劇場公開日 2021年6月11日

「死体美でしかない。」キャラクター 溶かしバター大盛りポップコーンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5死体美でしかない。

2021年7月3日
iPhoneアプリから投稿

セカオワのFukaseさんが
役者業を“ついで”じゃなく時間を掛けてガチで挑んだサイコホラー。
物語、演出、展開などすべてが面白く良くできた作品。
上手い演者で固めてるから安心してハラハラ出来る。

……ん?
なのに何で何かが物足りない???
相当な血だらけ残虐なグロいシーン。
しかも子供の死体…。
犯人と一緒に殺人を楽しむ気持ちにもなってしまった自分…
仕上がった残虐の画……そっか、わかった。

殺害シーンがほぼ無いからだ。

泣き叫ぶ家族のシーンがゼロだからだ。
全てが死体美でしかないからだ。

ハリウッドや韓国映画のショッキングさって
そのエグいシーンを作るまでの工程
泣き叫ぶ家族、子供達を切り刻む等、
“犯人と一緒に殺人を楽しむ気持ちに”なれない辛い描写がある。

これにはない。

あえて無くして、Fukaseさんと同じ気持ちになるか。
あえて残虐にして、悔しさ、辛さ、復習心を掻き立てるか。
これは視聴者の選択ですね。

溶かしバター大盛りポップコーン
2021年7月3日

このレベルでは狂人じゃないですね。書いた通り、殺すシーン無いですからね。まー、物語が良いので高得点ですけどね!

溶かしバター大盛りポップコーン