劇場公開日 2021年1月29日

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「良い人だと思うし、尊敬するが、実際の精神医療の視点からは?【恒例のiPadの故障で支離滅裂です。すいません】」心の傷を癒すということ 劇場版 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0良い人だと思うし、尊敬するが、実際の精神医療の視点からは?【恒例のiPadの故障で支離滅裂です。すいません】

2021年1月29日
iPhoneアプリから投稿

NHKのドラマの編集したもの。テーマと使い古しの映像からいって、ついに公開初日に事実上の貸し切りか?と妙な期待したが、結局自分以外に3名の合計4名で大スクリーンで鑑賞。でもこの作品、あんまり大スクリーンの利点はない。ただコレから観る人、特に平日貸し切りの可能性ありますねぇ。初日にこの入りだと。

実在した主人公の在日の安医師は、阪神大震災の時、パンフレットによると「全国から集まった精神科ボランティアをコーディネート」とある。立派な人だ。39歳で妻子を残してガンで早逝はさぞや無念だったろう。

ただねぇ、医学部の中で優秀なのが精神科いくとは聞いたことあるけど、臨床心理士、カウンセラー、看護師、薬剤師、医師の中で一番偉くて、本当は一番全く役に立っていないのが精神科医。じっくり話聞くでもなく、結局は薬の処方だけ。問題患者を縛り付けとくのも基本看護師。医者は野球で言えば監督というよりGM。
映画でも被災時も含め、患者の診療シーンは実は少ない。掘り下げが無い。皇族じゃ無いんだから体育館で膝ついて、被災者に話しかけてもあんまり意味ないような気がする。実際は
掘り下げられなかったのが事実ではと勘ぐりたくなる。
あと安先生の次女が制作現場で学生アルバイトしたとのことだが、映画では灯「あかり」と言うなだけど、実際は違う名前じゃんか。変にフィクション入れるなよ邪道だよNHKさん。

でも精神科医って微妙だよなぁ(後段に続く、3行空けて)
あんまり関係ないけどガード下か何かの映画館、小津安二郎の「東京物語」。昔の映画はみんなそうだが、不自然な日本語で、モノクロちっとも面白く無い。私も世代近いが絶対リバイバルでも見に行かなかったよ。ここが夫婦の出会いの場と言うことだが普通、知らない他人に話しかけるかなぁ?

そりゃそうだ悩みならカウンセラーの人の方が良いし、実際は薬剤師が知識あるのに、日本医師会がバックの処方箋制度で医師が処方せん書かないとどうにもならない。

安先生の妻子との触れ合い映画と考えれば良い作品である。命の大切さ、心のケアの大切さもわかる。

実際にどうやって被災者の診療に取り組んだかが見えてこない。俺が知ってる限り、精神科医は1人に1分くらいしか時間割かない。初診は別として。やっつけ仕事の処方箋屋さんが殆ど。

満塁本塁打