「主人公の心情が微妙」キャラクター ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公の心情が微妙
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菅田将暉が4人殺害した犯人を見たのに見ていないと嘘をついたことに対しての罪悪感があまりにも少ないのはおかしいと思う。彼が人物像を最初に言っていたら逮捕できたかもしれないし、その後に起こる殺人事件を防げたかもしれないわけだし。
そこを隠してまで漫画に向き合うエネルギーとしたならば、菅田将暉がそうしてしまった後悔をもう少し描くことが必要だったのではないかな?
また、両角に襲われるのではないかという恐怖や家族が狙われるのでは?という恐怖も必要だったと思う。さらに家族との不和は絶対に描かなければならないと思う。彼がどう思って家族を生贄としたのか?そこにどんな思惑があったのかは相当必要だったと思う。
菅田将暉は、再婚の家族でウザいからまあいいやと思って選んだと思っているのでは?と僕は見てしまった。しかも、家族がその危険なことをあっさり受け入れているところを見ると家族は菅田将暉に対し相当気を遣っていることが伺える。その辺家族にあれだけの危険を犯させるのであれば彼と家族の関係性はもう少し描く方がその彼の苦悩が垣間見得たのではないだろうか?
フカセの犯人のキャラクターは中々良かった。よくある思い上がってヒャヒャヒャとか言っちゃうキャラだったら途中で見るのやめちゃったかもしれない笑
とはいえ最近見た邦画サスペンスでは一番気合が入っていたと思う。
キャラクターというタイトルは映画の内容をなんか軽く感じさせるので別の方がよかったかな。なんか福田雄一とかが作ったような内容かと勘違いしそうだし😛
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