「「罪の言い訳」とはよく言ったモノ」パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件 MARさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0「罪の言い訳」とはよく言ったモノ

2021年3月28日
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怖い

寝られる

歴史の先生とかつての生徒達(⁉)を始めとする様々な人々が集った劇場にてテロが発生する物語。

シンプルなテロリストモノ映画のように見えるが、気になる点がチラホラと…

登場人物がちょっと多すぎ?その為個々の活躍が細々となってしまった感じ。

また、ホールを仕切るテロリストさんが、とにかくめんどくさい奴。更に、ちょっとアホというか甘いというか…。頭の回転が速い人ならうまいこと言ってちゃっかり解放させてもらえちゃいそうなチョロい印象すら受ける。

さらに、このテロリストと口の立つ教師との会話シーンがとにかく長い…。その議論、カフェかどっかでやってくれた方が誰も不幸にならず盛り上がるのでは。。

それに、何かにつけて「神の意志」って、テロリストってこんなんばっかりですね。それって寧ろ神に責任転嫁してませんか?

その後も、唐突にキレッキレなアクションや、ガッツリ寝ちゃってる軍人さん達やらにツッコミつつ、迎えたラスト。
サプライズとも言える展開だが、うまい伏線もそんなになく唐突にドーンだからそこまで響かず…。

なにはともあれ、とにかく議論シーンが長すぎた。良かったシーンもいくつかあっただけに、ちょっと勿体ない作品だった。ロシア映画は当たり外れの振れ幅が安定しないイメージ。

しかーし、安定して裏切らないのはロシアン美女‼

個人的ベストシーンは、勇敢な彼を運び出すために、6~7人の女の子が一度に映る場面。
薄暗くてもわかるロシアン美女達の画の強さに脱帽です‼

MAR