竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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歌が魅力。
歌うことが自己表現と捉えると、その歌声が本当に魅力的だったことが本作の肝だと思います。
以下は自分なりの解釈です。
鈴は幼い頃に母親を亡くしています。母親が見ず知らずの子を助けるために死んでしまったことで、鈴は母親に自分を選んで貰えなかったと感じ、自分の存在価値を見出せず、自分に自信を持てない子になってしまう。
そんな鈴にとって、可愛くてみんなに人気なルカや、理解者が少なくても我が道をいくカミシンは憧れの存在。
ベルとなり歌えるようなった鈴の前に、嫌われものの竜が現れます。鈴が最初から竜に興味を持った理由は背中のアザ(傷)。同じく傷を抱える者として気になったということでしょう。鈴が飼っている犬の足が一本ないのも、鈴がそういった存在にシンパシーを感じる性格だということの暗喩なのでしょう。さらに、竜の正体である少年にも母親(城にあった写真の女性)がいない。恐らく竜の母親は本当に竜を捨てたのでしょう。同じ傷を持った二人が惹かれあっていくというお話。
終盤、鈴は竜を救う為にネット上で正体を晒す。そこで母親が川に飛び込む場面がフラッシュバックする。見ず知らずの子供を助ける為に自らを犠牲にすることで、初めて母親と同じ立場となり、自分が母親から捨てられた訳ではないと自覚する。=自分に自信を持って行動出来るようになる!といったところでしょうか。
夜行バスの中で父親と連絡をとるシーン。父親の「お母さんに育てられて優しい子になった」という言葉。これは、死んだ人間も今の自分を作っているという、未来のミライでも語られたテーマです。細田監督の思想なのでしょう。実際、鈴は母のコーラス仲間、幼馴染、友人のヒロちゃんというように、死んだ母親の意思を継いだかのような存在に囲まれて育っています。
ラスト、空を見上げての「ありがとう」は紛れもなく母親に向けての言葉。物語中盤では大きな雲に隠れていた太陽=母親が顔を出して終わる。
所々、ご都合過ぎやしないか?と首を傾げる場面もありましたが、僕はこの映画、好き派です。
とにかく歌が良い。これが無ければ−0.5点でした。
今後も細田監督の活躍に期待しています。
歌を聴かせるために
ミュージカルではないけど、歌を聴かせるために作った作品の様に思えました。
物語は主人公のトラウマからの脱却、そして成長物語だとおもうのですが、いろいろな要素を加え過ぎてて、軸足がブレてる感じになってます。
キャラクターたちとの掛け合いなどライトに描いてるので、楽しめるんだけどネット(U)に登録するとこから物語を進めるのであれば、皆が注目にいたり、その輪が広がる雰囲気を醸し出すためにベルのライブを描かなかったのは残念です。そのためベルの人気が鰻登りのようなイメージがなく、なんとなくニュース映像の断片だけで描いてたことが残念です。
また最後の曲に大きなインパクトと高揚感を与えるなら、他にスローな曲調は控えアップテンポな曲などを多めに後半まで進めて欲しかったです。
面白かったが、オチが合わなかった
周囲の評判が悪かったのと、細田監督のテレビ出演で「監督の人柄がいい……!アニメに対して真摯な人なんだな。あと、出演者がイラスト描いてもらって喜んでるのをみて、すごく喜んでる姿がいい」となったので観に行きました。
・オープニングが物凄い
・キャラもそこまで悪くない
・これからどうなるか分からなくてドキドキする!
・日本の学校や高知の風景など、海外展開を意識しているのかな?
・気になる箇所あるけど、それが気にならないぐらい映像と音楽に圧倒される!楽しい!!
って観ていたんですが。
オチが合わなすぎて「え」ってなりました。
終わりよければ全てよしの言葉がありますが。
終わりが悪すぎる(個人の感想です)と、そこまで気にしなかった違和感が不満となって溢れ出るんですね。
・高知から神奈川まで高速バスで行くようになった
箇所から「おや」となりました。
・周囲の大人の無力さ
・助けに行くときの準備の悪さ
・雨の中走り回って探す無策さ
・結局助けた子供達を放置して高知に帰ってくる
・女子高生に怯える大人
どうして「なんでそうなる???」の連続と「え?折角の設定使わないの?」という疑問が高まりました。
・女子高生一人が危険な大人の男の元に行ってなにができた
・主人公は殺されていたかもしれないのに無責任な周囲の大人
子供達が14歳であるなら、これから4年間子供達はあの親の元で過ごします。
これが、ネットを使って脅迫材料集めていたとか、ネットを使って住所特定してたとかならわかるんですが。あまりにも子供達に未来が不安すぎる最後の閉め方で
「こんなラストにするなら、ここら辺の人たち(につかってた時間)いらなくない?」とまで思いました。カヌーの男の子たちのやりとりを楽しく観ていたのに…!!
そして「架空現実」の魅力のなさ。
システム説明は凄いなぁって思ったんですけどその世界の魅力がまるでわかりません。
ただ、アバターを着て会話をするだけなんでしょうか?
メンタルケアの役割を強く感じすぎて、宗教のようにも感じる世界でした。
途中までの期待値が高かった分、最後が本当にもったいなかったんですが。
そういえば、ジブリ(すみません、苦手で)もしゃくが足りないのではと思わせる最後のたたみかけが合わないので個人の好みの問題なんだと思います。
結局最後まで見れた面白さ、映像美、音楽。
映画館でしか感じられないので観に行ってよかったです。
美麗な音楽と圧倒的な映像、歌える事の喜びの発露
開始から流れる音楽と圧倒的な映像は、これから始まる物語をワクワクさせてくれる。
高知の自然豊かな映像と仮想現実世界の煌びやかな映像の対比は流石、細田監督と映像スタッフさん達の確かな手腕によるものです。
主人公の心理描写や背景が細かく表現され、
歌える事の喜びの発露が見事に描かれていますが、対比となる竜の心理描写があまり表現されてなく、何故そこまで憎しみ、壊したいのか、竜に嫌悪感を向けるのは全て大人のアバター達であるのに対し、子供達は竜を擁護し憧れを抱いている背景が描かれていないのが気になりました。(同じ境遇のアバターを守ったり等があれば)
終盤にかけて圧倒的有能感があったはずのおばちゃんズが主人公を一人だけで竜の元に送り出すのに違和感を感じてしまい、その後の展開も無理があったと思います。そこはずっと見守って来た主人公の父と相手を対比させた方が現実的で、見守る父の描写があれば、相手との差異が明らかになり納得できるのにと感じました。表現したいものが沢山あったと思うが時間、予算の都合でエンディングはこうなったのかと少し悲しくも思います。
もったいない
歌はすごく好きでした。歌唱力や曲は、映画で見る価値はあったかなと…。だからこそ、ストーリーがもっとよければ、リピーターも増えたかもしれないと思いました。正義正義といってた人との折り合いもスッキリしなかったし、虐待受けてた子が家からでたらスズがいる偶然とか、忍くんとの関係とか、キャラクターが多すぎるのはいいとしても、もっとストーリーがシンプルで深い方が歌の良さが引き立った気がします。
脚本×、映像や歌は◎
正直に言えば謎が残る脚本かなーと。
色々詰め込みすぎて回収しきれていない脚本だと思います。
以下謎に思った点、もやもやした点
●中洲に取り残された子供の親は何やってたのか?他の大人は?中洲の子供の親が足を怪我している描写などがあれば納得できるが、鈴の母親を絶対に殺したいから殺しました。っていう無理矢理脚本。
●犬なんで前足ないん?(個人的疑問)
●慌てると鈴はバタバタバタバタ大袈裟。母の死に傷ついて父親に対して素っ気ないのは分かる。年頃ですしね。でもバタバタするのは見ていて不自然。
●しのぶくん奪い合い争いで鈴が学校で叩かれてオンラインゲームのように鎮火させる描写、多分竜に対する反対意見との規模の大きさの対比に必要だったんだろうけど、あんなに長々と必要だった?
●同級生の恋愛描写が長い。そこ省いて竜とクリオネ兄弟のその後を描いて欲しかったわ。
●いくら言葉の暴力だとはいえ、兄弟を虐待してる父親の元に高校生の女の子一人で向かわせるおばさん達がヤバい。
●鈴は結局何しに行ったん??抱き合ってただただおでこくっつけに行ったんか??兄弟を保護してもらうところに同席する描写が有れば納得できた。
総じて、無駄な場面が多すぎる気がしました。タイトル、「竜とそばかすの姫」ですよね??なんか最後「竜」の部分を省いてる感が否めませんでした。おおかみ子供の雨と雪も「雪」の部分が省かれていたように感じたけど、それと同じ後味の悪さ…。
歌と映像は最高です!
ストーリーに突っ込まず、Bellの舞台ライブだと思って観れば良い映画だと思います。
美女と野獣の雰囲気があって…
美女と野獣を思わせるシーンがありました。
名前もベルですし、バラ・野獣・美女というキーワードが完全に揃っていたため。
有名な作品だからこそそれがチラついてしまい、
「あれ?似ている…」と思った時には
作品の中に入り込んでいたのが中断された気分でそれがあったので星3つになりました。
なければ4つだったかも…
野獣と美女が踊るシーンなどをみて、『これは恋愛もの?』と思ったのですが
主人公のスズが母の死をきっかけに、日々落ち込んで過ごしてしまい心を閉ざしてしまっています。
それをこのネットを通じて、「人の温かさ」を改めて思い出し、優しく強くなるというお話。
私が個人的に強く思い出したのは、
現実世界でマドンナと言われるルカちゃんが、
シノブ君のことを好き??という世間の噂に
普通ならば下心があるからスズに連絡をしてきたんだろう?と思うところが「誤解」で
彼女が好きなのはシノブではなかった。
人を疑うのは良くないっていうのは改めて感じました、
先入観って勝手に出てきてしまうから難しいけど
日頃から少し寛大に考えていきたい、と社会人の私は基本に戻れました。笑
それから、細田さんはクジラがお好きなんですね☺︎
なんでそうなった…ん?
細田守監督作品は時かけがピークだと思ってるので あらかじめレビューと若干のネタバレを知りつつ鑑賞に行きました。
ミレパと映像見たさに。
脚本に関して全く期待せずに観たからか、概ね良かったです!細かな描写気になりますが8割良かったです。
竜のことご主人様呼ばわりしてた生物なんなん?とか(美女と野獣の時計とか蝋燭のオマージュなんだろうけど 最後まで詳細なくてただただ気になる。笑)
あと問題のアカウントがあれば、運営からアカ削除とか警告とかそれなりの簡単な対処あるくね?
主人公鈴がラストパートで素顔を晒して唄うシーンは感動しました。
唄で世界は繋がるんだなぁと。ひとつの可能性であり 夢見させてもらいました。
本当に映像も美しくて見惚れました。
鈴のトラウマ克服の心の描写も割と丁寧で感動しました!
ただその後の展開がすごくモヤモヤしました〜‼︎
なんで鈴1人で旅立たせたの〜⁉︎
危ないやん‼︎
48時間なんちゃらって何⁉︎
緊急を要するんだから 動画送ったら良いや〜ん!
ちゃんと動いてくれるでしょ‼︎
それに場所の特定の仕方をしっかりリアルに伝えなくて良いと思いました‼︎
特定方法紹介してるよ…こわ…。
なんで鈴が睨んだだけで父親は怯んだのか。
闘うよとういう一言で事件解決したかのような幕引き。
全然解決なってなくな〜い‼︎⁉︎
なんで⁉︎
コストと尺の関係ですか⁉︎
終わり方がモヤりすぎて上映中別作品のオラついて喧嘩上等 テッペン獲ってやんよ‼︎過去を変えて未来かえてやんよ!ってやつリピしたくなりました。苦笑
うーん
映像も音楽も素晴らしいのに最後何なのって感じで残念。
詰め込みすぎて普通。
期待しすぎた、サマーウォーズ越えならず!サマーウォーズが大好きなので、細田守の仮想世界の設定にとても期待し、楽しみにしていた、、、が!面白かったのは前半くらいで、なんだかヌルッとラストまで視聴者を置いてけぼりにしていった感が否めない。若者のSNSへの依存、現実とは違う自分でバズる、家庭内暴力、恋愛などなどいろいろな要素を詰め込みすぎて、結局何を1番伝えたかったのか分からず終わってしまう。お母さんを追って川に引き寄せられているのを止めたのが、忍くん。その場面に居合わせたからこそ忍くんは鈴を心配して学校でも声をかける。お母さんも歌が上手く、歌唱サークルのおばさま方は、お母さんと仲良くしていたために、母親の歌声と鈴の歌声が似ているところがあるから、鈴がベルだと気付いていた、お母さん代わりになろうとそれぞれが鈴を心配してお節介になってしまっているなど。キャラ立ちもせず、下手に恋愛要素も詰め込んで、大事な部分は回想シーンのみ。もっとキャラの深みを出せるような設定を丁寧に伝えてほしかった。竜に惹かれるベルだが、なぜ惹かれる?自分の似ているところがあるから?なぜ、どうやってその感情に至ったのかを深掘りをせずに抱きしめたり、城を探したり、、、ベルが薄っぺらいヒロインに見えてしまう。カヌーの元気キャラと美少女キャラも凄まじく薄い、、、、。ただ、映像美や歌唱シーン、映えという部分ではさすがであった。ライブ感に興奮して、ただ楽しめる。今時な作品にしたい、流行りを取り入れたい、興行収入を上げたい、そこを目指すなら合格点だろうが、細田守監督、、、、もっとやれるはずです!!感動も泣けもしない、うーん、何の時間だったんだろうと終わってからの余韻やスッキリ感ではなく、モヤモヤが残るって残念。なんだか芯がブレてない?大丈夫?
映画じゃなくMVとしてなら良いと思う
まず音楽と映像美が本当に良かった。特に冒頭のシーンは本当に良かった、一気に世界観に引き込まれて鳥肌が立った。
でも逆にそれを超えるシーンが無かったかな、ラストのベルがアンベイル?されて歌うシーンはほんとに綺麗で歌も良かったんだけど、クジラの上で元のアズ?になってて、個人的にすずとして歌って欲しかったからモヤモヤした。
自閉症の子、DV、SNSの誹謗中傷と偽善、問題提起はあったけどどうしたいのかわからないからなんか纏まってなく感じた。
あと後出しの設定も多かったかな、合唱団に所属してるのはお母さんが参加してたからとか、後半の写真見てようやくすずが所属してた理由がわかった。俺の理解力の問題かもしれんけど、他にも後出し設定みたいなのあった気がする。
一番納得できなかったのは、自閉症の子のとこ向かうのなんで女子高校生1人だけなん。大人やせめて男が居ないのはどうなんって凄い思った。描きたい展開描くためにキャラがチグハグな感じ。
あと、俺の好みの問題だけどエンドロール行く前にすずが歌おうとして終わったんだから、エンドロールの最初の曲も最初に流れた曲で終わって欲しかったな。
箇条書きだけど思ったのはこんな感じでした。
見て損したとは俺は思わなかったけど気になるとこは多かったです
サマーウォーズとは別の
サマーウォーズと設定が似ているが少し違う。ベルと龍を中心とした、匿名世界と本当の自分って?について悩む若者の青春もの。
サマーウォーズは主人公の周りがそこそこ立っていたが、今作は主人公の親友一名以外ほぼ空気。主人公のあこがれ、しのぶ君は龍の正体のミスリード要員だったからね。ベタでもいからしのぶが龍の正体でラストに主人公と結ばれる展開がよかったかも。あと龍の正体の虐待された子らも救われたのか、大人の手が入ったのか不明で投げっぱなしだし。
ベルは歌声は素晴らしいがイマイチ歌詞が聞き取れず。美女と野獣リスペクトは良かった。ベルのデザインはディズニーだから配慮したのかな。でも細谷映画のキャラデザの貞本義之要素が薄いぞ!
美女と野獣を期待してはいたのですが…
ベルが歌唱するシーンは映像とマッチしてめちゃくちゃ鳥肌たちました
主演声優さんの抜擢がすばらしい
引き寄せられる。
ただストーリー、、お前はダメだ…
ディズニー好きの自分としては、
Uの世界で竜を助けて欲しかった
というかベルがなんで竜を助けたいと思うきっかけがわからないし、竜の正体も全然すずと関係ないキャラで、えっ?となった
せめてしのぶくんが竜だった説のほうがよかったんじゃ、
現実に引き戻されて、冷めてしまう…
お母さんのシーンも何度かあるから期待するがとくに何もなしで終わる。
現実もリアルすぎるのと、ノリがちょっと無理矢理感の団体芸が自分には合わないので、リピートはなし。
もともと個人的に細田監督のアニメとはあまり縁がなかったのですが、プロモのベルの登場にわくわくして見に行きましたが、期待しすぎてしまった。
ただ音楽はめちゃくちゃいい。
歌と映像は◎、ストーリーは説明不足・ご都合主義
■歌
Belleの歌声は本当に素晴らしいものでした。
ミュージカルという程歌が続くわけではないですが、要所要所で歌われる楽曲はどれも美しいものでした。
■映像
バーチャルSNSのUで繰り広げられる壮大な空間は迫力満点。
高知の美しい田舎風景も素晴らしく、もしストーリーも同じくらい素晴らしければ舞台探訪のために高知まで旅行に行く人も続出したのではないかと思うくらいでした(コロナ禍なので今は難しいですが……)
■ストーリー
視聴者が納得を得られないまま物語が進んでしまう展開がとにかく多いです。話の流れは理解できるものの、万人からの共感は得づらい話だと思いました。
但し、鈴/Belleの物語としてフォーカスして観ればそこそこ良い作りにはなっていたと思います。
見知らぬ子を助けて亡くなった母のことを乗り越え、歌も再び歌えるようになり、終盤はUで出会った竜を助けることに成功し、塞ぎ込んでいた日常から前に進んで、忍や父親との関係を筆頭に日常もきっとより良いものになっていく。
そんな単純な構成として捉えれば決してつまらない話では無かったです。
しかし、それでも説明不足な感は否めませんでした。
例えば忍は「鈴=Belle」だと気付いてましたが、理由やキッカケは劇中で言及されていません。自分の場合、「幼馴染の忍は鈴の昔の歌声を知っていて、それ故にBelleの歌声にも聞き覚えがあったのだろう」といった形で、脳内で納得のいく理由付けをしていました。
他にも説明不足な点は多々あり、またそれが致命的となっている面も否定できません。
下記に具体例を示します。
・母の死がキッカケで鈴は歌えなくなったのだと思うが、その因果関係は何なのか
・Belleが竜を詳しく知ろうと思った動機
・母の死の後に鈴が父親と溝を作っていた理由
・母が鈴の制止も振り払って見知らぬ女の子を助けようとした理由
・恵と知が虐待されるようになったキッカケ
・終盤、恵と知が虐待されている光景を同級生や大人達も見ていたのに、鈴がそれを助けに行く時に誰も同行しなかった理由
(また、この時はBelle=鈴だと公表した直後である。名前は田舎の無名の子だとしても、顔は全世界に知れ渡っている状態。公共交通機関を使って1人で高知から東京まで行くのはリスクが大きいと想定してほしかった)
他にも挙げればキリが無い程出てきます。
全体的に、「物語の展開を優先した結果、視聴者が納得しないまま話が先に進んでしまった」部分が多く、それが本作の評価を下げている一因だと思います。
その割に、瑠果とカミシンの恋愛模様等物語の本筋と関係ない話も描かれてますが、そちらも中途半端で説明不足な感がありました。
このように、「説明不足な本筋を削ってまでやる必要があった話なの?」と思う部分も少なくありませんでした。
総じて言うと、歌と映像の美しさを目的に観に行くなら十分過ぎる程に感動できるものの、「時をかける少女」や「サマーウォーズ」のようなストーリー面での感動ないしはワクワクを期待すると肩透かしを食らうでしょう。
交わらない世界
歌声が綺麗
かつてのトラウマに引っ張られ現実ではうまくいかない主人公が、Uという仮想世界を通して変わっていく
伝えられなかった気持ちが...
歌えなかった歌が...
さまざまな葛藤を乗り越え、考えるより先に行動した最後の姿は最高にかっこよかったです
そしてタイトルにもある竜
孤独で凶暴な竜と出会い描かれるシーンはまるで美女と野獣
既視感がどうしても否めなく、途中で飽きが入ってきてしまいました
そしてタイトルにも竜とそばかすの姫と入ってきているのにも関わらず、最後竜のピンチを助けたそこで終わり
これ以上の続き描かないことに驚きました
こっちで恋をするのね、、
無駄な人物は誰1人として描かれていなかった
それでも主人公が恋するべき相手は違ったんじゃないでしょうか。
人として私はしのぶくんが好きでしたけど。笑
着眼点はとても今の時代にあっていて、見ていてすんなり入ってきました
現在のSNSが進化する世の中で、こうして誰が誰とわからない状態で自分を表現することの楽しさを表現した一方で、SNSで伝える必死のSOS
SNSがどうであるべきなのか改めて向き合わなければいけないなそう感じました
それでもこうじゃなかった感が
もう少しずつ描いたところを追及できていたらもっと好きな作品でした
あなたは、誰?
感想
細田守が辿り着いた、渾身の最新作。
細田守作品は初めての鑑賞でしたがまずまずでした。
青春、家族の絆、親子愛、種族を超えた友情、命の連鎖…。
音楽と声優がよかったと思います。ベルが歌ってる所は映像美を含めて鳥肌が立ちっぱなしでした。
また声優陣も豪華でした。
インターネットは誹謗中傷、フェイクニュースなどネカディブな印象はありますがすずの成長を通してインターネットを肯定する映画だと思いました。
カミシンとルカちゃんの改札でのやりとりは微笑ましく思えました。
しのぶくんはかっこよすぎです。
ラストのDV親父に女子高生一人で立ち向かうところは?とはなりました。笑
※50億人の中からたった一人を探し出せー
音楽がいい
正直ストーリーは放って置いて
映像と音楽を映画館で楽しむべき映画って感じでした。ちょっと盛り込みすぎて高校生の演劇かな?ってくらい幼い希望とかを盛り込みすぎ。
途中の美女と野獣もやりすぎな感じだったのでターゲットがかなり偏ったと思う。中学生男子の我が息子は やはりストーリーよりも映像と音楽だけを絶賛して2回映画館に足を運んでいます。
そのくらい歌声も素晴らしく、素敵な映画だと思います。
実はこの映画を観たから、近所の児童虐待かもしれない案件を通報しました。
そんなきっかけにも十分なり得る映画です。
現代版美女と野獣、ではない!
美女と野獣のオマージュ的なシーンがCMでも多く垣間見えることに興味を持ち、いざ見てみると全然美女と野獣のようなラブストーリーではなくてがっかり。
てっきり竜とベルの恋物語かと思ってたーー!
!
ほんのり三角関係?って感じにフワッと終わってモヤモヤしました。
2人の恋物語でないなら、あれだけふんだんに美女と野獣のシーンを散りばめた意味があまり分からなかったです。
主人公が自分のライブに乱入して来た暴君になぜそこまで引き込まれて、興味を持ったの?
忍やおばさん達はどうしてすず=ベルって知ってたの?
というかおばさん達ラストに集まった意味ないような…。
カミシンのカチコチになるシーン長すぎて見てられない。
そもそもUの世界って実際どんな感じでみんな楽しんでるの?VRみたいな感じ??
いろいろ謎やツッコミ所が多すぎてとっ散らかったストーリーだな、という印象のまま終わった。
でも映画後の他の方のレビュー見て理解を深めるのが楽しかったので⭐︎3つ!
苦手意識を払拭できず
細田監督作品が、個人的には苦手です。特に前作の未来のミライが、自分の中で映画館で見た映画史上最もつまらなかったので、今作を見るかどうか悩んでましたが、細田監督作品に対する苦手意識を払拭できるかもしれないと思い、見てきました。
結論、未来のミライよりは10倍くらい面白かったと思います。特に歌とUの世界観は素晴らしく、歌唱シーンが多いため、一種のミュージカルと思えば、なお楽しめたと思います。ただ、苦手意識を払拭することはできませんでした。以下、特に苦手な場面をあげます。
・泣くシーンが過剰
・嘔吐シーンが謎
・アンベイルして歌う前に「あっー」「うっー」って、唸ってたけど、そんな人いる?
・男の子達の家、そんな簡単に見つかる?
・助けたいって、抱き締めること?
・男の子の父親は、世間の目を気にしているから、第三者である主人公の女の子を殴ろうとすることは考えがたい。しかも路上で。んで、見つめられただけで、腰を抜かして逃げていく。
・男の子は戦うよって言ったけど、DV父親にどう戦うってこと?何の描写もない。
なんか不自然でご都合主義で、お涙頂戴的なとこが多くて、どうしてもニュートラルに見られないんですよね。やっぱり苦手です。
ただ、音楽は凄く好きなので、特にオープニングの「U」だけは、もう一度映画館でも聴きたいなって思いました。音楽目的で観に行く人、多いんじゃないでしょうか?監督は作曲家、歌い手に感謝すべきです。
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