竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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感動しました!素晴らしい!
良い映画に出会いました!
ごちゃごちゃ考えず見ましょう!
内容もストーリーも悪くない、
合間合間の歌が素晴らしいです。
自然と涙が溢れてきました、
も1回見に行きます!
これは映画館で見るべき作品です!
ほんと細田監督有難うございます!
CGでのネット世界の表現と音楽の魅力、細田守監督の原点
私は細田守監督の作品は全て観ていて、映画館からだとバケモノの子から観ている。今回の竜とそばかすの姫も観る前からとても楽しみにしていた。予告動画を観て、映画のテーマは知っていたが、その時からCGでのネット世界の表現は凄いと思っていた。しかし、実際にスクリーンで観ると本当に美しく、終盤でのすず(ベル)が歌うシーンはとても映像が綺麗で感動した。そして、その美しい映像をより美しく感じさせてくれる音楽がとても素晴らしかった。今回、音楽を手掛けた方達が本当にこの作品を素晴らしい作品にしてくれたなと思った。今作品で使われている曲は、映画を観た方ならほとんどの人が好きになると思う。8月にこの作品のサウンドトラックが発売されるので、もう一度、何度でも、聴きたいという方は是非、お手元に!(私は購入予定です)そして、ストーリーでは細田守監督が大好きで、原点でもあるとおっしゃっていた「美女と野獣」の要素も入っていたり、細田守監督が作ってみたいと思っていた、ミュージカル映画という要素もありと、この作品は細田守監督のずっと描きたかった作品になっていると思う。ストーリー、映像、音楽の3つ全てが楽しみめる最高の作品だと思うので、この夏に是非観て欲しい。今、世界は未曾有の危機にあるが、この作品を観て少しでも前を向いてほしい。最後に、今何かしら、少しでも、迷っているのならこの作品を観て、その迷いを映画を見終えた後にもう一度考えれば答えになるものやヒントが見つかるかもしれない。
広大で美しくてファンタジックな美談
監督の前作があまりにも嫌だった反動なのか、めちゃくちゃ感動してしまいました。
粗探しをしたらきりがないんですが、とりあえず毒を吐いておくと、話がきれいすぎたり、リアルな世界もきれい事だったり、色んなものの寄せ集めの印象だったり焼き写しのような…あとCVの違和感とか…
毎度CVにはスゴイ不満を感じるので、今回もかーと不安になったけれど、この作品は不安定な声がうまい具合にとけ込んでいった印象で、そう感じると相当魅力的に思えました。それも歌重視の効果が利いているのでしょう。
音響も音楽も非常に良くて、分かっちゃいるけど筋とともに何かが流れ出すと、思わず感情が全部持っていかれる─
Uの世界は煌びやかで見事な表現だと感じたけれど、鈴の世界はしょぼい。だからこその対比効果は絶大でしたが─。しょぼいといっても、背景の描写は気持ち悪いぐらいすごかったんですけど。
それにしても、色んな“似たもの”が数多あり、笑っちゃうぐらいだったんですが、裏を返せば、相当にあらゆるものを熱心に研究している姿が見て取れて、単にパクリ!とは言い放てない素晴らしい再構築の世界を堪能できた気がします。
正直、あんまり期待していなかっただけに、かなり心に響いてしまいました、
あたらしい要素はいっさいありません。でもこの美しさ、面白さ、完成度であれば、ある種のひとつの強烈なオリジナリティを作り出してしまったと言えるのかも、それがいい悪いは別にして─。
非常に魅力的な作品でした。
皆んなが言うほど悪くない
何にも考えずに泣けた
魅入るのが先か、白けるのが先かの勝負
細田作品の強みというのは、東映時代から周知の演出力と、独立後に顕著になった「少年が美しい」ことの2点だと、あえて言い切ってしまいたい。今回はさらに、最近の細田さんにしては珍しくヒロインも可愛く描けているので、まずはその事を素直に祝いたいです。
お得意の仮想空間や大好きなケモナー要素、男女の青春劇の挿入など、かなりセルフオマージュな作りになっていて、ややもすると幕の内弁当的な散漫さも見えてしまうけれど、映画を牽引する「歌」の力と映像美で押し切ったなと言った感じ。
とにかく音響のいい劇場で見てほしい。中盤、すずが川辺でラブソングを口ずさむシーン、繊細な作画と露光の使い方が秀逸(ちょっと山田尚子っぽい)。終盤の歌唱シーンもゆったりとした動きながらも枚数をかなり使っていて、凄くいい演技をさせており、印象に残る。何より、ライブに行かれる方は分かると思うのですが、スポットやレーザーが全部消えて、一切の演出が無い「間の」時間。暗いなか、観客のざわつきだけが聞こえるあの独特の雰囲気が見事に再現されています。「TVシリーズでやれ」なんて声もあるけれど、とんでもない。これは劇場で見てこそかと。
全体のまとまりはお世辞にも良いとは言えず、多方面に目配せした挙げ句、それぞれが掘り下げ不足になっているのは事実で、わたしは鈴ちゃんに共感できたのと友達のヒロちゃんが面白いのと物静かな美お父さんと忍くんのちょっと癖のある目元が良くって最後まで楽しめたのですが、否定派の感想にもいちいち納得は出来てしまう。ただ、終盤のすずの行動は作品のテーマを考慮すれば必須であり、これがピクサーのキャラクターなら割とすんなり見れると思う。日本の女子高生と考えるから違和感があるだけで。つまり言うほど変な事をしてるわけでもないんですよ。細田監督は多分、大真面目なんだと思います(それがちょっとズレているだけで)。
本作は、批評眼的に映画を見る癖がついていると、受け入れがたい部分があるとは思う。とは言え、脚本の粗が目立つというだけで一蹴してしまうには惜しい映画であり、「U」における甘美な楽曲空間の中毒性と、淡白なまでのすずの日常のとりとめのなさ・・そのギャップこそが本作の魅力だと思う。その意味で「美女と野獣」成分はおまけだと思って良いです。そっちにフォーカスしても内容スカスカなので。
P.S 2回目観たので少し文章直しました。それにしても幾田りらさん巧すぎますよね。
人間の優しさ
後半、涙が止まらす。感動の連続。
この映画のテーマは、人間は優しい! だと、感じた。
身の危険も帰りみず、知らない子どもを助けに行く。
その結果、助けに行った者は死に、子供は何故か助かる。
これは、よく聞く、ニュースであり、違和感はない。
また、ネットでは、自分の正体が隠されているから、酷い書き込みをする者がいる。
これは人間の弱さなのか。そんな酷い誹謗中傷、面と向かって言わないでしょう。
これは、普段の裏がいしで、人間の弱さから来るものなのか。 見事 な描写でした。
DVの父親も、実際、そんな感じで。
会社では、優しい良い人でなのに、家で子どもや妻にDVをしている男は沢山いる。
うち弁慶だから、あんな感じになる。良く、描かれている。
急に腰砕けになる
このシーンに違和感を感じる方もいるようだが、もとは普通の心弱き父親だ。
人間は優しい。 単純なテーマだが、現代社会が抱える闇を映し出した。壮大なメッセージを受けっと欲しい。
過去最高傑作の一本
久しぶりに細田作品で満足しました。
劇場出てからもまた号泣
竜を探していけない。
2回目見たので、追記します。
星4から星5に変えました。
初回感想は下段にあります。
この物語では大人たちから忌み嫌われる「竜」の正体を探ることが主目的となっています。
子どもたちは竜を応援していますが、竜をさがしてはいない。
とりあえずネタバレなしで、初回を楽しむためのアドバイスです。
竜を探してはいけない。
一度見終わった人は、竜が誰なのか知っているので探す必要はありませんよね。
1回目視聴済みで、映像はいいとは思うけど、素直に飲み込めなかった人は二度目の観劇をオススメします。
竜を探す以外のものが見えてくると思います。
以下、元感想です。
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原文タイトル「とてもよい映像作品でした。」
メッセージ性の強いアニメ映像作品でした。
「ほんとうの声」がいちばん届く、という印象。
個人的にはSNSへの問題提起と可能性の示唆。
ネットの有象無象の無責任な発言への醜悪さや滑稽さへの批判。
無責任な匿名何億の人間が集まっても、たった1人の心を救うことはできない、本気で本物の姿が1番強いんだというメッセージだと思いました。しかし、それを繋ぎ導くことのできるネットの有用性みたいな部分もしっかりと描かれている作品でした。
以下 愚痴です。
音楽、演出、映像は本当に素晴らしい。
またシーン毎に見るとちゃんと整合性あるのと、要所要所で何を見せたかったのかっていうのが伝わってはきたので納得はできた。
作品全体の構成と繋ぎが壊滅的なので、「なぜここでそうなる」が多発して観客の心を置いてけぼりにしてしまったことが、本当に悔やまれる。
→追記です。言葉での説明がなく、テンポの速い映像の中で、察しのいい人なら「そういう事か!」と気付けるレベルで描写があったりしたので、不親切というか時間や製作の都合上カットしたんだろうなという気がしました。
評価の基準を、抽象表現の多い映像作品だと考えれば、ストーリー無視できるぐらいの良作だと言えればいいけど期待値もあったので残念さが際立ってしまった。
細かい部分を再確認するためにまた見たいなとは思いました。
→観ました。初回は奥歯に何か詰まった物言いでしたが、すごく良い映画だと改めて思います。
→評価星が5なのは、シナリオや構成で減点しても有り余る素晴らしい体験と発見が得られたからです。
あと、他レビューを見ていると脚本がダメだから星1、2っていうのはちょっと減点内訳おかしいとも思ったからです。
個人的には細田守作品で過去最高
評価が低い方が沢山いたことに驚いたのでレビュー書きます。
この映画はどういう話なの?と聞かれた場合、簡単に説明することが難しいくらい、情報量は多めかもしれません。
間違いなく言えるのは、主人公の成長物語です。
主人公の生活が中心になっており、U(インターネット)と高校生活(現実)が両方描かれています。
ネットの中の歌姫で輝く主人公と、陰キャ高校生の主人公の対比からも主人公の成長が感じ取れると思います。
終盤に進むにつれて私は主人公の頑張り、成長に感動して泣いてしまいました。
なぜそこまで頑張れたのか、成長できたのかという設定を考えるととても響くと思います。
予告を見たときは竜ってなんだ?と思っていましたが、それは主人公も同じでしたので、物語に集中できました。
他のUのキャラについて何だったのかという意見も見ましたが、そりゃネットですから主人公の世界とは程遠い誰かなのでしょう。
細田監督は、インターネットが好きなんだろうなぁというのと、人の嫌な部分を描くのが好き(得意?)なのかなぁと感じました。
「いるよなぁこういう人」と共感しました。
個人的にはUの創始者の名前は出るのに一切出てこない点は感心しました。
導入部分でUの説明がある割には、その他設定の説明が足りないと感じる部分はあるかもですが、それはむしろ後で考えたり人と話し合って楽しめる範囲かなと思います。
最初に書いたとおり、これは主人公の成長の物語ですので、主人公中心と考えれば説明不足は感じませんでした。
映像・音楽は無論良かったです。
物語は設定からしてちょっと大人向けかなぁと感じました。
これから細田守の代表作としてはこちらが言われるようになるのではないかと思います。
とっても穏やかな、やさしい気持ちになった。
テレビで見た「サマーウォーズ」の仮想世界が楽しかったので、今回は映画館で体感してみたいと心待ちにしていた映画です。序盤からその世界にどっぷりと浸り、大満足~!
ユニークなアバター達がうようよ歩いてるし、空にはスピーカーを積んだクジラも飛んでるし、なんだかハッピ~!
ストーリーは「サマー」よりも重いテーマがあるものの基本はかなりベタ。でも、それがいいんです。ベタな方が心に響きます。考えて感動するわけじゃないから。
現実世界では多少不可解な展開もあるので、そこに注目するとしらけちゃう人もいるかも。私はアニメでは特に、現実的じゃないほうが好きなようで、マイナスには感じませんでした。
非現実的なのを気にしないという意味では、感覚的に観られる子供の方が合っているかもしれません。複雑な話は断片的にしか理解できないと思うけど、それでもきっと心に残るものがあるんじゃないかな。
誰もが善悪の心を持っている。でも、誰かの優しい心は、他の誰かの心に明かりを灯すことができる。子供たちの心に、そんな希望の種を植え付けてくれると思います。
私はこの映画大好きです!素直に感動し、なんだか穏やかな、やさしい気持ちになりました。制作スタッフさん、ありがとー!
細田守渾身の最高傑作
本作では細田監督が今までに手掛けた自らの作品のみならず、さまざまな作品のオマージュが多数見受けられ「君の名は」の時の新海誠の様にもう本気で売りにきているという気概をひしひしと感じる。主人公役の中村佳穂の圧倒的な歌唱力も魅力の一つだ。プロモーションでの歌のシーンに魅かれて視聴する人も多いだろう。
さて、肝心の映画の内容だが薄っぺらいにも程があると言ったところだ。それもそのはず脚本を担当し原作を書き上げたのは今回も絶望の細田守監督自らなのだ。これだけの素晴らしい映画ルック、効果的な演出、圧倒的作画技術をもってしても1mmも隠せてないしょうも無さ。しかしこれはある意味芸術の域、もう天才のそれと言えるレベルだろう。新海誠の様にプライドを捨て全力で売りにきた結果がこれなのかと思うと悲しくもなるが同時にまた狂おしくもたまらなく笑えるのだ。
はっきり言おう。本作を何か中身のあるものとして見てはいけない。けっして宮崎アニメなんかと比べてはいけないのだ。そういう視点で見てしまうと本作は怒りしか生み出してはくれない。しかし第一線で長年活躍してきた監督がまじめに売れる映画を作ろうとしたけどめちゃくちゃ駄作になりました、という事を踏まえてみるともう最高に笑える作品へと生まれ変わるのだ。
そしてヒロインの歌声との対比も大きな見どころだ。映画の内容自体は駄作中の駄作だが一度ヒロインが歌い出せばそのしょうも無さを理不尽なまでに蹴散らす圧倒的歌唱力と楽曲の魅力。そこに映像美も相まってその対比が本作をギャグアニメとして芸術の域にまで押し上げている。こんな角度から感動する事があるのかとある意味衝撃を与えてくれる紛れも無い傑作映画である。
共感して感動したテーマも歌も音楽もIMAXも最高
ヒロインのすずの生い立ちや幼い頃に負った心の傷など私にとってはとても共感できる部分が多くて一々ああこれは自分自身のことだと思えた。
多く人たちが抱えているであろう癒やされざるインナーチャイルドが本人が自分と向き合い本当の自分になるろうとすることでインナーチャイルドが癒やされて成長して本当の意味で自立して生きていくことが出来るようになるという物語なんだと理解した。そしてすずが竜のことが気になった理由の描写ががやや分かり難かったけれど心や体に自分と同じように傷持つ者なのだということを竜の振る舞いや雰囲気などから直感的に理解したということなんでしょうね。それができたのも歌を歌えるようになって自分の軸を確かにしたすずだからこそだったのでしょう。そして亡き母の影響が大きく人一倍優しく利他主義な彼女故に竜のことをあそこまで気にかけて助けることができたのだと思う。
竜とその弟を庇い暴力親に敢然と立ち向かう彼女の深い無条件の愛に根ざした腹の坐った姿に殴ろうとした親もまるでキリストや聖母マリアの前の罪人同然に逃げ出すより他なかったとのも納得できた。
そう、この作品で監督が伝えたかったメッセージのひとつが正にこの無条件の隣人愛なんだと思う。
ネットで地球上の多くの人々が簡単に繋がれる時代なったからこそすずのような存在が現れてその波動と行動に共鳴すれば世界を理想郷することも叶うのだと思えた。👏
もう一度またIMAXの映画館で歌も聴きたいし、じっくりと見てみたいと切に思った。
傑作だし今の自分と世の中に必要な作品だと思った。
全890件中、101~120件目を表示





