「【“天は二物を与える” Fukase氏の狂気を身に纏う姿と、”眼”の表情に戦慄した作品。古谷兎丸の劇中漫画も今作の尋常でない世界観を深めている作品でもある。】」キャラクター NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【“天は二物を与える” Fukase氏の狂気を身に纏う姿と、”眼”の表情に戦慄した作品。古谷兎丸の劇中漫画も今作の尋常でない世界観を深めている作品でもある。】
ー ”天は二物を与えず”というが、Fukase氏の狂気を身に纏う姿と、独特の笑顔を浮かべながらの”眼”の凄さ。
更にFukase氏は、自ら演じた両角の住むアパート(美術が凄いな・・、と思いながら観ていた・・。)の壁面に描かれた狂気性滲み出る”4人家族”の絵も描いていた。
”天は、彼に、二物も三物も与えている”じゃないか!ー
■今作の強烈なインパクトの数々
1.オリジナル脚本の凄さ
・先が読めない・・。
予想を次々に覆してくる展開。
2時間5分の上映時間が、あっと言う間である。
2.Fukase氏の演技
”ホントに演技は初めてなんですか!”
というレベルのサイコパス、ソシオパスにしか見えない凄みある演技。
・独特の笑顔、取り分け眼の凄さ。
・頭を不自然に動かす仕草の気味悪さ。
・音もなく、漫画家山城(菅田将暉)の背後に忍び寄り、語りかける姿・・。
3.他の俳優さん達も・・。
・菅田将暉、高畑充希、小栗旬、中村獅童・・。錚々たるメンバーである。
ー けれど、あの菅田将暉が、Fukase氏の演技に吞み込まれているようにみえた・・。
(私見です。)
何故なら、皆、常識の範囲にいる人物を演じているから・・。
常識の範囲を軽く超えた不条理極まりない、両角をあのレベルで演じるFukase氏の演技のインパクトが凄すぎて・・。ー
4.美術陣の頑張り
・あの数多くの凄惨な現場や、”両角との共作で”漫画家として成功した山城の部屋、両角の住むアパートの内装・・。
5.古谷兎丸と絵野スミ(スイマセン・・、この方は知らなかったです・・。)が描く、劇中漫画が齎す、異常極まりない作品の世界観を深めている。
ー あのペンタッチはお二人のモノであろうか・・。「バクマン」を思い出したよ。ー
<作品の内容的に言葉を選ばないといけないのかも知れないが、今作はダークテイスト極まりないノンストップサスペンスであり、エンターテインメント作品として、一級品だと私は思いました。
そして、今作が”オリジナル脚本”であるという事にも、嬉しさを感じた映画でもありました。>
NOBUさんコメントありがとうございます。
この映画衝撃を受け過ぎて、なにを書こうかな? と思ってる内に約10ヶ月!拙いレビューですいません。皆さまFukaseくんにビックリしていたんですね。
NOBUさん!
お返事ありがとうございます。
ほんまです
その二物も三物も得るのにもぎとってる。
目から鱗でした💦
努力という才能とよく言ってしまうのですが💦
努力すらしないのでは天からも見放されますよね。
ありがとうございます!
NOBUさん
コメント失礼いたします。
天は二物を与えず。。
Fukaseさん、二物与えてもらえてますよね
それに菅田将暉もです
俳優しながら、米津玄師と歌って
ドラえもんに至っては主題歌まで
映画出てない時も菅田将暉か!って思いました笑
持論ですが
天は二物を与えずじゃなく世の中は与えてもらった人
NOBUさんがよく触れられている邦画のオリジナル脚本。そういった意味でも画期的な作品と言えそうですね。
もしかしたら、テレビや新聞などの大手メディアもネット時代の変化に追い込まれ、以前よりはチャレンジングになりつつあるような気がしてます。
記憶違いでなければ、『茜色に焼かれる』に朝日新聞が関与してましたが、決して文科省推薦の〝模範的映画〟ではなかったと思います。
NOBUさん共感ありがとうございます。
心理的な怖さを感じました。
漫画をペンで描いている時は私もバクマンを思い出しました。漫画を描く大変さや努力しても売れないと漫画家になれないことも。