「ちゃんと美味しいさっぱり系塩ラーメン」野球少女 溶かしバター大盛りポップコーンさんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃんと美味しいさっぱり系塩ラーメン
日本には“スポ根”という言葉があり
そこには汗と血と涙があり
男同士が泣きながら抱き合っても
それに感動する事が日本人は大好きである。
例えばそれを“背脂ギトギト豚入りラーメン”とするならば
この映画は“ちゃんと美味しいさっぱり系塩ラーメン”である。
大喜びをする事はしないが
ちょっとした微笑みで表現したり
熱くはならないがグッとはくる。
問題はその主人公の女の子のキャラの
リズムとテイストを
映画の演出自体も
そのリズムとテイストで作ってるので
映画自体がさっぱり系塩ラーメンなのだ。
周りはガッツン系中華飯店の中にある
美味しいさっぱり系塩ラーメンではなく
店全てがさっぱり系ということ。
まーそれがダメという意味ではなく
こってりを食べに行くつもりなら
「この店はさっぱり系ですよー!」
と伝えたい。
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