劇場公開日 2021年6月25日

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海辺の金魚のレビュー・感想・評価

全23件中、21~23件目を表示

3.0金魚掬い

2021年6月27日
Androidアプリから投稿

悲しい

幸せ

海の近い田舎町の児童養護施設、星の子の家で暮らす18歳の少女花と、そこに新たにやって来た8歳の少女晴海の話。

自身の置かれた状況から将来を不安視すると共に、施設に入るに至った経緯からの痛みを抱えつつ、やさぐれ少女の問題に気付き、気になり寄り添っていくストーリーが、苦しかったり健気だったり、響いてくる。

振ったネタの割に、最後まで描かれないものが多々あり、物足りなさは感じたけれど、みせてくれたものはなかなか良かったかな。

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Bacchus

4.0【閉じ込めてきた気持ち】

2021年6月25日
iPhoneアプリから投稿

虐待、犯罪。

親の暗い部分を背負いながらも、親との絆を何処かで求めてしまう。

子供であれば当たり前だろう。

寄り添う花と晴海。
花は、晴海に何を見たのだろうか。

深まる花と晴海の絆に、物語ではありがちな奇跡のような魔法はない。

2人の決してスムーズとは言えない交流を見ていると、絆は少しづつ強くなっていくものなのだと感じる。

(以下ネタバレ)

水槽の中で生きる金魚は何を表しているのだろうか。

それは、きっと、ずっと昔に、心の奥底に閉じ込めた花自身の気持ちだ。

母親への思い。
淋しさ。
泣きたい気持ち。

だが、もうすぐ施設を旅立たなくてはならない。

淡水魚の金魚は海で生きていくことは出来ない。

海に放たれた金魚は何を意味しているのだろうか。

きっと、自由や解放を意味しているのではない。

淡水魚の金魚は海で生きていくことは出来ないのだ。

花は、金魚ではない。
金魚は、きっと、花がずっと閉じ込めてきた気持ちなのだ。

花は、奥底に閉じ込めた自分自身の気持ちをお終いにしたかったのではないのか。

児童養護施設で生活する子供達をモチーフにしながら、その複雑な胸のうちを照らした秀作だと思う。

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ワンコ

5.0最高の映画

2021年6月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

阿久根の子供と自然環境が生き生きとえがかれ、映画館が見てよかったと思いました。
要所を、ベテラン役がいい味です。コロナ禍の今こそ、見ていただきたい映画です!

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Yuuya