劇場公開日 2021年2月19日

「結局は上手な「隠れ蓑」だったのか?」潔白 talkieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5結局は上手な「隠れ蓑」だったのか?

2023年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

お母さんの認知症は。だったとしたら、相当な知恵者だったとは言えないでしょうか。お母さんは。
お母さんの弁護人であった娘も、最後はそこに逃げ込んで「落ち」を付けたようです。いかにも「信賞必罰」という東洋法的な結論だなぁと思います。評論子は。
「真に罰せられるべき者が、最後には必ず罰せられる」という意味では、正義といえば、正義なのですけれども。
『砂上の法廷』のような手続的正義の観点からは「?」のような結論だったのではないでしょうか。楽しめる法廷サスペンスものであったほか、『砂上の…』と同じく、「cinema de 刑事訴訟法」としては、これも好個の一本だったと思います。評論子は。

talkie