「打ちのめされる傑作」キャラクター Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
打ちのめされる傑作
久しぶりにサスペンスの秀作を見た。映画には飛び切りの非日常を期待する観客としては、この情け容赦ない(最後に少しだけあるが)ストーリーは好きである。この映画は作中に出てくるマンガにもリアリティが欠かせないが、作画があの見る者を倫理的にも不安にさせる鬼才(これから見る人のために、あえて名前は書くまい)だとエンドロールで知って、思わず膝を打った。俳優陣も好演している。犯人役の Fukase は、その空虚感、不気味さがピッタリだった。
コメントする