アーカイヴ

劇場公開日:2021年1月22日

アーカイヴ

解説・あらすじ

「ダイバージェント」シリーズのテオ・ジェームズが主演を務めたSFスリラー。日本の山奥にある施設で人型アンドロイドの開発を進めるロボット工学者ジョージ・アルモア。会社からは成果をあげていないと不評だが、実は亡き妻ジュールをよみがえらせるための研究を続けていた。「アーカイヴ」というシステムを通じて彼女と交流するジュールは、そこから違法にデータを取り出し、J1、J2とバージョンアップしたアンドロイドを開発。そしてついに、まるで本物のジュールのようなJ3の完成が目前に迫る。そんな矢先、J2が予想外の行動をとり始め、さらに施設が外部の何者かに見つかってしまう。共演は「ニンフォマニアック」のステイシー・マーティン、「アンダーワールド ビギンズ」のローナ・ミトラ、「裏切りのサーカス」のトビー・ジョーンズ。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。

2020年製作/109分/G/イギリス
原題または英題:Archive
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
劇場公開日:2021年1月22日

スタッフ・キャスト

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(C)Archive Films Limited 2020

映画レビュー

3.5 【”亡き妻の想い出をロボットに込める・・。”今作は徐々に感情を持って行く進化する三体のロボットと工学博士との関係性の中で描かれる工学博士の妻への想いが心に響く、静謐な哀しみを湛えたSF作品である。】

2025年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

■ロボット工学者のジョージ(テオ・ジェームス)は、且つて妻ジュールス(ステイシー・マーティン)と車を走らせている時に、対向車線から飛んできた車により、”愛妻を失う。”
 彼は、亡き妻にも告げた、所属する会社に指示された通り、日本の山梨の山奥のラボで人型アンドロイドを開発していく。
 小学生低学年並みの知能のJ1。J2は更に知脳が上がり、ジョージは更にジュールスに似たJ3を作って行く。
 だが、その過程で会社の上司シモーヌ(ローナ・ミトラ)からは、成果が出ていないと叱責されるが、彼は自分の妻の再生のための研究を辞めないのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・静謐な哀しみを湛えたSF作品である。登場するロボットJ1,J2,J3の造形も、徐々に人型になって行き、J3はステイシー・マーティンそっくりである。

・ジェームスのロボット研究の中で、J2はJ3が出来上がって行く過程を見て、自分の必要性が無くなったと思ったのか、ラボを逃げ出して山奥の湖に、自ら沈んで行くシーンは切ない。

・又、ジェームスが妻ジュールスの記憶を入れておいた“アーカイヴ”というシステムを開発し、その記憶をJ3に移行していく様。その中でJ3がジェームスのベッドに入ってきた時に、気付いたジェームスがJ3を追い払うシーンも切ない。
 結局、妻の代わりのロボットは出来ないのか・・、と思っていたら【あのラストシーン】である。
 切なすぎるのである・・。

<今作は、徐々に感情を持って行く進化する三体のロボットと工学博士との関係性の中で描かれる工学博士の妻への想いが響く、静謐な哀しみを湛えたSF作品なのである。>

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NOBU

0.5 観ていたのはVRとは・・

2025年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeoonza

5.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年8月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5 テクノロジーによる生存と愛

2025年7月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

いろんな見方ができ考えさせられる作品で面白かったです。
世界観のデザインも日本のアニメを意識して好感が持てる。出てくるロボットが人間が入ってるのが丸わかりで、ロボットの技術的な表現だけ目を瞑って観ればok。ストーリーを楽しむのだ。
誰にもおすすめ出来る映画ではありませんが、ロボットやAiと愛する人の死の要素が好きな人はミステリー要素があって引き込まれる。
J2がとにかく愛らしい。
Aiのテクノロジーが進んで、ロボットが人間と変わらずに愛することも、嫉妬もするし、失うことへの恐れや不安を抱くことも、執着もする。そんなロボット達を見て、機械でもロボットが生存しているような感覚になる。そこはこの作品の描き方が上手い。
最後は衝撃的な結末でしたが、生存とは何か?人とロボットの生存や愛をいろいろと考えさせられる映画でした。
人間の生存とはどこまでが生存なのか、はたして機械にアーカイヴされたメモリーは人間なのか?
主人公の妄想の世界ではあるが、ロボットも人間のように感情を持ち、メモリーの人との違いなどどこまでが生存していると言えるのか?
Aiがはるかに進化したと仮定していろいろと考えると素直にロボットを家族と呼ぶ未来がやってくるかもしれない。

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Tar