「教祖の女性観に満ちた映画」美しき誘惑 現代の「画皮」 すいふとさんの映画レビュー(感想・評価)
教祖の女性観に満ちた映画
まず上映時間に関して。非常に長いと感じた。1時間半くらいにまとめた方が中だるみしないと思う。
劇中に挿入歌が何曲か流れるのだが、男性ボーカルの曲以外は、みな同じような曲調で、歌詞も女はどうこうというものばかり。女性はこうあるものという、作詞を担当した教祖・大川隆法氏の価値観が盛り込まれたものではないだろうか。これが繰り返されることに辟易とした。
そしてクライマックスの妖魔とのバトル。これがこれまで進めてきたアダルトなムードをぶち壊しにするもので、非常に陳腐な演出であった。容姿よりも心が大事だという主張は分かるが、安易なCGバトルに走るのではなく、もう少し違った見せ方があるのではないだろうか。
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