「まぁ、面白いんだけど」キャラクター 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
まぁ、面白いんだけど
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Fukase、喋ったり表情が動くと演技経験が無いなぁと思うんだけど、止めた表情だけだとサイコパスの感じが良く出てる。他の役者は菅田将暉も小栗旬も良いと思う。
ただ、脚本・演出がザルだなぁと。最初の事件が起きて、次の車内で四人が殺されるまでが一年ほど。その間に、漫画家を諦めようと思った山城(菅田)が高級マンションに住む売れっ子漫画家に・・・・・って無理だろ。売れる事は可能だけど、その間に出た単行本が二冊で金はそんなに急に入ってこない。しかも、車内の殺人を清田(小栗)が真壁(獅童)に説明するのに出したのが単行本二巻。その前半で事件が起きて、車の天井部分に凶器を隠している。二人が山城に話しを聴きに行くと、凶器のオチは「まだ考えてない」・・・単行本の前半からだと大分時間が経ってる筈なのに。サスペンスを描きたくって、ずっとアシスタントをやっていたにしては雑な漫画の構成。
二つの事件の間隔が短いのは、最初の事件で逮捕された犯人の裁判とかが進んでしまうからだろうけど、なんだか「四人家族は幸せの象徴」と言うのも説得力が無いと言うか、最後のオチの為なんだろうけど、そこに説得力が無い。Fukaseが実は武道とかの達人とかなら兎も角、柳包丁?一本で家族四人を簡単に殺せるのはなぁ。最初の事件では子供も結構大きかったし。
ラスト、普通は山城の自宅にも警備配置してるだろうし、山城がタクシーで向かう間に警察が追いつけないのも・・・・
テレビ屋さんが二時間ドラマのノリで作った感じだったかなぁ。
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