「自分だって人、殺してるじゃん。漫画の中で人、殺してんじゃん。」キャラクター 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
自分だって人、殺してるじゃん。漫画の中で人、殺してんじゃん。
相変わらず見事ななりきりの菅田将暉。評判通り負けず劣らずのFukase。そこまでやるか!の驚きは、脚本、美術セット、そして演技に。主要人物が◯◯する(される)訳がないっていう思い込みも、何度も覆される。映画ゆえのグロさもあり、その度に目を覆う。なのに次第に「来る、来る、来る、来る!」って待ってる自分がいてちょっと驚く。それがテンポいい展開で駆け巡るのだから、うまい。あれなら両角の人物設定も納得いく。
ラストは、山城なりの弔い合戦。いいクライマックスだった。そして、事件は解決。
・・・え?解決したよね?
あれ、何か忘れてないか?
まだ気を抜いちゃ駄目なんじゃないか?
だって、ほら。その隙間から、さっき。( ←これ、余韻楽しめてるって証拠ですね。)
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