「キャラクター不在の不気味さ」キャラクター シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラクター不在の不気味さ
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童謡や小説でなく、連載中のマンガの事後従犯という設定が斬新で、テキストがマンガだけに、犯行現場のビジュアルのインパクトは凄いです。画面から漂うような血生臭さに胸焼けしそうだけど。ストーリーもテンポよく、まさかの展開をはさみながら、先が読めず面白かったです。異常者としてキャラ立ちしている犯人が、最後に自分自身が誰なのか分からないとつぶやくアイロニーも強烈でした。犯人役に、既存のキャラの色がついていないFukaseをキャスティングするセンスもいいですね。
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