竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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評価が低い意味が分からない❗❗
行く前にレビューをたくさん読みましたが、思った以上に微妙な意見が多かったので行くのも考えていたのですが、娘が見たいと言うので行って来ました。
なんと言うか…こんな映画は見た事ない‼️
歌を聞きながらずっと泣いてしまい、映画館の中もやたらシーンと静まりかえっていて…こんな事は余りないと思います。
美しすぎる映像美と音楽は漫画やアニメーションという枠を越えていたと思います。
終わった後は目を閉じて音楽を聞いていました。最後まで誰も席を立たずもっと聞いていたかったという思いでいました。5の評価では低すぎる評価だと思いました🙆
行く前にレビューを見て、気が進まなかったが友達に誘われて観に行くと...
映画館で是非。歌、音楽、映像が私にとって過去最高。
また塗り替えられた細田守の傑作
映画館の音響はすごい
世界中の「すず」へのエール
個人の感性で差が出る映画
私からするととっても素敵な映画で、映画館で涙を流しました。
壮大な歌に世界、その中でもがき苦しんで自分の光や意思を見つけていく主人公。
ストーリーがわかりにくいと批判されている部分もありますが、面白い映画はただ単に『わかりやすい映画』だとは思いません。
キャラクター達の関係性や台詞が曖昧な分、そこは自分で解釈して自分で考えて楽しんでく映画なんじゃないでしょうか?
舞台となっている仮想空間(インターネットの世界)も、全員が同じ気持ちや用途で使用しているわけじゃありませんし…観る人個人の感性や今まで培ってきた経験、想像力などに評価がゆだねられる作品なのかな、と思いました。そこもまた面白いですね。
(※評価が低い方を馬鹿にしているわけではありません。映画や楽しみ方に対しての価値観は人それぞれなので)
傑作とはこういいうことか
ミュージカル作品はオペラもそうだが話が単純になりがちだ。細田作品は緩急を使い分ける。
特筆すべきは前半の回想シーン。子供と親が過ごす何気ない、けれどかけがえのない触れ合いのシーンをゆっくりと見せていく。このうまさったらない。
そして高校生の部活動を描くシーンのディテールは、その細やかさ甘さだけでなく、一瞬で見るものを高校時代の切ない思い出の中に引き連れていく。
美女と野獣のオマージュになると絵のタッチがその時代のものになり、当時のCGの質感まで再現してくる。
何より細田作品の中でもこれまで主人公におわせてこなかった生きることそのものへのトラウマに向き合わざるをえないこと、そしてそこへの解決の糸口。
カタルシスはネット内でのマスであるアバターとの意思の交換に持ってくるのかと思いきや、現実へと引っ張り戻して完全な解決に持ってくるわけではない。
ネットのなかを肯定も否定もせず、嘘を言ったり、人を傷つけたり、誹謗や中傷のある世界そのものをたんたんと描く。だから、こうあるべきなのだという善をとくのでもない。
しかし、はじめから最後まで、スローパートからオマージュ、トラウマを受け入れるところまで、完全なる解を提示していない。
そしてだからそれが良い。
傑作とはこんなふうに作られるんだと、ほんとにほんとに感じた。
なにより、歌が上手い。うますぎる。
アニメってここまでできるんだとも思うし、これまで女性の描き方に批判を受けることもあったが、その段階は突破したのだ、と思わされた。
心を吹き抜ける爽やかな疾走感。そして歌声
不満はたくさんある。
Belleになるまでの過程や、竜が暴動を起こす動機、クライマックスも含め過不足な描写が多く「なんでそうなった?」「ちょっと無理がある」と思ってしまう。
特に美女と野獣パートはあからさますぎて冷めた目で観てしまったのは事実。
それらを踏まえて高らかに宣言する。
「この映画が大好きだ!」
映画を何故作るのかと言ったら監督の創作意欲を満たすため。映画を何故観るのかと言ったら非現実的な体験をするため。
監督の脳内、妄想、創作を楽しむのが観客の楽しみだ。
細田守はこの期待に見事応えてくれた。
確かに他の人がいうように細田守のやりたい事を詰め込んだかのような脚本だけど…
それがどうした!監督がやりたい事やってるんだから面白くないわけないじゃないか!
最初にあげたような不満は多々あるけれど、その穴を埋めるかのように映像、音響、編集、演出がビシッと効いていて、不満を感じても激流のように展開される世界に流されてもはやどうでもよくなる。
しまいには流れが速すぎて不満を感じる間もない。速すぎるといっても観客を置き去りにさせないところは細田守すげぇなってなる。
というのも久しぶりに「ここは映画館だ」ということを忘れ、スクリーンに没入した。まさに自分がUにいるような感覚に陥った。
映画とは、アニメとは、夢を与えてくれるもの。
暗い世の中で忘れかけていた興奮を思い出させてくれた。
心を吹き抜ける疾走感は私に輝く夏を寄越した。
最高オブ最高
Belleの歌声が素晴らしかった
「またか」と海外の一部が発言されても
・昨日2回目を見に行きましたが、1回目、2回目とも涙がこぼれました...
・昨日2回目を見に行きましたが、1回目、2回目とも涙がこぼれました。
・1回目は子供含め、家族4人で、2回目は妻と2人で。
・映像、歌が圧巻。1回目見てから、spotifyとyoutubeで毎日音楽を聞いています。
・旧来の日本アニメとCGアニメの融合による多様性、複数の音楽家による音楽の多様性など、様々な世界はそれぞれ素晴らしいということを上手く表現されていたと思います。
・物語も素晴らしい。主人公のすずがUの世界、周りの人と関わりで悲しみを乗り越え、強く成長する姿には心が打たれました。
・歌を作ったり、映画を作ったり、ネット上で何か呟いたりと、クリエイティブなものを発表すると、評価も批判もされます。
自分の満たされない心がある人は時に攻撃的に批判してしまうことを、この映画は伝えていると思います。映画を批判される方の中には、そのメッセージが届かず批判されている方もいる気がします。その様な批判をしても心が満たされないままだと思うのですが、、。果たして批判している人はアンベイル(実名が晒される)されても批判し続けることができるのか。。。
・じわじわと、グローバルで評価され、歴史に残る作品だと思います。
当然のことだけど忘れがちな事を思い出させてくれた。
引き込まれる世界観
観てほんとよかった
久々に、号泣
Uはもはや異世界でなく現実か
細田監督のネット社会描き方に変化が見られた。ネット社会の捉え方に変化があったことはもちろんだが、ビジュアルでの表現の仕方そのものを変えてきた。
細田映画では、異世界に突入するとキャラクターの輪郭線が朱色になる。ネット社会を描いた『ぼくらのウォーゲーム』からやり始めた演出なのだが、『時かけ』のタイムリープの場面でも『サマーウォーズ』のオズの世界でも、『おおかみこどもの雨と雪』でも、主人公が死んだはずのおおかみおとこの姿を見る夢の世界でも、輪郭線が朱色になる。
しかし、今回のUの世界では、そういう演出はなかった。それはどういう意味なのかをずっと考えている。Uはユーザー数が世界で50億いるほどの巨大なプラットフォームだそうだが、それだけの人数がいる世界はもはや異世界じゃなく、現実ということなのかもしれない。唯一の例外は竜だ。竜だけは輪郭線が朱色だ。彼だけ扱いが違うのはなぜなのだろう。Uの他のユーザーは、そこが現実と地続きの世界だが、竜にとっては違うということだろうか。
それから、『ウォーゲーム』や『サマーウォーズ』の頃のネット世界は、余白の多い世界だった。今回のUには余白がない。もうくまなく開発されきっているという印象を与えるほどにびっしりと詰まった世界だった。開拓可能なスペースがなくなってしまったネット世界の窮屈さが今回の作品には重要な要素となっていた。
3DCGのキャラクター芝居が素晴らしかった。日本のセルシェーディングのアニメとも違うし、ディズニーやピクサーとも違う。非常に生き生きとした芝居を3DCGで作っていたのは驚いた。
ツッコミどころは満載だがとにかく最高。
全く観る気もなかったし、どちらかというとこの監督の作品で好きなものも大して無いから映画館で観るなんて選択肢はありえなかったが歌に一目惚れして映画館で鑑賞。
元々涙腺が弱いタイプだが、鈴があることをきっかけに歌を歌えなくなりUの世界に行くことで歌が歌えるようになった場面で、泣くつもりは一切無かったのに自分でも信じられないくらい号泣した。
中村佳穂さんはとても心に訴えかけてくる歌を歌うからすごく心に響いてくる。
内容も意外性があって個人的には楽しめた。それぞれの色々な考察があっていいと思う。
後に製作側から正解が出されるかもしれないが、今はそれぞれが感じたこと思ったことが全て正解。
それもまた作品を見た後の楽しみの一つだった。
ツッコミどころはかなりある。こんなに近代化したファンタジーでフィクションな作品なのに人探しだけめちゃくちゃアナログだったけど、シリアスな現実世界と自由なUの世界の差別化ができていたと思う。
この作品はかなり良い悪いが分かれると思うが、個人的にはかなり良い作品に出会えた。期待度が低かった分全体的に良かったと感じたのかもしれないが、兎にも角にもあの歌声は映画館で聴く価値がある。
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