劇場編集版 かくしごと ひめごとはなんですかのレビュー・感想・評価
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2021年久米田康治画業30周年記念
原作は既読
監督と脚本は『ぼくらの7日間戦争(2019)』の村野佑太
脚本は他に『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION スターゲイザー』のあおやまたかし
BS日テレで放送された連続アニメは未鑑賞
原作は小学館で数々の迷作を生み出した久米田康治がなぜか講談社に場所を移した全12巻の漫画作品
下ネタ漫画家という身分を幼い娘に隠す男の話
久米田康治で下ネタといえば『行け!南国アイスホッケー部』
『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』的要素が温泉宿のやり取りで見られる
久米田のイラストがアニメでもきっちりと再現されている
猫や犬など動物を描くのが苦手な一面もきっちりと再現されている
へたっぴぶりが中途半端なんだよね
少なくとも猫は『ねこ・ねこ・幻想曲』の高田エミ先生くらいの画力を求めたいところ
『きんぎょ注意報!』の猫部ねこ先生みたいな大胆なデフォルメをしているわけじゃないし
どうしても連載漫画のラストは変な方向に行ってしまう傾向がある久米田康治
下ネタ星の王子様とか
空港に着陸寸前ワクワクしていたら大きく斜めに傾き墜落してしまう旅客機のように
彼の性格がそうさせるんだろうか
泣ける人はいるかもしれないが久米田とは付き合いが長くとてもじゃないが泣けない
僕は久米田康治にそうなことを求めていない
『君は天然色』♥
『よつばと』を読んでいる影響で、シリーズ12話は見ていた。その劇場版と言う事で見た。
確かにハンディーキャップが加わると、表現は大変になるかもしれないが、ベートーヴェンもイツァーク・パールマンもカラヴァッジョもそれを乗り越えて、普通の者よりも偉大な芸術家になっている。
『よつばと』もアニメーションにならないかなぁ。
終わり方テレビと同じだ。
最後は♥
こう言うアニメーション見ていると、変態ジジイと謂われるかもしれないが。
最後に現れたのは、僕のどストライクな
歌とは♥
そう言えば、テレビシリーズも最後はこの歌だったね。
実は今気づいた。というか思い出した。
面白い
面白かった。
振り返りの部分が結構長めに取られている印象があるため、そこは好き嫌いが少し分かれるかもしれない。
けど、そのため元々を知らなくても見れる気はします。
歌の入り方が個人的にすごくよかったし、泣けた。
娘を溺愛するあまり、無駄な努力に神経をすり減らす主人公に大いに共感します
後藤可久士は下品な下ネタ満載の作品が人気の漫画家。彼は小学4年生になる娘、姫を溺愛していて自分の仕事を彼女に知られるのを極端に恐れているために様々なトラブルを自ら招くことになる。
仕事が娘にバレないように無駄に奔走するドタバタが、可久士を支える個性的なアシスタント達や姫の同級生達の活躍で生き生きと描かれていてとにかく微笑ましいですが、それより何よりそんなお父さんの苦労を何も知らない姫のキュートさが本作の核。娘を持つお父さんなら可久士のキテレツな行動に大いに共感すると思います。それゆえ劇場版で追加されたと思しき後日譚の切なさがしっとりと胸に沁みます。後付けになりますがテレビ版も追って観てみたいと思います。
地上波でのアニメは視聴済での編集版。 やっぱり最高ですね。本当に素...
地上波でのアニメは視聴済での編集版。
やっぱり最高ですね。本当に素敵な親子の物語。
内容に関しては文句なく、曲も素晴らしい。
かかるタイミングが良すぎてボロ泣きでした。
ただ、期待していた新規カットシーンが思ったより少なかったのと、どちらかというとアニメ本編の補完部分が強いかなと思いました。
まぁ、アニメの終わり方が素晴らしかったのでしょうがない気がしますが。
ですが、せっかくの劇場版ですのでお父さんとお母さんの過去話や、空白の1年部分をもっと掘り下げて欲しかったかな〜とも思いました。
泣くにきまってんだろ!こんなモン!
アニメは全話視聴。原作は多少読んでいます。
最高でした。正直編集版と聞いて舐めていました。まさかあんなサプライズがあったとは。
まず編集版なので当たり前ですが編集が上手いです。もともとのテレビアニメでのシーンの取捨選択は勿論、姫18歳編とのつなぎ方も区切りごとに親子の愛を感じやすくなっており既存の見た事のあるシーンでも泣く事ができます。
そして今回の目玉であるテレビアニメでは描かれなかった最終回についてですが、もう全てが泣けますね。詳しくは触れませんがエンディングである大瀧詠一の「君は天然色」が流れただけで号泣してしまいました。大瀧詠一さんが甘く人を感傷に浸らせる良い声をしていることもあり聞くだけで映画の内容を思い出しより泣かせられます。
声優さんの演技もいいですよね。神谷さんはまだ高校生役などとしても活躍されていますが父親としての優しい演技も大変上手にされていました。姫の高橋李依さんもまたわざとらしくない実際にいそうな10歳の女の子を演じられていました。お二人のような離れた年齢も演じられる役者さんは本当に尊敬します。
ただの編集版ではない一本の映画として面白い映画です。是非ご覧ください。
中二病でも恋がしたい。お前後で職員室来い。
久米田康治の評価が上がるが値段が高い
特別鑑賞料金1900円にパンフが1650円と、計3550円は普通の映画の倍のコスト。そこまで高ければ倍面白くないと元が撮れないのではとハードルが上がらざるを得ません。
久米田康治作品は南国アイスホッケー部や絶望先生までは単行本を揃えていましたが、下ネタや特定の人がひどい目に合う作風があまり好きではなく、かくしごとはスルーしていました。
読んでおけばよかったと後悔するほどいい話でした。
しかし前述の他の映画の倍面白かったかといわれれば所詮総集編なのでとばしたエピソードがダイジェスト映像で流される当たり物足りなさを感じたのも事実です。
非常に良い作品です。
とにかく見やすい作品になっています。
ストーリーも分かり易くて、気軽に見ることができます。
楽しくて、笑えて、泣ける作品です。
各キャラクターもかわいいし、背景もきれいです。
是非とも今この季節に見てほしいです。
特に娘さんがいるお父さんには、非常におすすめです。
見終わった後に必ず娘さんに会いたくなります。
出来れば、お父さんと娘さんで一緒に見てほしい作品です。
もっとたくさんの人に見てほしいので、是非とも上映館数を増やして、
ロングランしてほしいです。
小学生の息子と鑑賞
小学生の息子と鑑賞。息子も一般料金で。
息子の方はアニメを少し見た事が有るみたいです。
私はタイトルを知っている程度の予備知識でした。
それでですね、結構笑えるんです。親子で笑っちゃいましたよ。
他のお客さんは、それほど笑ってなかったけど、総集編的な感じなので、見た事が有るシーンだったのかな。
私と息子だけ笑いの沸点が低いだけかも。
それで、映画はテンポ良く進んで行くんだけど、初見の私でも置いてかれず楽しめる位に、巧くまとまっていました。
それから、この映画で私が良かったと思ったのが、終盤めぐろ川たんていじむしょが再集結した事。
姫が皆から慕われていたから集まってくれたんだと思うの。
これって、姫が真っ直ぐ成長してくれた証じゃないですか。
父親の立場で見てみると、この時点である意味ハッピーエンドだと思うんです。
もっとも、この後まるで漫画の様な展開で、ちゃんとハッピーエンドを迎えますが。
漫画業界の裏側を覗かせつつ、親子愛を見せる温かい作品だと思います。
絶望し・・ませんでした
TVシリーズの編集版だろうから、観に行かなくてもいいかな・・と思っていましたが、観に行って正解でした。
ストーリーも綺麗にまとめられており、言う事はありません。
大滝さんのED曲も、良い選曲ですね。
しいて言えば、後藤父(神谷さん)のトーンが弱かったくらいかな(笑)。
エロ漫画家生活に絶望した!とか叫んで欲しかったけど、それをしたらダメですね。
家族愛を感じる良作。原作を知らずとも楽しめました。
本作は、漫画原作および、アニメが存在しており、"劇場編集版"とあるように、それらをベースにした作品です。また、画業30周年記念のメモリアル作品です。
こうした前提があるものの、予備知識無しでとっても楽しめました。本編79分と、比較的尺は短いのですが、良い意味で長く感じる、展開が飽きさせず引き込まれる良作です。
作品は、大きく、過去編、現在編に分かれています。また、過去編でも、合間に現在がオーバーラップする部分があります。過去編は、主にギャグ中心、そして現在編ではちょっとしたシリアス展開があります。
作品の根底にあるのは、家族愛です。自身の仕事を娘に知られたくない、という想いであの手この手の対策を打つ主人公に思わず笑ってしまいました。女性の方は、観るとお父さんの想いが響くかもしれません。
作中で描かれる夏の情景も美しく、今の季節に観るにはぴったりです。エンディングテーマも、大瀧詠一さんの『君は天然色』ですが、歌詞が映画の内容に合っています。
余り期待せずに観に行ったのですが、観て良かったと思いました。
総集編
アニメの総集編。大事なとこの部分を切り取った感じ。ギャグシーンも何個かあって懐かしかった。やっぱり見ていて熱くなるものがある。音楽が流れた時には、テンションが上がる。最後の追加シーンでは、より感動できた。これにて、かくしごと終了って感じ。お疲れ様でした!
沁みるひめごと
優しく元気なおかっぱ女子は、色々なものを胸の内に秘めつつ、いつでも静かな微笑みを見せてくれて、それが何とも愛しかったです。少女っぽいシーンより、大人っぽいところに感激。
もう一つの魅力は、父親の拙い愛情表現。「隠し事は描く仕事」と言う幼い語呂合わせが、まんまそれを象徴していたようです。時折り顔つきが全くのギャグ画風になるのは、作者の余裕のテクニック。
可久士さんに言いたいのは、いっそ娘さんターゲットに別線でファンタジーでも描いたらと言う意見。しかし生真面目で変人な父親は、そんな技は使えない。
坂道や光る海の遠景は、姫ちゃんと可久士さんの父娘の心が辿った道筋のようだったし、覗きこんだ家の中や見晴らした外の景色は、姫ちゃんの揺れる心象風景を表しているように感じました。
光を一杯にまとい、影を少し縫ってこれまで生きてきた女の子が、またまとい、縫って生きていくこれからに静かに拍手。
ひとことで言うと心が温まる作品。
お気に入りの映画館が割引Dayという事で観られる時間帯で本作を選定。
アニメも観てないし前情報は一切無し。
下品な漫画家で娘を溺愛する父と、その娘、姫(ヒメ)の2人を中心とした親子愛を描いたストーリー。
前半はギャグが多め。
娘に自分の仕事を知られ、嫌われない様にする展開が面白い。
有名カフェやテーマパークのシーンが笑える。
本作のタイトルも駄洒落が効いていて鑑賞中に笑えた。
後半、ある事を切っ掛けにシリアスっぽい展開に雰囲気が変わるのも予想外で良い。
これに加え、前半の父親目線から後半の娘目線に切り替わる手法も上手だった印象。
キャラクターの姿は自分好みでは無かったけど、色彩豊かな風景は美しかった。
エンドロールに流れる曲は大瀧詠一さんの代表作。
その歌詞と本作のストーリーのオーバーラップ感がとても良かった!
観賞した映画館の割引Dayだったけど、本作は特別興業で割引が適用されませんでした( ´∀`)
リアルタイムで見たかった
ある程度の内容を知っている状態で見ました。
綺麗にまとめられて非常に見やすい印象でした。
ただ内容的にこれはリアルタイムで見たほうが面白かったんだろうなと当時アニメや原作を見なかった自分を後悔しました。
普通のオーソドックスなアニメ。可もなく不可もなし。
@1900円の特別料金のアニメ。20ページくらいの漫画小冊子が付くので微妙な価格設定。ただし、会員割引が使えないのは不便だよ。
別に原作だかテレビ版だか全く知らないで早朝7時代から鑑賞。自分は観た映画の有料パンフ集めが趣味でもあるので、前日公開初日に有料パンフ買っていたのだけれども、今日の時点で有料パンフプログラム売り切れ。なんでだろ??エヴァンゲリオンとかガンダムじゃないのに不思議。
お客さん朝も早よから30名いくか行かないか。ただ早朝から映画見る同好の士同士、スカスカの席間隔はあったが奇妙な連帯感が漂ってたよ。劇場に。ホンマ、コロナなのにあんたも好きやねぇ。って感じ。
ちょこっとお下劣下ネタ漫画の漫画家と愛する娘の物語。
ベタなフツーの展開。まあ男親にとって娘はかわいいモノだし。リアルな18禁エロならともかく、小中学生向けの下ネタ映画は確かに、現実問題として、成長する娘への説明対応に苦しむところ。反抗期への伏線になるしなぁ。
最後はお父さん死んじゃったの?よくわからないが高校生の娘が、隠していた倉庫の封印を解く。
すいません、予備知識無いし、買ったパンフレットがビニール袋入りで開けるのが惜しい。それじゃなんで買ったのかって?それは自分でもよくわかりません。映画グッズも時々買うが使ったためしがない。袋に入ったままで満足している私。家族にも秘密。これぞ本当の「かくしごと」・・・お粗末さまです。
とにかく無難なアニメ映画。老若男女誰が見ても平均点な映画と感じました。
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