劇場公開日 2021年1月22日

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「大義が持つ怖さ。最前線で起きた、衝撃的な真実とは。」キル・チーム 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大義が持つ怖さ。最前線で起きた、衝撃的な真実とは。

2021年3月9日
PCから投稿

怖い

単純

知的

【賛否両論チェック】
賛:自分達の正義を追い求めるあまり、次第に人の道を踏み外していってしまう恐ろしさを、身を持って体感させられるよう。
否:ストーリーはかなり淡々と進むので、関心を惹かれないと眠くなってしまいそう。グロシーンもあり。

 物語は非常に淡々と進んでいきますが、扱う事件の内容が衝撃的なので、観ていて思わず引き込まれてしまいます。
 自らの正義に固執するあまり、次第に過激な行動へと傾倒していく怖さを、アンドリューの物語を通して追体験させられるようです。ディークスがアンドリューへ語る、
「“俺”が殺すんじゃない・・・“俺達”が殺すんだ。」
というセリフが、非常に恐ろしく感じられました。
 急な戦闘シーンに驚かされたり、グロシーンもあったりしますが、決して目を逸らしてはいけない紛争の悲劇を、是非ご覧になってみて下さい。

門倉カド(映画コーディネーター)