野球少女のレビュー・感想・評価
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2021年劇場鑑賞42本目 月曜のうちに残業して火曜日の分の仕...
2021年劇場鑑賞42本目
月曜のうちに残業して火曜日の分の仕事を終わらせたので定時で上がらせてもらって観てきました。
平日の映画館は久しぶりでしたけど、お客さん自分だけで完全貸し切りでした。
同じ時間に終わった、隣のシン・エヴァンゲリオンのスクリーンからは沢山の方が出てきたけど・・😆
「梨泰院クラス」は2,3話観てそこで止まっちゃってるのでイ・ジュヨンさんが梨泰院に出てるの知らなかったんですが、本作品でのイ・ジュヨンさんよかったです。
劇的な展開をみせるような構成でも無く、家族関係の描き方もちょっと腑に落ちない部分もあったり、コーチのアプローチの仕方も規定路線を越えるような感じではないんですが、全体的に感動を押し付けくるようなところが無くて個人的には好みな作品でした。
韓国の役者さんのなかでも好きなヨム・ヘランさんが出てたのも個人的にポイントが高かったのかも。
「2ヶ月ほど待ってください」のとこのオンマ、泣けたしなぁ。。
梨泰院のもう一人のあの人の役もセリフも抑え気味なところもよかった。
あのセリフの通り、スインにとってこれからが勝負だし棘の道かもしれないけれど応援したくなる気持ちと爽やかさの残る作品でした。
水原勇気と比べてはいけない
プロ野球選手を目指す女子高校生の物語。
女性のプロ野球選手というと、世代的にどうしても「野球狂の詩」の水原勇気を思い出してしまう。当時、作者の水島新司先生は、女性のプロ野球選手を登場させるアイデアを野村克也氏に聞いたそうだ。野村氏の回答は、ワンポイントの投手なら行けるかもしれない、しかも武器になる変化球が必要というものだった。それがドリームボールにつながったというエピソード。個人的に好きな話だ。
本作も似たような考え方だった。速球では勝負できないから変化球(ナックル)を覚えるという流れ。でも、高校3年間野球やってるのに監督はそんな指導しなかったのかなとは思う。そこは映画だからと納得させたのだが。ただ、ナックルとストレートの使い分けで打者に打たせないというシーンをもっと面白くしてほしかった。やや物足りないのも本音だ。
実はそんなにスポ根的な話ではない。野球のシーンはそこまでリアルではないし。プロからの指名はない、進学もしない、就職もしない、トライアウトでプロ契約をめざすという厳しい道。しかも女性。その苦境に立ち向かう話だった。周りの偏見と闘い、家族の理解を得ようとするスポーツもの。これはこれで悪くない。
これは「夢=呪い」というタイトル
ケチを付ければ色々あるけど良い映画
枝葉を切り落として、ひたすら主人公が努力する姿を描く一方、きっちり「ガラスの天井」の厚さも示した一作。
なかなかド直球なタイトルどおり、韓国の女子野球部員がプロ球団入団を目指してひたすら努力する物語。まさにポスターから受ける印象そのままなんだけど、最後まで目を引きつけて放さない魅力があります。
主人公のスインは高校生で、野球部員として業績があるらしい、という最低限の情報は伝わってくるものの、舞台背景は劇中の演技を通じて示されるのみで、説明的な場面や台詞は最小限に抑えられています。このように観客をいきなり作品の状況に飛び込ませるという構成は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)以降に顕著となった手法にも通じるように感じますが、本作では要所要所に絶妙に伏線を絡ませつつ、巧みに観客の気持ちをスインに同調するように誘導しています。
スインは友人と違って、歌いも踊りもせず、着る服も大半はジャージかユニフォーム。必要とあれば「目上」とされるような男性に対してもきっぱりとした意思表示をするなど、「媚び」をすることをしない性格で、母親はそんな娘が社会で生きていけるのかと心配が絶えない。娘を思いやる余り、つい彼女の神経を逆なでするような言動をしてしまい、激しく衝突する。そして父親もまた、社会の求める理想の男性像に追い詰められてしまう。このように個々人の具体的な言動を通して、韓国(だけでなく多くの国や地域で見られるような)社会の「ガラスの天井」がどのようなものなのかをしっかりと示しています。それだけに、終盤における母親の一見ちぐはぐな言動を聞き、スインが立つべき場所に立っていることを目にして、心が揺さぶられます。
物語の語り口を、映像と音楽がより一層明瞭にしています。あからさまな特殊効果などはほとんど見られない一方、特に球場におけるコントラストの強い映像、鋭い打球音や捕球音は、あたかもそこにいるような現実味を与えてくれます。
人生初
惜しい・・・
素直な心で見られる映画。今週お勧め。
今年45本目(合計111本目)。
タイトルからもう、何がどうなるのかという展開は90%以上わかってしまうので、あまり詳しく書くとネタバレありでもなしでもネタバレありと同じ扱いになるので短めに。
タイトル通り、一般には男性向けとされプロも男性の世界しかいない野球(日本も韓国も。韓国は本映画自体は史実に基づかなくても、ある程度チャンスは与えられているようです)で少女が挑んでいく、という内容です。
ただ、それだけ書くと単に「男女同権」という単語が思いつきます。確かにその点が7割くらいで描かれていますが、逆に言えば3割は「男女に関係せず実力に不足しているものはプロになれない」という描き方がされており、その点では男女に関係しないことです(すなわち、身障者野球や聴覚障害の野球等でも趣旨は当てはまる)。
要は、「プロでやっていく以上(=プロでお金をもらって、また、それを見に来るお客さんがお金を払って球場にやってくる以上)、最高峰のプロ野球の門をたたくなら、言い訳にはならない」ということであり、それはその通りでしょう(さもないと、「逆差別」が発生してしまうため)。
私自身は大阪市に住んでいることもあり、プロ野球を楽しめる場所も少ないし(コロナ事情…)、一方で大阪市という事情がら、嫌でも野球のニュースは毎日(シーズン中は)触れられる程度ですが、逆に野球のルールに詳しくないと何がなんだかわからない、というところはほぼほぼ存在しないので(おそらく全くない?)、その点の知識は不要かな…。
今週(3/5の週)はなぜか公開数が妙に少ないのですが、その中でもお勧めかな…と思える一作でした。
それにしても、「藁にもすがる~」「KCIA」とともに、韓国映画は本当に日本を超えてしまいましたね。アクションものでもこの手の映画でも。とはいえ、日本映画も「花束みたいな恋をした」が今でも大人気(3か月)、「ヴァイオレット~」も超ロングラン(6か月)と、すみわけは違っても、日本は日本の映画の良さを出していければ、と思うし、日韓は仲が悪いとは言われるけど、こういうエンターテインメントの中ではお互いに切磋琢磨してもらえれば、といつもいつも思っています。
採点は下記で5.0にしています(4.9→5.0)。参考にどうぞ。
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(減点0.1) 序盤に写真をみんなで取るシーンで「はい、キムチ!」と話すところがあります。なぜ「キムチ」なのかというと、日本で写真を撮るときに、「はい、チーズ!」というときのそれと同じです(「チ」の音を発音すると、そのメカニズム上、笑顔になるから)。このことは韓国映画に何度か行っているとほぼ常識ラインですが、かといって全員が全員そうでもないので、やや若干の補足があっても良かったのでは…と思いました。しかも…
(減点なし) 多くの方が触れているように「ドラマパートの、父親のとある描写」(とある試験を受ける関係)は不要かな…とも思えました。しかも、受けているのは日本でいう宅建なのですが(資格制度自体は日本とほぼ同じ模様。国家資格にもなっている)、実は宅建でも何でもこの映画には何ら関係がなく(そのあと、家を建てるだの何だのという話は一切出てこない)、妙なミスリードが発生する部分が結構あります(意識はしていないと思いますが…)。
※ 私が詳しくないだけで、日本でいう宅建は韓国では合格すれば弁護士並みに食べていける超有望資格だったりする??
キムチの件もそうで、韓国映画がわかる方なら、「ここは写真を撮るときの合言葉、だから特に意味はない」ことはわかりますが、宅建らしき試験を受けるシーンは何ら関係してこないので、全体として理解が混乱しかねないかな…と思いました。
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勇気をもらえる作品
野球部の少女がプロ入りを目指す話。女が野球なんかできるわけない、という固定観念をはねのけ、文字通り血の滲む努力をしつつ、周囲を巻き込んでいく。野球のゲーム性ではなく、主人公の人生を主に描く作品で、そこまで野球に興味がなくても楽しめる。
スポ根のような「ひたすら努力すれば報われる」という価値観かと思いきや、それにとどまらず、自分の長所を伸ばして戦うところが現代的。女子が野球をするということがちゃんと成立するように作られている。安っぽい恋愛映画になっていないところもよい。
ぜひ女性に観ていただきたいが、「〇〇なんか無理に決まっている」という決めつけは男女関わらずしがち/されがちで、男性にも共感できるところがあるはず。
えんとつ町のプペルも似たようなテーマだが、本作はテーマを言葉で説明するのではなく映像で示しているという点ではるかに映画として上品になっている。おすすめの一作。
もっとエンタメ感が
無印良品
スポ根でもなく、青春ドラマでもない、ヒューマンドラマですね。
主人公が速球でバッタバッタと三振を取るわけでもなく
実際にあり得るレベルでの活躍ぶり。
ハリウッド映画っぽいコミカルでスカーっとするノリじゃなく
真っすぐな性格の主人公の心の葛藤を描いている。
完全なサクセスストーリーってわけではなく
現実の厳しさも残している。
そんな作品なので劇中のエピソードは、映画としては地味ですし
興奮度からすると、それ程ではないかもしれません。
ただ、野球だけでなく、家族間の問題も実際あり得るレベルで登場していて、
私は、不確実な野球選手としての成功よりも、
この家族の人間関係が修復されたことの方が心に大きく響いた気がします。
もうちょっとだなと思った点は、なぜバッターが空振りをしてしまうのか、
野球を知らない人でも球種のすごさが分かるように、
CGでもなんでも、ボールの軌道がわかるシーンがあってもよかったかなと…
さらに欲を言えば、
主人公が“魔球”で打者を手玉に取るシーンに興奮したかったなぁ。
野球映画に新たな1ページが
いや〜、いいラストだった。エンディングの小鳥のさえずりがとても心地いい。ずーっと余韻に浸っていたい。そんな気持ちにさせてくれるいい物語だった。ただ一つ残念なことは、泣き出すタイミングを隣の人に先を越されたこと。😭
プロ野球初の女性選手といえば、野球狂の詩の水原勇気。スインは、水原勇気とは違いプロになる気満々。というか、プロ野球選手になることしか考えていない。
韓国のプロ野球は性別制限もなくなっていて実力さえあれば可能。問題は球速で、130キロ前半が関の山。まともに投げればプロの打者にとっては打ちごろになってしまう。打開策はやはり、変化球プラス緩急しかないよね。オリックスの星野もストレートは130キロ台だったし。
スポ根一辺倒ではなく、家族のエピソードをうまく絡めてきて、気がつくとスインを思いっきり応援してる自分がいる。
ラスト前のエピソードが憎いよね。うまく上げ下げするもんだから、最後は涙が搾り取られてしまった。
主人公を見習いたい
主人公の目付きがとても良い!
涼し気なのに強い目。
あまり笑わないけど、笑うとすごく可愛い。
私はスポーツ苦手だし負けて当然と思ってるから、主人公の負けん気の強さがもう才能だと思った。頑張りすぎると意地っ張っぱりに見えるのか「諦める勇気も大事よ」とまで周りの人に言われちゃって。
それでも諦めない主人公。部活仲間の多くは実業団に選ばれなかった時点で「野球やめる」と言ってたけど主人公はプロテストまで食らいついてった。学科の成績はダメダメふうだったけど、それは練習だけに時間割いてたから。覚悟と、やり遂げる意志がスゴい強い。
お母さん役もすごく演技上手いよね、やつれてヒステリックな感じよく出てる。憎らしかったけど、最後は可愛い勘違いしちゃって、良かったな。
諦める勇気大事と思うけど、それでも諦めない勇気のほうが、大きな覚悟が要るぶん尊い。。
素直な心で観たい映画
#20 韓国は生き辛そうだ
日本なら甲子園が1つの目標なのに、韓国の場合プロ選手にならないといけないなんて、韓国人は夢に届くまでがもっと遠くて辛そう。
そして宅建が韓国にもあったなんて、、、。さらに合格までが大変で、裏口まで存在するなんて、本当にかの国は大変そう。
ジェンダー・ギャップ指数は日本より高いけど、男女ともに日本より生き辛そうな韓国は大変だと本作を観て改めて感じた。
自分好みでとても良かったー!
観賞後は幸せな気持ちになって満足度はかなり高め。
女子高校生のスイン(イ・ジュヨンさん)がプロ野球選手を目指すストーリー。
周りの人達が女性がプロ選手になれないと諦めさようとする展開。
新任コーチとのバディでプロになろうとするジワジワと来る胸熱感がとても良い。
スインの自分を曲げない信念が凄い。
最初にプロ球団からのオファーを断るシーンが泣ける。
妥協をしないスインが素晴らしい。
二度目のオファーは契約金の話の場面で大爆笑(笑)
お母さん面白いです!
ストーリーが進むにつれ家族愛が深まって行くのも良い。
スインの子供の頃のアイスクリームの話は自分も親として心が痛い。
スインがとても美しくユニホーム姿がお似合い。
投球フォームも様になってる。
個人的にテチ似で好感度アップ。
トライアウトのシーンはハラハラドキドキ。
スインを声を出して応援したくなります。
韓国映画だけど、この手の作品も上手いなぁ。
お父さんはにもっとしっかりとして欲しかったです( ´∀`)
努力する姿に背中を押されたい人、応援したい人に
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