「デスマッチプロレスの猿」狂猿 ヨークさんの映画レビュー(感想・評価)
デスマッチプロレスの猿
プロレスは全く知らないし葛西純という人も聞いた事がなく、映画の内容も分からないまま観た。
そんな知識の無い人でもプロレス界の於いてデスマッチというジャンルの位置付けを分かりやすく理解できる構成で、スッと入っていく事ができた。
いかに過酷で危険なエンターテイメントなのか。それを葛西純の背中から見て知る。
しかし同時にその生き様のどうしようもなさ、男らしさ、切なさ、プロフェッショナリズムなど等身大の姿を見る事ができた。
どんなに野蛮で危険でも、これしかないという人間のリアルな生き様が良い。過剰な見せ方が無い。
ドキュメンタリーとしてファンなら物足りなさを感じるだろうけれど、デスマッチファイターをやっているひとりの男のドキュメンタリーとしてはこれくらいがちょうど良い。
帰りにパンフレットとTシャツ買っちゃったもんね。
こんなTシャツどこで着るんだろうと思いながら3,000円払ってた。でもね、このお金が彼のサポートになればという想いで買いたくなるのよ。
コメントする