「ひと夏を共有してるよう」夏時間 リブレさんの映画レビュー(感想・評価)
ひと夏を共有してるよう
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思春期の少女の日常がテーマとなるとどうしても『はちどり』と比較してしまいますが、『はちどり』よりも淡々と日常を描いています。淡々と描く分、日常を丁寧に描いていて非常にリアルです。
無口なおじいちゃんの家でなんとなくきまずかったり、お調子者の弟がじつは空気を読んで気を使ってたりして、なんかわかるなーと思いながら見ました。
また、ラストの主人公の泣きがリアルで素晴らしかったです。
お葬式では泣けなくて、ご飯食べてる時にふと悲しみが込み上げてくるというのもわかり、そのシーンでは主人公と一緒に泣いてしまいました。
映画全体のリアルな感じを支えているのが、俳優たちの演技はもちろん、おじいちゃんの家の存在感だと思います。この家は実際に人が住んでる家を借りて撮影したそうで、この家が映画に説得力を与えていると思いました。ちなみに階段の途中に扉があるのは韓国ではメジャーな造りなのでしょうか?リアルな家なだけに興味深いです。
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