「韓国映画はしっかりしてる」野球少女 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国映画はしっかりしてる
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女子高生がプロ野球選手を目指すっていう単純な話といえば単純な話なの。
でもそれをビシッとした脚本で観せてくれるからいいね。
コーチはプロ経験がないのね。それを校長先生が言うちょっとした嫌味っぽい言葉で解らせるの。
コーチと女の人が喫茶店であってて、コーチは女の人のスマホで赤ちゃんの写真を見て、それでお金を渡すので。これだけで、この二人は子供はいるけど離婚したんだって解るの。
「ここだ!」っていうシーンの台詞もいいね。主人公がコーチに向かって『代わりにプロになる』とか「すげえ!」と思ったもん。
お母さんもいいんだよね。ずーっと金の亡者だったのに、変わるんだよ。『年間6000万ウォンでどうですか?』って言われて、『うちにはお金がないから、二ヶ月待ってください』ってシーンは、「脚本家あざとい」とも思ったけど、よくこんなやり取り考えつくなっていうシーンだった。
練られた脚本で話に引き込んで、その中で男女平等のテーマも語って、まとまった良い作品だなと思ったよ。
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