プリズナーズ・オブ・ゴーストランドのレビュー・感想・評価
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ニコラスケイジの悲劇
世界観もいいし、セットも衣装もクールなのにもったいない。シナリオがダメダメで全くストーリーに入っていけない。ヒーローはあの人と共闘するんじゃないの? おバカ映画なんだから単純明快の方がいいのにね。 ボケを入れるんだったら、ボケ倒して笑いにして欲しいし、SFの要素を盛り込むんだったら、とんでも理論でいいからわかるようにして欲しい。 ママチャリでゴーストランドに出撃するなんてメチャクチャクールだと思って身を乗り出したらあっさり断念しちゃうんだもんね。 見どころは、ニコラスケイジの股間にアクシデントが起こるところかな。ここはまさかの展開で、笑っちゃった。だから、一個づつ装着したんだね。 核爆発で時空が歪んでサムライタウンができたのかな? もうめんどくさいから、園子温監督もそこに放り込んでください。 ニコラスさん次は、おバカ道一直線の作品を頼みますよ。
なんと言えばよいのか・・・
久々に園子温作品鑑賞。 途中、銀行強盗の振り返り場面から「おっ、このあとの筋が見えたかも」なんて思ったワタシが甘かったのでしょうか。 結局ストーリーは無いのかも。ヒーロー(ニコラス・ケイジ)が流れ者としてやってきて、地元の不条理をバンバンやっちゃう、というマカロニウエスタンなのかな。 それでも、モヤモヤ感はありながらも最後までしっかり観ることができました。 ラスト間際、メインどころ3人がバス停?にぐったり座っている後ろのブリキ看板、「エネクソ」!笑えました!じっくり見ればもっと小ネタが潜んでいるのでしょうね。 「ニコラス」の名を語る私、BからC級作品にスイッチしつつあってもなるべく作品にフォローしていますが、いつも全力演技のニコラスにリスペクトでした。 (でも、最初のフンドシシーンは栃ノ心に見えてしまった・・・)
ニコケイはニコケイ、何色にも染まれない
バンザイ!…とはいかず?時代劇サムライ × 西部劇ガンマン × 震災原発。東洋ミーツ西洋おまけにSFとか雑多煮状態カオスのはずだけど何故か何処か薄味。まちがいなく園映画だけど、ベストな園作品からは程遠い(と書きつつもっとハマらなかった作品色々あったので一先ずこのスコア)。 園子温 × ニコケイ = 双方のクレイジーな世界観/存在感、"まぜるな危険"!!…かと思いきや……?ファーストカットから園子温映画、その後もずっと紛れもなく彼の映画でしかない世界観が一応展開されてはいる。二人の強烈な個性がブツかり溶け合うのをワクワク期待した結果、園監督がニコケイにニコラス・ケイジ同人映画ばりにさせたいことをアレコレさせた挙げ句、世界のニコラス・ケイジに敗れたり!園子温≪ニコラス・ケイジ。彼の強烈すぎる個性は園子温監督作品の中でも決して埋没することなく、始終際立っていた。なんだったら「話自体がジャンプカット?いや、ジャンプシーン?」なんて勘繰ってしまうくらい、記憶に残らなかったかもしれない。言うほどクレイジーじゃない。う~む
年末待たずに今年ワーストワン確定
どうした園監督?エロでもグロでもノイジーでもない。不条理もない‥突然始まる仲間割れは理解できないので不条理だけど。 期待が大きいだけに半端ないがっかり感。久々エンドロール見ずに小屋出ました。
園子温監督の「やりたい放題」映画に拍手喝采&勇気をもらった
「すごい映画」だと思います。園子温監督のハリウッドデビュー作と言う名目で紹介されています。「ハリウッドだけが映画じゃない」というアンチの声も聞こえてきます。日本では実績十分な監督でも世界では無名です。でも園子温監督は「やってくれた」のです。そして本映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』での演出も特筆すべきものとなっています。もう「世界観丸出し」で「好きなようにやっている」との印象を受けます。さらに「ヤケクソ感」も伝わってきます。本映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』のコメント・レビューは散々たるものですが、わたし的には「絶対に評価される時が来る」と信じています。園子温監督「こういうことやりたかったのだ」とわかるのです。若かりし頃の石井 聰亙監督ならびに山本政志監督が「やりたい放題」していた時代を想起させました。映画って確かにメッセージ性も大事ですが、「エンタメ性」があることで、現実世界から逃避をもたらします。逃避した先で、わたしたちは少しでも楽しくハッピーになれるのであれば、それは「勝ち映画」だと思うのです。映画業界も現在は「コンプライアンス」を意識したメッセージ性を求める作品が多い中、本映画のような園子温監督の「やりたい放題」の作品ってとても重要だと思うのす。ここまでやってくれたので、絶対に世界で活躍してほしいと思っています。 『運だぜ!アート』のluckygenderでした
最高!ではなくサイコ!
近年のニコラス・ケイジ主演の映画はなかなかハードルが高い。そのイカれ具合は「ニコラス・ケイジ映画」というジャンルにしてもいいほど。面白いとは言えないものが多いのに、なぜか観たくなってしまう。本作はニコラス・ケイジ主演ってだけでなく、園子温監督ってことだから期待が高くなってしまうのも仕方ない。 設定とか街並みとかストーリー展開とか、キル・ビルやマッド・マックス、そしてパンク侍なんかを連想させる作り。でもどの作品にも遠く及ばない出来。意味不明でも辻褄が合わなくても展開がメチャクチャでも、なんかカッコよかったり、なぜだか目が離せなかったりする映画ってある。そんなのを期待してしまった自分はダメなんだろうか。 脚本がいくらダメでも、頑張れるところってあるはず。血しぶきの位置が明らかに変だったり、殺陣がしょぼかったのは残念だった。あくまでB級感にこだわったつもりなんだろうか。坂口拓の使い方もなんかもったいない。もっとカッコいいアクションさせてほしかった。 唯一楽しめたのがニコラス・ケイジの日本語と、妙な存在感。予告で観た「サイコー!」ってセリフは最高ではなく「サイコ」って名前だったんだね。なんだそりゃ。 あれ、でも「ニコラス・ケイジ映画」として考えるとそんなに悪くないか。もっとひどいのあったしな。
デュアルライトママチャリって凄いね
ガバナーと呼ばれる男の命を受け、町から逃げた孫娘を連れ帰る為に。ゴーストランドと呼ばれる未知なる町に向かう囚人の話。 銀行を襲い強殺で捕まり牢に入れられて数年後、ガバナーにより爆弾の仕込まれたスーツを着させられた主人公が3+2日の期限を設けられ バーニスを追うストーリー。 遊郭だったり侍だったり、ウエスタンだったりに車にスマホと古今東西入り乱れた不思議な世界感でコメディ要素もあるけれど、大きな笑いに繋がる感じはないし、全体的にノリは笑い寄りではなくイマイチ。 大袈裟演技は演出ですよね? 見つけるの早っ!って感じまでは良かったけれど、キノコ雲と青空壁画の某施設の設定要りますか? そしてどうでも良いけれど町の名前は仲ノ町か金町か侍町かどこでしょう? ヘンテコガチャガチャ設定というユニークさはあるけれど、変にマジメというか堅いし、メインストーリー自体が話をムダに拡げている感じで面倒臭いし冗長だった。
タイトルなし
悪評ばっかりですけど僕は楽しめましたね 園子温がまともな映画創る訳ないですもん 最近のニコラスケイジの作品では一番面白かったです まあ万人受けする映画ではないのであまり参考にはならないと思いますけど。
意味不明で不快
銀行強盗だったヒーロー(ニコラス・ケイジ)は、裏社会のボス、ガバナーから逃げ出したバーニスを連れ戻すよう命じられた。ボディスーツを着たヒーローはゴーストランドにたどり着き、バーニスを探し出し、ガバナーの所に戻ってくるが、・・・という話。 江戸時代の遊郭みたいな所でスマホを使い謎の英語を話す外国人がボスで刀での殺陣有り車有り、ゴーストランドも何のこっちゃかさっぱり理解できず、話がみえなかった。 なんか、日本を馬鹿にしてるのかとも感じ、不快だった。 何がヒーロー?これ何なん?って思った。
こんなに壮大なお金の無駄使い、やっちゃっていいの?(苦笑)
個人的に好きな園子温監督の新作!という事で、初日に観に行きました。 始まってから数分で、駄作感が漂っている作風に「これはヤバいかも」と、危険を察知! もうね、20分経っても、30分経っても、個人的に気に入るような見どころが出てこないんですよ。 笑いを狙ってる?ような場面が多く出てきますが、それが全部、見事に外してる印象。 よく分からない世界観に感情移入出来ないまま、途中で眠ってしまうお客さんもいそうです。 参加している膨大な数の俳優達の演技も、何処か無理やり感が漂っていて、観ててキツい。 私、B級映画やカルトムービーも好きなのですが、そっち系の面白さがあるワケでもないし・・・、 とにかく面白いと心から思える場面が全く無いまま、ラストまで来たという感じ。 率直に言って「つまらない映画」でした。オススメ度はゼロです。 監督の体調の悪さに起因したものなんでしょうかね? 本調子ではないのかもしれません。
プリズナーズとは観客のことでした。
最初から最後まで何がしたいのか、さっぱりわからない作品でした。カルト作品狙いなのか所々変わった映像があるけど、アイデアだけの安っぽい意味のないシーンばかりでウンザリしました。ストーリーも素人が書いたようなレベルなんでイライラしっぱなしで、早く映画が終わってほしかったです。これが、ジャパネスク趣味のアメリカ人監督ならまだ許せますが、園子温監督作品とは絶望的です。サムライ役の坂口拓だけは、自分の仕事をキッチリこなしていましたね。
先生!血飛沫が足りません!!
ニコラス・ケイジ召喚という時点で予算が吹っ飛んだなと邪推してたので、まあ、何と言うか。概ね予想通りです。マカロニ・ウェスタン風花街です。自分でも言ってて意味がわかりませんが、それしか表現のしようがない。 見所はニコラス・ケイジが全力でママチャリを漕ぐ場面と、相棒を失くす場面ですね。人間の相棒も亡くしますが、それ以上に魂の片割れを失くした時の悲痛感ですね。これ、言葉に出来ません。 監督が園子温なので、ラストで豪快に血飛沫が放たれるだろうことを期待して参りましたが、体調を崩しておられたのかとても控えめな描写でございました。 彼の今作での功績としては、ハリウッドにデコトラ文化を知らしめたということでしょうか。いずれスピードの主人公もデコトラに乗るような日が来るかもですね。ねえわ。
トンチキ映画
銀行強盗の罪で捕まった男は行方不明となった市長の娘の捜索を命じられ…。 園子温監督作品。びっくりするほどトンチキな映画で少なくとも自分には全く合いませんでしたが、気が狂った世界観やセットにはめちゃくちゃ引き込まれました。
ママチャリで走るニコラスケイジ
見始めると東京トライブの危なさがふと頭をかすめる。 あれは何とかまとまったけど今回はきついなあ。熱演、お金、手間、暇かかってそうだが。 ニコラス君、カラー・アウト・オブ・スペースも滅相な映画だったがまだ見れた。 今回は意味が分からない。 園子音ファンとしては低評価はつけたくないが今後への期待を込めて☆2 デス。
園子温ハリウッドデビュー
この監督にいつも以上の予算を持たせるとどういう映画を作るのかの壮大な実験。結果は寺山修司+マッドマックス+西部劇。いっそラストはいつも通りの血飛沫まつりだったら笑い飛ばせたのですが。坂口拓さんはかっこ良かったです。最近は変な映画の変な役ばかりのニコラス・ケイジさんもお疲れさまでした
死屍累々
予告の感じハチャメチャなものを期待して観に行きました。荒唐無稽なものが仕上がって出てきました。
とりあえず中盤まではとにかく怠いです。会話が成り立っていなかったり、時系列がグチャグチャになっていて分かりづらかったりと、園子温監督だしなでは許されないレベルの不親切さ全開でした。
外国から見た日本の姿をそのまま映しても、新たな誤解を生むだけだと思います。すげぇ狂った国みたいに描写されていましたが、あんなに集団で紙芝居は読んだりはしません笑。
ウケを狙ったような場面も多くありましたが基本的に外しまくり、登場人物の感情の起伏の激しさには苛立ち、ストーリーの終着点が分からずグダグダと、何をしたいのかがマジで分からなかったです。
それでも褒める部分は一応あり、ヒーロー(ニコラス・ケイジ)の金○が1つ失うという悪趣味全開な描写です。とんでもないことを平気でやってのけ、滅多に見れない描写をこなしており、素晴らしいです。あとは坂口拓さんの剣捌きです。モブたちを殺すアクションで、提灯の中に首を突っ込ませ、その中で首を切り、血飛沫を出す演出はとても好みでした。ニコラス・ケイジvs坂口拓さんの一騎打ちも見応えがあり良かったです。互いの○玉を蹴り痛がる描写も乙です。
ただ、全体通してみるとつまらないの部分に入る作品だと思います。こんな狂った作品を観れたというのはある意味特別な経験だったなと胸に秘めておきます。
鑑賞日 10/8
鑑賞時間 16:00〜17:55
座席 G-9
私のセンスがないのか・・・
初めから最後まで、全く意味がわからなかった。これなんか誰も気づかない意図とか面白さとかが隠されているのかな?正直、座席から出口が近ければ開始10分でか出ていったと思います。何のために、誰のために作った映画なんだろう・・・
眩~北斎の娘~
葛飾北斎の娘 葛飾応為が描いた絵に吉原格子先之図という絵がある。 誇張した明暗法と細密描写に優れた肉筆画で近代日本画の黎明を感じさせる傑作だ 遊郭の花園と地獄が伺える絵で、観る者に禁断領域への誘惑を放っている。 この映画は、その誘惑を映像的に叶えてくれる それだけで、後は何も無い 遠くキル・ビルにも寺山修司の草迷宮にも及ばない
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