「死体美でしかない。」キャラクター 溶かしバター大盛りポップコーンさんの映画レビュー(感想・評価)
死体美でしかない。
セカオワのFukaseさんが
役者業を“ついで”じゃなく時間を掛けてガチで挑んだサイコホラー。
物語、演出、展開などすべてが面白く良くできた作品。
上手い演者で固めてるから安心してハラハラ出来る。
……ん?
なのに何で何かが物足りない???
相当な血だらけ残虐なグロいシーン。
しかも子供の死体…。
犯人と一緒に殺人を楽しむ気持ちにもなってしまった自分…
仕上がった残虐の画……そっか、わかった。
殺害シーンがほぼ無いからだ。
泣き叫ぶ家族のシーンがゼロだからだ。
全てが死体美でしかないからだ。
ハリウッドや韓国映画のショッキングさって
そのエグいシーンを作るまでの工程
泣き叫ぶ家族、子供達を切り刻む等、
“犯人と一緒に殺人を楽しむ気持ちに”なれない辛い描写がある。
これにはない。
あえて無くして、Fukaseさんと同じ気持ちになるか。
あえて残虐にして、悔しさ、辛さ、復習心を掻き立てるか。
これは視聴者の選択ですね。
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