「AIに感情が芽生えたら!」アーカイヴ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
AIに感情が芽生えたら!
2020年(イギリス)
「未体験ゾーンの映画たち2021」で公開されました。
近未来SF(2038年)の設定ですが、かなり消化不良気味。
おまけに山梨(日本)が舞台です。
山梨とはとても思えない景色の山中に研究施設がある。
(どっから見ても、アラスカかどっかでロケしたとしか思えん(笑))
一応日本語やら日本人従業員やら、《牛天国》なる真っ赤なネオンとか有り!
(おはようございます。今日も一日頑張りましょう・・・
とか、ジョージのおひとり様研究所でアナウンスされてるネン!)
科学者ジョージの最大目的は、亡くなった妻ジュールの記憶と思考形態を
そっくり受け継いだ人工知能(AI)を作ることだった。
AIのJ1と、J1から進化したJ2を開発設計した科学者ジョージ(テオ・ジェームズ)は、
更に進化したJ3を開発中だが・・・
J2(16歳)から「私を進化させて、J3は作らないで、お願い!!と頼まれるのに、
足の部品をJ3に付け替えちゃう・・・ジョージ、あんた、非情だよ、非道だよ、)
絶望したJ2は、な、な、なんと、ロボットとは思えんある実力行使に!!
(彼女の乙女心を思うと涙無しには見れんのだ!!)
さてさてアーカイヴとは記憶保管所とか呼ばれてますね。
J3はほぼ完成します。
妻役のステイシー・マーティンは過去作の中で番美しく品があります。
(美人さんだったんですネー)
アーカイブの名称の組織とジョージは契約しているのですが、
ところが、契約通りには行かず、彼の目論見は脆くも崩れ・・・
(J3はの思考は暴走して制御不能・・・)
ミステリー風の味付けも有り飽きませんが、どうもイマイチ説得力不足。
映像も安っぽくないですし、SF好きにはいいでしょう。
『エクス・マキナ』や『アップグレード』と共通する所のある映画です。
ラストには、どんでん返し、がありますよ。
こんにちは。私もラストのどんでん返し気づきませんでした。まあ、そんなに勘ぐるほどの内容でもないし。むしろ気づかないほうが楽しめました。
映像はけして安っぽくなくて、自然の風景なんか綺麗で「エクス・マキナ」をイメージしたのかなと思いました。