「海と金魚」海辺の金魚 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
海と金魚
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地方の施設で親との関係に問題のある花と晴海、歳の違う2人の魂が共鳴する、、、という話。
2人の関係や会話は自然で良い感じだったが初監督、脚本故の気になる点も多かった。
以下祖父のお小言。
カメラ手持ちの揺れが何箇所か酷かった、狙いなのかもしれないけど寝室と海に向かうシーン、今どきジンバル安いの有るからケチらず使おう。
監督のインタビューで「海に金魚放すと死ぬ」ことはわかっててやったと書いてあった。そうせざるえなかった主人公を描いた模様。
東京だと条例違反。
生命を軽んじる行為、虐待と同じ。
「人はいくら殺しても良いが動物はダメ」なハリウッドだと愛護団体から袋叩き。エンドロールに必ず「出演した動物は死んでません」というクレジットが入る。
それだけで個人的には0点だけど頑張ったスタッフ、役者のために2点にしました。
初めの悶絶シーンとラストは連動してるらしいんだが、どうも繋がりが悪い。逃した金魚がすぐに海で腹出して死んで、自分の愚かさを嘆いてるなら親子の関係メタファーでなんとなく話的に分かるんだが、あっさり「ただいま」は一気に話を安っぽくしてしまった。
エンディングを2種類用意して「大人の事情でハッピーエンドを選んだら齟齬が産まれた」感がしてしまった。
以上、次回が有れば頑張って頂きたい。
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