漂流ポストのレビュー・感想・評価
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消えた体と残った心の救済に、涙が止まらない
ファーストシーン…
その2カット目で世界に入った。
大切な人との時間は、明日消えるかも知れない。誰でも楽しい時、その時はそうは思わない。
陸前高田市の、とある場所に置かれた郵便ポストは、あの日、突然そこから居なくなった人への思いを伝えるポストだった。そこには今も続くあの時間があった。
見つけた30分の小さな物語
少ない人数で作った映画に
大切なものが込められていた。
海は美しい
憎いだろうが美しい
そう思うしかない。
※
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運命の皮肉
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「風の電話」の手紙版、親友を3.11で亡くした園美が天国への郵便ポストを尋ねる短編。漂流ポストは風の電話同様実在するが園美と恭子のエピソードは実話かどうか分からない、恭子は親の離婚を苦にして学校の屋上から飛び降り自殺しようとしていたと語られるが、命の軽視。そんな恭子が園美との出会いで救われたにもかかわらず震災で死んでしまうとは運命の皮肉。なんとも後味の悪い感傷ドラマでした。
通らなければならない道
「災害で抱えた心の傷」はとても深い
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