フロッグのレビュー・感想・評価
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息子以外登場人物の誰にも同情できない
後半で『カメラを止めるな』みたいに視点が変わって全く違う話になる…つまらん、と思いうっかりネタバレを見たら、さらに違う結末。
自己責任別物で考えても、この評価でした…
息子以外の登場人物、全員狂ってて誰にも同情できなかった。
母親はそもそも不倫してて、不倫相手が殺された時息子を犯人と決めつけてるのも?だった。
フロッキングしてる女性はモラルもへったくれもあったもんじゃない。
一緒にきた撮影係とやらの男性も、過去に自分を誘拐した犯人に嫌がらせしてるのかと思いきや、かなり後に気づいたということは普通にあんな嫌がらせしてたってことですよね。狂ってる。
主人公は言わずもがな。
観なくて良かったかもです。
表と裏からの再現ムービー
『フロッグ』という題名から、以前、妻夫木聡が演じた『ミュージアム』のカエル男のような、猟奇的殺人事件を予想して鑑賞。しかし、子供の誘拐事件をモチーフにしているものの、決してグロさはなく、前半はホラー的な不気味さを、後半からは、誘拐と殺人事件のサスペンスとして、どんでん返しの真犯人へと結びつけている。
物語は、ある田舎街で、2件の男児誘拐事件が起きる。そこには、数年前にも同じような誘拐事件の現場に残されていた緑色のナイフが、再び残されていた。その捜査を担当するのが、刑事のハーパー。そのハーパーの自宅では、不可思議な出来事が、次々と起こり、ホラー的な怪現象として、恐怖を煽りながら、後半への布石としてバラ撒かれていく。
そして、後半。前半にバラ撒かれた布石の表シーンに対して、裏シーンを描くことで布石を回収し、怪現象の正体が、明らかになっていく。明らかになってみると「なーんだ」となるが、そこは、前半と後半のそれぞれのシーンが、絶妙にリンクして、正に、『カメラを止めるな』とも言えるような展開。
そして、怪現象の正体と共に、誘拐犯人の正体も明らからになっていくのだが、その間に不倫絡みの新たな殺人事件も発生し、こちらの真相も、見事なミスリードで、サプライズな展開になっている。ある意味、サスペンス・ミステリーでは、禁じ手でもあるが、何とも言えない結末に、誰も救われない、イヤミスなエンディングとなっている。
ストーリーとしては、なかなかよく練られているし、引き込まれる展開であった。しかし、誘拐犯人の動機が、あまりも浅いというか、ハッキリしないのが解せなかった。もう少し、納得できるそれまでの経緯を、描いて欲しかった。
出演している俳優さんで、かろうじて知っていたのは、刑事の妻役のヘレン・ハントだけで、主演のジョン・テニ―は、これまでの出演作品の記憶はなかった。ヘレンは、以前、アカデミー助演女優賞にノミネートはされたが、本作では、急に歳をとったなぁと感じた。
【久しぶりに全く読めないオチに衝撃。これを楽しむだけでも観る価値あり】
・2021年公開のアメリカのクライム・ホラー×サスペンス・ミステリー映画。
・アメリカのとある町で発生した連続少年失踪事件を捜査する刑事グレック。彼の奥さんが浮気をしたことで、奥さんと子供・彼との関係が険悪な状態のおうち。そんなお家で、勝手にレコードやテレビが鳴り出したりと、不可解な出来事が起こる。家ではいったい何が起こっているのか… という大枠ストーリー。
[刺さったポイント]
・全く読めない結末(これ一つで観る価値十分です)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
・言いたい!ですが、ネタバレになってしまうので言えません笑
・また、レビューのためにネタバレ部分以外を詳細を書きたいですが、これまたかけません笑
・その理由は、劇中に感じる「モヤモヤ」や「発見」を素直に受け取ってもらうからこそ、ラストの衝撃が大きくなる作品だと思うからです。本作品は、あまり前情報なしに「サスペンス×ミステリー」として「衝撃のラスト」を楽しんでいただいたほうが良きかと思います!
・「サスペンス」好きな私が、ここ最近で一番、爽快に「裏切られた!こりゃわからん!」と思える作品でした。でも、無理やり感もない。「あ~!なるほど
ね」と手を打ってしまうような重厚な造りでした。
(これ以上前情報入れたくない!という方は、この先は見ないようにお願いします💦)
・みなさんの鑑賞時の驚きを邪魔しない程度に、本作品の素敵だなぁと思ったキーワードをちりばめておきます。
* 「なぜこの流れ?」など、終始感じるモヤモヤ感
* アレック(オーウェン・ティーグさん)の不気味な仮面と不気味な性格
* 全ての画・物語に目を凝らす必要がある丁寧さ(きちんと導いてくれていた?!)
・久しぶりに震えたオチで、とても楽しませていただきました。ただし、ドラマ感や哲学感は一切ありません。ホラーっぽい雰囲気と、ストーリーの構成をとことん楽しむ映画だと思います。
・こういうサスペンス系をもっと観たいので、これからも期待しています!ありがとうございました。
#映画 #フロッグ #I-SEE-YOU #2021年 #クライムホラー #サスペンス #ミステリー #アダム・ランドール監督 #ヘレン・ハント #ジョン・テニー #ジュダ・ルイス #刑事 #誘拐事件 #オチがよめない #衝撃のラスト
#全体3.7 #物語3.9 #演出3.7 #演技3.6 #配役3.5 #映像3.6 #音楽3.4
「フロッグ」が消化し難かった
連続少年失踪事件を捜査する刑事に起こる怪現象を描く物語。
感じたことを最初に列挙。
「カメラを止めるな」と似ている。
フロッグの女性が殺されるのは、救いがない
「実は主人公が犯人でした」は嫌い
前半は失踪事件の捜査、妻の不倫でギクシャクする主人公家庭、そしてその家庭で起こる怪現象を映します。
後半からは、ネタバレ映像。冒頭に戻り、怪現象の謎解きに移ります。
サスペンスなのか、ホラーなのか分からない微妙な空気感を、謎解きで解されていく感じは悪くありません。
最後は、「実は主人公が誘拐犯」で、フロッグしていた男性が昔被害を受けていた少年・・・と言う飛躍展開。
確かに、青年が仕掛けた悪戯の数々は度を越していて、その理由が氷解しました。しかし、それなら最初から主人公に直接復讐するはず・・・とも思います。
「主人公が犯人」という設定を私が嫌っていること、後「フロッグ」という設定に無理があって上手く消化出来なかった事もあって、私的評価は2.5。
正直、「カメラを止めるな」を先に観ていなければ、もっと驚き、評点も高くなったのだと思いますが・・・
お前が犯人かい‼️
面白かった。家の中での怪奇現象は大体そうだろうとは思ったけれど、家主の担当事件の連続誘拐事件、奥さんの不倫相手の登場などと上手く絡み合って、家族の目線と侵入者の目線との交錯など、とてもよく出来ていて面白かった。いちばん可哀想なのは息子かな。クズは何と言っても父親😱
永久保存版🙆♂️
最近観た映画は不作の連続だったが、久々のヒット。頭空っぽで観ないとこの映画の本当の面白さを堪能出来ない。前半は何かが欠けている展開が続くが、後半で解き明かされグッと引き込まれる。自分はこういう映画は大好物だ。
こじらせフロッグと刑事一家
10歳になるジャスティン少年の失踪事件。それを担当するグレッグ・ハーパー刑事とスピッツ刑事は15年前のコール・ゴードン事件の模倣犯のようだと推測するも、捜査は難航。グレッグの妻は不倫をしているし、一人息子のコナーはそんな母親にいつも毒づいている。そんな一家に不思議なことが起こりつつあったのだが・・・
大きな屋敷に忍び込んで、見つからないよう家主に迷惑をかけないように寝泊まりするというフロッギング。前半は刑事と医師の夫婦と一人息子の物語で、妻の不倫相手が地下室で不審死しているのを発見し、息子が殺ったもんだと思い込んで森の中に埋めてしまうといった展開。
後半ではガラリと視点が変わり、忍び込んだミンディとアレックスが怪奇現象のイタズラをしながら一家の行為を観察する様子を描く。この視点転換は面白いけど、結局は事件の詳細がわかりづらくなってしまった。
徐々に明らかにされていく真実は怖かったけど、残虐な事件があまり意味を持っていないし、アレックスの性格がいまいちわからん。特に線路を歩く少年二人が彼のフラッシュバックだとは思うが、それさえもどんな意味があるのやら・・・早く気づけよ!
まさかのまさか
絶対に犯人じゃないと思ってた人が犯人って映画。
たまたま住んじゃった場所でこんなことが起こるのか…
途中色々いらない場面多かったけど、最後は一応まとまったのかな(*_*)
1番怖かったのはあのお面。
伏線同士が絡みあってしこり玉に
前半パートは、連続誘拐犯を追う刑事の家で起こる怪奇現象を主体としたミステリー。後半パートは、前半に起きた現象を別な角度から謎解きしていく。構成は面白いんだけど、ちょっと欲張りすぎだよね。
伏線をいっぱい張ったのはいいけど、伏線同士が絡まって収拾つかなくなった感じ。それでも強引に回収しようとするから、カタルシスは、ほぼゼロ。
音の使い方はうまくて、緊張感を保ったまま観ることができたのに、最後が失速して残念。
感心感心
前半と後半で見せ方が巧みでなるほどそういう事か!と。
ここはこういう意味だったのかぁあああ
ってなる程でもなかったのが残念です笑
淡々としすぎてる。
犯人の動機がイマイチだしあの青年の行動も理解できるんだけど、、
こういう仕掛けを考えついてそこに酔ってしまってる印象で面白みは何故か感じられなかった。
伏線回収ハンパないです!
予告をみて気になったのでU-NEXTで視聴
最初は少し意味不明な点が多いが後から来る伏線回収がすごい!映画を観ててめちゃくちゃスッキリした。
このジワジワくる「こうなってたのか」という感じは映画のSAW以来で楽しめた。
想定を越える結末。
なぜか、なぜか惹かれてしまい鑑賞。怖いの苦手なのに・・・・。
結果、、、くそおもしろい。サスペンスホラーとか観ないのでワタクシあまり免疫ないです。
だからかもしれませんが、ビシーっとはまりました。
多分監督の術中にハマったんだとおもいます。はい。
いやー、<匠の技>級の回収の見事さ。
ま、ずるい言い方しちゃえば「後出しジャンケンに負け無し」なんですが、綻びがみえないのです。
え?それさっきみせてなかったじゃーーん・・・的な「反則じゃ?」な感じギリギリで展開していきます。
しかし、しかしですね。うまいです。
さらに、主観カメラというか主観視点の切り替えがうまい!というかナイスアイデア。
なるほど、主観の入れ替えで話は倍々ゲームで膨らむわな!これまた巧みなんです。
パズルが得意なんじゃないかな?監督さん。
フロッグってカエルの化け物?と思ったけど。違いました。
この作品内で描かれる危険な遊び、架空であることを祈ります。
いやぁ、十分楽しませていただきました。
面白かったーーー!!!
文句なしに面白い。とにかく予備知識なしで観るに限ります。
おおお! 個人的には近年まれにみる面白さだった。
「未体験ゾーンの映画たち」の枠内で、2週間で終わらせるのはもったいないくらい。
叙述系ミステリー映画はもともと大好物なのだが、一切の予備知識なしで観られて本当によかった。
これが、例の『あれ』とか『あれ』と構成の仕掛けが一緒だとか、それをわかって観るだけでも興ざめだからなあ。言いたくなるのはわかるけど、類似作の名前を出すのならネタバレマークはつけないとね。
年末にシネマ・カリテでやってた『あのクリスマス映画』を思い出させるってくらいなら、大丈夫かな? 一応ネタはかぶらないから。
とにかく感心したのは、脚本の精度の高さ。
これを観て、たんに「俺の知ってるアレと同じ趣向じゃないか」という人もいるかもしれないが、同じ「アレ」といってもいろいろある。
たしかにこの話には、とある仕掛けがある。
だがここで重要なのは、その背後でなお、登場人物全員が、それぞれの目的、思惑をもって動いてもいるということだ。
だから、ひとつの真相が明らかになっても、それが必ずしも全体を表しているわけではない。
このミステリー・ゲームには、目立つ伏せ札と、目立たない伏せ札があって、相互に影響しあっている。それをオープンにしていくタイミング、全部がひっくり返ったと見せかけて、「何枚かのカードはまだひっくり返っていない」というミスディレクション。そこが実に巧いのだ。
本作の最大の主眼は、大ネタの背後で別のネタをひそませる「かけあわせの妙」にある。
もう一点、本作の「恐怖」の描出においては、「がら空きの背中」の怖さ、背後に広がる「空間」の怖さ、ガラスへの「映りこみ」の怖さがひたすら追求されていて、僕は『ハロウィン』でカーペンターが示した実験精神を想起した(あれは、なるべく血やグロテスクに頼らずに、狩られる者の背後の「気配の恐怖」だけでどれだけショッカー演出が極められるかという映画である)。
このショッカー演出の方向性は、きちんと映画の「ネタ」とも密接に関連していて、その辺もよくできている。
まあ正直、粗いところもあって、とくに都合のいい感じで怪現象の真相の追求が寸止めされる展開とか(あんなことが起こって「気のせいか」で流す家族はいないと思う)、防犯装置の扱いとか、指紋の扱いとか、そこはとどめさしとけよとか、演出上で気になるところはそれなりにある。
とはいえ、話の大本の部分については、改めて考えてみても箱根細工がうまく嵌ってるという結論は変わらない。
児童誘拐事件が今更また起き始めた原因が、たぶんあれとかかわっているのだろうとか、風呂場のシーンってたぶんヤツの「実体験」の反映なんだろなとか、意外に「背後のロジック」はしっかり練られているのだ。
まずは、注意深く観て、自分なりの推理や想像を広げておけばおくほど、それだけ種明かしでの感銘度は深くなるだろう。で、その種明かしで納得いかなかったところ、理不尽に感じられたところにもしっかり気をとめておくことだ。その「でもそんなことわざわざやるかな?」「それ、ご都合主義じゃないの?」とひっかかった部分に思いがけない最終解答を与えることこそが、まさに本作のフィニッシング・ストロークなのだから。
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