、理不尽も感じさせてしまう、描写、造形の繊細さがあの映画にはありました。そうやって一人一人をきちんと描いたからこそ、人間の「あたたかさ」が伝わってくるというのに、そういうものを疎かにして「これが優しさだ!」「これがあたたかさだ!」と押し付けられても「そうですか」としか、私には思えませんでした。
伝えたいことが「分かる」のと「伝わる」のは全然違うと思うのです。
これでサマーウォーズより6分も長い!
お金をかけて、キレイな画像を作って、キレイな歌を入れて、これはPVじゃなくて映画でしょうが、と言いたくなる作品でした。
途中から分析しながら
映画館で流れる程度の予告だけ確認し、まともにストーリーも確認せずに視聴。アニメ好きだし細田作品はまあまあ好きなので、期待はあった。
観ながら、私が成長しただけか?と思いはじめた。細田作品てこんなつまんなかったっけ?数年前のバケモノの子を映画館で見たっきりの細田作品。あの時はとても感動した。(現在高3)
今回。まず、声優がひどい。主人公、歌は惹かれるものがあるが、普通の演技がひどい。え?とかうわぁ!とか、感動詞が多い役だったのが災いして、実力と技術がないと難しい役だったのだと思う。演技がワンパターンすぎ。すぐに主人公に飽きてしまった。感情移入もできるはずなく、言動もイマイチ不愉快で、最後まで主人公を好きになれなかった。
本業の声優以外がアニメでキャストを務めることには私は否定的ではない。最近見た中では、ジョゼも主役二人は俳優だったが、本当に上手ですんなり作品に入り込めた。
ほかのキャストも、本業声優と俳優の差が歴然すぎて違和感がすごかった。名前は忘れたが正義の味方気取りのヒーローマンは、感情が豊かで、あぁ絶対本業だろうなと思っていたらやっぱり森川さんだった。さすがです。ツダケンさんも。宮w野w真w守も。
実力派声優揃いのアニメで耳が肥えたのか、俳優がやっていた役は総じて棒読みで、それも作品に入り込めない要因だった。ざんねん。せめて主人公は声優さんにしよ。
唯一俳優で良かったのは染谷将太。ずっと本業さんかと思ってた。素晴らしい。バケモノの子も彼の演技が良かったから面白かったのかも。りらちゃんも可愛かったです。
次にストーリー。半分過ぎたあたりから、こりゃダメだと思って自分の好みにリメイクしていました。暇人!
他の方も仰っている通り、ツッコミ所が多い。
Uの設定がすごくいいだけに、全然生かされてない気がした。Uの非現実感と田舎の夏を、CG作画とアナログ?作画で対比しているのはよかったけど、行き来が激しすぎてストーリーが中途半端になった感。
キャラも要素も多すぎて、回収しきれてない。母が自分を取り残して死んだ葛藤、離れた父との距離(なんであんな優しい父ちゃん拒むんかわからんかったが)、ベルと現実の自分との乖離、幼馴染への恋心(これ要ったか?)、竜の存在。
竜が出てきた時点でなんか、お腹いっぱいでした。竜出てきて、あぁ、そういやタイトルにおったわ……って疲れた。
ここからあくまで私の好みの話なので、ふーんって読み流してほしい。
まず、要素を極限まで削る。あんなにキャラいらない。魅力的なキャラたちでストーリーが生きる手法はサマーウォーズで十分。
タイトルに沿うなら、竜との特殊な絆の紡がれ方を繊細に描いて欲しい。本編では竜との距離の近づけ方が急すぎて、「あなたを助けたいの!」とか急に言い出す主人公がウザくてたまらんかったし、ディズニー臭がすごかった。それにすぐ絆される竜もワケワカメ。
せっかく映像も音楽も美しいのに、紆余曲折が雑すぎるから全然感情移入できなかった。
歌も多すぎ。歌に比重寄せすぎたのか?歌がテーマなのはわかるけど、あんなに頻繁に歌ってたらレア感がないし、ここぞ!というときだけ歌って欲しかった。おかげでラストのアンベールされて歌うシーンは頬杖ついて見てたわ。
竜の正体も序盤でわかったし、種明かしされていきなり虐待。!?あ、そうですか……みたいな。ここだけ子供向けではないのね。
そこから場所特定するのがご都合すぎるし、主人公が一人だけ高知からはるばる東京まで出向いて?女子高生ひとりが生身で何ができるんですか……現実じゃできないことを可能にする仮想世界、がテーマなんでしょ?そのテーマ自体も不完全燃焼な感じがしたし。
結局、竜の少年を抱きしめて終わり。良かったねと言えばいいのか。
とにかく、私好みではありませんでした!もちろんこれを絶賛する方も多いと思います。
ただ偏屈な私には退屈でした。一個前に見た映画がシンエヴァだったので余計、比べて見てしまいましたね。あれは一番基準にしちゃいけない映画なのに、、
まぁ、受験勉強の息抜きとしては悪くないかなという感じです。映画代も溜まりまくったdポイントを当てたので損した感じもないし。
歌は素晴らしいが全体的に独りよがり
幼い頃に母親を亡くし歌うことができなくなった少女すずが仮想世界Uのベルとして歌姫になり、凶暴な怪物として知られる竜と出会い……という話を美女と野獣をモチーフにミュージカル調の演出で描いた作品。
なのだが、表題にもある通り本編を彩る音楽は素晴らしいものの、肝心のその本編(脚本)は人物の感情の導線が雑で、感情移入が難しい。ただでさえ主人公すずの時点で少々煩雑な人物設定であり、ここに仮想世界などさらに煩雑な設定が加わるというのに、本編ではミュージカルをやっているため、正直歌うよりも先に説明することがあるだろう、と思わずにいられない。
登場人物たちの感情の導線や変化、交流、とくにベルと竜の関係性に関してすら互いの感情の変化やそのきっかけすらなく歌と映像で強引に演出しようとしているため、本来それらが結実してカタルシスとなるべきストーリーの後半にゆくにつれて登場人物たちと見ている側との感情のギャップがひどくなっていく。有り体に言えば「いや君たちいつそんなに仲良くなったの?」的な気持ちが常にどこかに残る。
そういう意味で、監督の独りよがりをひどく感じてしまう作品だった。
また仮想世界Uについても違和感を覚える点が多い。
私は本編の設定など予習はせずとくに情報を持たない状態で観たのだが、その状態だと仮想世界Uは非常にふんわりした世界という印象を抱く。Uという世界の描写は基本的に無数のアバターが仮想世界を飛んでいるところにベルがストリートライブをしているというのが大半なので、この世界においてUとはどういう役割を持った世界なのかがよく見えてこない。
サマーウォーズのOZではまず主人公らがプログラム関連のバイトをしていたり、各種公共料金やインフラの管理一本化などの利便性、またそれこそ現代におけるSNS、動画配信サイトなどの役割を一手に引き受けた世界として分かりやすく、そこが壊されることでの現実世界への影響も非常に分かりやすく描かれていた。
しかし現在、SNSも動画配信サイトなども存在すると描写されているこの映画の世界で、この世界の50億人ものユーザーの人々は何を求めて何が目的でUにアクセスしているのかよく分からない。
竜が出没している闘技場なる場所もあるらしいので、各種アクティビティは充実しているのだろうが、それなら台詞ではなくそれを楽しんでいる人々の映像で描写してほしい。
また竜とそれを敵対視する人々の描写もハテナとなる部分が多い。
闘技場なる場所でその凶暴なファイトスタイルから嫌われる竜についてはまだいいのだが、それを敵対視しているのは公式の運営でもないただの自警団的な集団であるはずなのに、アバターから本人の姿をUの世界に描画するという、いわゆる身バレを強制的に行える手段を認められているというのは変な話だ。またその身バレがUの世界においてとても恐ろしいことのように描かれているが、それを一方的な権限で、フォロワースポンサー多数の有名人とはいえ、ただのいちユーザーに行えるUという世界が50億人に受け入れられているというのも不思議である。それってクソゲーすぎじゃない?
しかも違反とかチートを使っているとかならともかく、ファイトスタイルが批判されているとはいえUの仕様上に則ったプレイングをしているだけの竜にそのペナルティを課そうというのは、明らかに職権乱用というか権利の私物化で、そんな人にそんな権限が与え続けられている『U』という世界とそこに暮らす人々とはなんなのだろうか。
そうした実像の見えないふんわりした『U』の世界、上記の身バレ関連などから危機や事件をシナリオ上に都合よく起こすため何かと『便利』に使われているという感が否めない。少しばかり語弊を承知で乱暴な言い方をしてしまうと昨今の異世界アニメでよく言われる「原作者が現実の物事を描けないから便利な異世界を舞台にしている」という評価における「便利な異世界」そのもののように感じる。そこに暮らす人々の生活が見えてこないのである。
これに関しても、やはりシナリオ上の要点をあまり描写せず歌と映像でごり押しているというのがあると思う。本当に、歌うより先に説明するべきことが多々あると思う。
ついでに言えば炎上案件や反社会的行動で嫌われているユーザーならともかく、ポジティブな意味で有名なユーザーもひっくるめて異様に『身バレ』を恐れている点や、そのわりにネット上に明らかに児童虐待が疑われる映像が流れていても警察などが動かないこと、さらにPCの前で平然と横暴な振る舞いをする、「ネット上に虐待の証拠映像が流れる」ことに無頓着で無警戒な、誰もがVRの仮想世界にダイブできるという時代なのにやたらと昭和のデジタルオンチなオヤジ然としたムーブをする虐待父など、あまりにも現実世界とネット世界が乖離した、それらを『二分化』して考える視点は個人的に、十年前にサマーウォーズを制作した監督にしては少々前時代的と感じざるを得なかった。
さらには本編開始一時間、登場回数でいえばたった二回目のシーンで、竜の正体やバックグラウンドがほとんど分かってしまうのもどうかと思う。あまりにも露骨なのであえてなのかとも思ったが、そのわりに後半の正体が判明するシーンはやけに引っ張る。
そこも含めて煩雑な設定をミュージカル調の映画にまとめるには、色々と脚本を作る力が不足しているように感じる映画だった。
特筆される「歌と映像」の「映像」に関しても、確かに美麗ではあるが監督がこの十年で作ってきた映像に対してさして新しいものを生み出したという印象はなく、モチーフや作り方などいつもと同じことをしているという感じは否めない。そういう意味でサマーウォーズを超える作品にはなれなかった……というのが個人的な感想である。
ただしそんな本作、主人公すずを取り巻く様々な環境やネットの負の側面の中でルカちゃんとの交流や彼女の意外な想い人やその告白シーンなどに関する描写、演出はほどよく瑞々しくとても爽やかだったため、監督はあまり重いテーマは取り扱わずこうしたある種ポップな作風に今からでも舵を切り直した方がいいのではないかと思う。そも時をかける少女もサマーウォーズも、大部分はそうした軽さの中にひとつまみのシリアス要素や切なさが私としては好きだったのだが、おおかみこども以降は明らかに配分を間違えているというか、「テーマの高尚さ」という呪縛に囚われ続けているように思えてならない。
考察では消えない違和感
細田守監督作品は未来のミライちゃん以外鑑賞したことがあり、Huluでも何度も観る程好きな作品が多いです。
人の繋がりやあたたかみを描くのがお上手で、観た後はやさしい自分と向き合える、そう感じていました。
本作はエンタメとしては面白いと思います。
ただ観賞後にやさしい自分とは向き合うことはできませんでした。
演出やサントラは魅力的な場面も沢山ありましたが、
突っ込みどころがいくつも出てきてしまい、素直に見ることができませんでした。
・Uの世界でのキャラデザが豊かでもっと観ていたかった。
・カミシンの演技がずば抜けて良かった。
・忍君との関係を疑われた際の炎上〜火消しまでの見せ方がゲームっぽくイキな演出で魅力的でした。
・竜の弟君のクリオネのコメント、歌を口ずさむ様子は何か引き込まれるものがありました。
×母を亡くした主人公が歌えなくなってしまう過程にもう少し尺があっても良かったと思いました。
×主人公のセリフに「あぁ!あぁ〜」が多すぎて変だなと思ってしまいました。色んな場面で転びすぎて、表現方法の雑さを感じてしまいました。
×どうしてあんなに優しい父に対してあそこまで距離を置くのか、理解できませんでした。
×最後に主人公が素顔をUの世界で晒し歌った後に、またアバターの顔に戻した意図がわかりませんでした。
×美女と野獣をあそこまでオマージュする必要はあったのでしょうか。何か意図があるとしたなら知りたいです。
×50億人のうちの1人を見つけ出すまでの流れがあまりにご都合主義すぎではないかと、、、
×主人公のフォロワーの増え方、支持を集めるまでの展開が急すぎで、そんなわけないでしょうと思ってしまいました。いくらなんでも歌が上手い人は沢山いて、主人公が頭一つ出て皆を注目させるには努力の過程をもっと見せる必要があったのではないかと。
×Uでの経験が実世界での主人公に影響を与えたのはわかるのですが、歌いたくても歌えない潜在意識をUの世界では取っ払える仕組みがわからない。
一緒に観に行った知人も矛盾を沢山感じていたらしく、互いに考察を交わしましたが、解消されませんでした。
岡田斗司夫チャンネルで解説してくれないかなぁ。。
歌と映像は映画館で見る価値がある
予告の歌が綺麗だったので公開前から楽しみにしていました。
歌と映像は迫力があって本当にライブに行ったような、心に響いてくるような物を感じられて良かったです。
友達の口が悪い、同級生もネットの人も陰湿すぎるなど毒気のある描写が結構あるので気疲れしました。
最後の問題もスッキリ解決したとは思えないのでモヤモヤしてしまいました。
歌だけなら5にしたい。
鈴(ベル)のセリフ然り、他の人たちもだけど「あーあー」「ハッ…あぁ……」とか「うわぁぁーー!」とか、酷すぎる。
鈴が特にセリフの殆どの「あぁ…あぁ…あぁ…」が耳障りすぎて、脚本どうにかしてほしかった。
後半の姿を晒すかどうかの葛藤のシーンも、カラオケから逃げるときの絶叫も、クゥちゃんかよって思ってしまった。
ちゃんと言葉を紡いでください。
そんなに気持ちが焦燥してるってことなんですか。
竜のお父さんも、犬畜生とやってる事は同じ、子供をぶってた時みたいに何かしら言葉が出てこないものなのか。
小物感はすごく出てたけど。
竜とベルの見つめあいんとこ。
ベルの「ここ、ここでキス」って感じの迫ってる感気持ち悪かった。
Uの世界は別人として!っていう謳い文句があるからベルと鈴では別人として見るにしても、やっぱり中身は鈴なのだから、鈴が「ちょっといいかも」って思った人にネットの世界だとは言えキスしそうになるのみてられなかった。
きついよぉ…。
とくに、竜と忍のミスリードが上手くいってない中でのあのシーンだから、余計に「うわぁ。。。」ってなった。
あと、もうちょっとお父さんに優しくしてやってもええんやないかと、思ってしまうよ。
そんなに拒絶するほどの事だっただろうか。
心閉ざすにしても、なんでお父さん?
お父さんは何も悪いことしてないのに。
加えて、片足無いイッヌ。
不憫だな。
お母さんの事が大好きだったからとは言え、もうちょい上手になれよと思ってしまいました。
お父さんは鈴ちゃんの事、あんなに信用してたのに。
難しいお年頃なんだね。
ベルが有名になる前の歌姫もパッと出で何をさせたかったのか、よくわからずに終わってしまった。
もったいない。
まだまだまだまだこの作品に言いたい事が尽きなくって書き切れないんですけど、ただ言いたいことは「がんばれ」って思えれなかった。
「時かけ」「サマウォ」この2作品が中でも大好きな作品なんですけど、この2つは両方とも「がんばれ!」って思えて楽しかった。
まことにもケンジにも「がんばれ!」って言える思える作品だったのに、それからの特に新目のやつは主人公に「がんばれ!」って言えなくて。
まだ「オオカミ子供」では、花に対して言えるけど
後はもぉ……。
今回の鈴(ベル)に対して、その細田監督作品を観た時に感じる「応援したい!」がなくて
そもそも、どの目標に向かっていきたいのかも曖昧で、家族に対しても歌に対しても、友情や恋愛にもなんだか薄っぺらで感情移入ができなくて。
応援っていうよりかは「どうしたの?」って聞きたい。
「そんなに騒いでどうしたの?」って。
もしくは「落ち着いて」って言いたい。
みんなみんな焦って何かしなきゃ何かしなきゃで動き回ってずっとずっと何かがあって止まらなくて、結局一人一人何を大切にさせたいのかわからなくて。
ほんと、歌と映像の素晴らしさで言えば☆5は余裕で行くと思うのに。
それについて行けない内容が足を引っ張る。
もっと素敵な作品になると思っていたのにな。
映画ではなく、ミュージックビデオとして楽しむならあり
「映像と音楽は良いが、ストーリーがダメ」という評価が多いですが、私もそれに同意します。
映画が始まって最初の10分間は最高でした。圧倒的な映像美と心地よい音楽と歌・・・・・・本当にワクワクしました。しかし、その後のストーリーやキャラクターの行動については理解に苦しみます。
・ すず(ベル)が竜の正体を探しに行く理由が全く分からない
・ すずの母親が見ず知らずの子供を助けに行くのは無理やり納得したけど、父親とすずが不仲な設定が必要か疑問。竜の正体が父親だからかなと思っていたが、違ったし。
・ 竜の正体は「しのぶくんか父親かな」と予想していたが、チラッと画面に写っただけの少年だったので「誰だよ」という感想しかなかった
・ 「この広い現実世界の中から少年(竜の中の人)の居場所を特定するなんてどうやるんだろう」とワクワクしたが、生配信で流れた音楽とうつった建物を偶然知っていたという幸運であっさり見つかり、つまらない
・ すずが「私がベルだよ」って言っても竜の中の人は信じてもらえず、「そりゃそうだ。どうやって信じてもらうんだ」と観ていたが、しのぶ君の「ベルの正体がすずであると公表するしかない」という意見に「いやいや、城での出来事とか、2人しか知らないことを尋ねるとか他にも方法あるよね?ヒロちゃん言ってる通り、身バレは怖いよ、リスク高いよ」と思わずツッコミ
・ 合唱隊のおばちゃんたち本当に必要? すずに何の支援もしていないよね? てか、女子が一人でDV父親のとこに乗り込もうとしているんだから止めなさいよ
・ DV父親がすずの「にらみつける」だけで退散したときは、「いやいや、そりゃねーだろ」ともう笑うしかなかった
本当は0.5点をつけたいけど、音楽と映像は良かったので1.5点としました。
細田監督の次回作に期待しつつ、寝ます。
誰の気持ちも分からない
映像作品として見れば綺麗でした。歌ってる表情とかはあまり好みではなかったですが。ここを目的に見に行くのなら全然いいと思います。星の1.5はここですね。
ストーリーはまあお察しということで。
中でも、いくつか納得のいかない点があったのでそれを以下に。
個人的に最も納得のいかなかったのが、主人公の母が自分の子供もほっぽり出して赤の他人を助けに行くところですね。あの川に置き去りにされた子供はあの子供の母が助けるというのが筋であるはずなのに、他所の家の母(それもその場に娘がいて、「行かないで」とまで言っている)が自己犠牲の精神で助けに行ったのがあまりに辻褄があわなかった印象です。そりゃあ母は叩かれるわって感じですよね。
もう1つが竜の正体ですね。誰だよって感じでした。途中出てきていたとはいえ伏線としては少なすぎすぎるし弱すぎる。しのぶ君では流石に都合いいかなあ、母が助けたあの子かなあ位に考えてたら、知らん兄弟が出てきて焦りました。しかもDVされてるとかいう追加設定。
他にも要らないシーンが多かったのかなという印象でした。学校のマドンナとカヌーの子の恋愛要素や、悪いマダム、傷があるメジャーリーガー、痣のタトゥーの美術家やそいつの三角関係云々。竜が誰かを紛らわせるのに用いたにしては尺が長い。合唱団のおばさん達も後半役に立ってくれるかと思ったらただの主人公の送迎役。
あと、私はその映画のその後っていうのを考えるのが好きなのですが(原作は読んでないのですみません)、あんな大勢に自分の顔を晒しちゃって今後どう生きてくのかなあとか考えちゃいました。歌手として生きるのかねえ。そこを何も考えてなさそうなしのぶ君が人を救うために顔を晒せ!って言ってんのを見たら何見せられてるのか分かんなくなりました。それも人を救って死んだ母を持つ主人公に対して。考え方によったらいじめっ子よりいじめてる。
そんなの映画だからといえばそこまでなのですが、作品のコンセプトとして誹謗中傷やいじめというのも1つあったと思うのでそこから逃げるのもどうかと思ったので書きました。
結論としてはサマウォと比べちゃうと可哀想なくらいストーリーは見劣りしましたね。やはりちゃんとした脚本家の存在は大きい…
監督、僕は面白いとは思えません
10年前、当時思春期だった自分に影響を与えてくれたサマーウォーズ。
その影響を強く受けた作品なら見ずにはいられない!そう思って劇場へ。
精神的な傷を負った主人公が仮想空間で自分自身の才能を開花させていく。正と負の意見にさらされながら、「竜」と呼ばれる嫌われ者と出会い、二人の性質は影響し合う。
共通する心の傷と、全く異なる反応をする2人は次第に響き合っていくわけだ。
世界観はすごくサマーウォーズそっくり。
冒頭の数秒、「ようこそ、Uの世界へ」の時点でサマーウォーズの影響を受け感じた。
この時点では強く期待した。
10年前のサマーウォーズをどうリメイクしてくれるのか、楽しみにしていた。
以下、個人的レビューを記載する。
結論から述べる。
映像美と歌のシーン以外非常につまらない。
化け物の子から不安視していた通り、脚本が陳腐化していると感じた。
まず、良い点をの記載する。
主人公の声優と歌唱力、アニメーションシーンは秀逸でした。
世界観がよく表れており、劇場では鳥肌物の迫力がありました。
ここからは不満点を述べる。
以下の2点が強い不満点である。
①主人公の心情に寄り添いづらい。
複雑な背景を生きる主人公のすずは、抑圧された学生生活を生きている。
竜に接触しようとするシーンをはじめ、行動の動機がイマイチ理解し難い。またその方法が稚拙で、感情移入できない。
何を思ってこのストーリーラインにしたのか?自分は納得できなかった。
特に終盤のすずたちリアルの皆んなが集合するシーンは格別。人物全員が何を考えているか意味不明。彼らの考え方、思考回路に共感できなくては盛り上がりに没入できない。本気で帰ろうかと思った。虐待を受ける子供の保護が目的でいきなり東京行って運良く遭遇って、そりゃないでしょう。
子供向けにわかりやすくしたのかもしれないが、はっきり言って子供騙しの脚本だと感じた。
②はやりを取り込みすぎていて持ち味が死んでいる。
名作であるサマーウォーズ、美女と野獣をオマージュするところまではわかる。だが、そのせいで中途半端なストーリーと、えっ?と思ってしまうタイミングの歌唱シーンの連続。
また、テンポが悪くなっている。サマーウォーズでは見ていられるスピード感と納得感があったが、本作はとくに、現実シーンでのテンポの悪さが際立つ。終盤の青春シーンは本当に不要だった。「このタイミングで…?」と思う、半ば取ってつけたような青春の押し売りはウンザリさせられる。
細田監督、自分が期待しすぎたのかもしれません。
ですが、こりゃないですよ。
才能は枯渇する物だと聞き及びました。まさに本作はそれをまざまざと見せつけてくるように感じます。
世界観と歌唱シーンだけは良い物でした。
ですが、これだけでは単なるミュージックビデオです。
映画としてみるなら、脚本やテンポなどの演出は必要でしょう?
本作は歌唱シーンだけ見れば良い、それだけです。
これでは往年のファンはついて来れないのではないかと感じました。
あくまで私信です。
ご参考までに。
ラストが茶番
仮想現実の描写は見事としか言いようがないほど綺麗で、引き込まれるものでした。
内容も、主人公の母親が子供を助けるために氾濫した川に飛び込んで亡くなるなど理解し難い場面もありましたが、途中までは楽しめました。
問題なのは最後の場面です。あれだけ壮大な演出で主人公が成し遂げたのは、SNSで知り合った少年2人の居場所を知ることのみ。サマーウォーズと比較するとどうしてもクライマックスとして弱い印象を受けてしまいます。
さらに、ようやくDVを受けている少年の場所を特定するも、警察が動かないため、主人公1人が夜行バスに乗って少年の元まで駆けつけるという茶番。
少年の居場所を一刻も早く特定しないと危ないからこそ、主人公は現実の姿を晒してまで奮闘したというのに、主人公が少年の家にたどり着くのは翌日で、危険だと分かっているのに主人公に一人で向かわせる周りの人間たち。
途中まではそこまで悪くない映画でしたが、ラストで萎えました。
絵と歌が良いだけ、ストーリーの出来はイマイチ
サマーウォーズに似た設定でしたが、感動するところはなかったです。
竜に対して「彼は誰?」と言って探し出しますが、伏線が分かりやすくて単純で、結末が想像できるのが残念でした。
あと美女と野獣のようなシーン、わざと思い出させるような描写にしたのでしょうか?謎です。
いくつか、なぜ?が解消されずモヤッとしました。なぜ恵たちの父親は鈴と対峙して腰を抜かしたのか。恐らく父親はジャスティンなんでしょうけど、鈴がbelleと気付いたような描写もなく意味不明です。
あと恵の声が年齢設定に相応しくないです。佐藤健で客を釣ってるだけでしょうか。
きっと小説という形であれば面白かったのかもしれません。
音楽は良かったけど....
ディズニー:7、ジブリ:2.5、細田守:0.5の作品でした。
とにかく、ストーリーがめちゃくちゃでした。
「未来のミライ」の方がまだ良かったです。
ベルのキャラデザインがディズニーの方とあってディズニー要素てんこ盛りでディズニー映画見てるんだっけと思うほどでした。
昔の細田守監督に戻って欲しい。
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