孫悟空 vs 猪八戒のレビュー・感想・評価

創作物語として我が国でも古くから 読まれてきた西遊記の外伝的作品。 西遊記が、仏教普及に伴う、道教の神を従えた物語ならば 貪瞋痴を表す存在としての猪八戒=貪、悟空=痴 が対決する物語。になるわけだから面白い しかも筋の軸は恋愛にあり 貪痴が混在する仕立てで、割と皮肉めいた センスを感じれた。 中国の創作センスの一部として 充分評価可能な作品だと思う◎

猿が無駄にイケメンで笑った 最後のシーンは泣いた 嗚咽笑 辛すぎてもう2度と見たくない笑

猪八戒がイケメンの将軍だった時代から、何故イノシシの姿に変えられ、最後は三蔵法師に使えるまでを描く。 子供向けかな。

西遊記に着想を得た、天蓬元帥・猪悟能・八戒に纏わるオリジナルの物語。 天庭で暴れる妖猿を止めるべく天蓬元帥が戦う最中、仏陀が現れ妖猿を地上の五指山へ幽閉。 その妖猿=孫悟空を討伐すべく地上界に降りた天蓬元帥が、地上で出会った捕妖師達とどこにあるか五指山を目指すストーリー。 昔の香港映画を彷彿とさせるちょっとドタバタな演出でRPGの様に旅をしつつモンスターと戦っていく展開を、VFXというより合成？という様な安いCGとワイヤーアクションでみせていき、映像的には戦隊ヒーローの火薬無しレベル。 確かに孫悟空と主人公は闘うけれど、天蓬元帥=猪八戒ではないのだが…とず～っと引っ掛かっていたけれど、えっ!?そういう話? っていうかやっぱりそうか。 これっぽちも孫悟空vs猪八戒じゃないじゃん。 終盤は良くわからない時系列とシチュエーションとやり取りがぶっ込まれて、何でそれでブタに？があったものの、猪八戒のアナザーなバックストーリーとしてなかなか面白かった。 ただ、西遊記に思い入れがあったり、邦題を無視出来ずにに引っ張られたらダメだと思う。

猪八戒になるまでの話、だね。CG はちゃちい感じもあるけど特撮と思えばまあ楽しい。が、衣装は汚いのに顔が綺麗なままの八戒、ってところがこの作品のレベルそのものって感じ。