「設定撮影美術演技○脚本✖︎」キャラクター タマフルリスナー1さんの映画レビュー(感想・評価)
設定撮影美術演技○脚本✖︎
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アイディアや要所の撮り方など監督の仕事、○体描写の存在感を始めとした美術、役者の演技といった現場の良さが出てた。
ただ小栗旬退場後の結末に絡む部分脚本は酷かった。どのようにでも着地できるのだが着地させなかった。
登場人物も急にタメにする行動ばかり。1人でタクシー乗るし警察追っかけないし後ろ確認してるのに後ろから刺されるのもおかしいし。
オチについては殺人を通して社会のあり方を問うわけでなく、主役の成長または逆にダークサイドが芽吹くのも中途半端で、落ち着くとこに落ち着きましたみたいな話でもなく、菅田将暉の意味深な顔アップも別に「僕は誰なんだ」とシンクロしてるわけでもないし意味ありげで意味ないカットとなった。
個人的には菅田将暉が人間の中の悪と決別して小栗旬を活きたキャラクターとして大活躍の最終回描いて次回作もそれをテーマにするとかそっちでも別に構わない。
共同脚本の意見が割れてこうなったのか、あるいは「こんなもんでしょ」と観客をバカにしてるのか、謎。
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