「ソフトなエマニエル夫人?」TOVE トーベ kwmdさんの映画レビュー(感想・評価)
ソフトなエマニエル夫人?
レイトショーで鑑賞しましたが、8割が女性。
ムーミン柄のものを身につけている人が多数。
ムーミン好きなのか、フェミニストなのか?
しかし、ムーミンの映画ではありません。
ムーミンの作者の話で、ムーミンキャラの出現頻度はかなり抑えてある印象。
ソ連とナチスドイツに囲まれた第二次対戦中に始まる物語。
自分に正直に女性が自由に生きる話。
しかし、あまり苦悩や葛藤は描かれておらず、驚くべき展開もありません。
それが、史実かも知れませんが。
なので、彼女のファンか、テーマに惹かれないと面白くないかも知れません。
美術や衣装はヨーロッパ映画によくあるように、派手さは無いが好感のてる丁寧な作り。
音楽は、トーベの好みなのかスイングジャズと一部シャンソンです。
お隣の国では、『ホロコーストの罪人』のように軍政だと悲惨な状況になりますが、フィンランドでは芸術かがまだ活動できています。
やはり、平和が重要です。また、イギリスでは戦後長くまで同性愛は犯罪でしたが、法的には存じませんが、それほど忌避されている様子はありませんでした。
また、文化の中心としてのパリの重要性が垣間見れました。
今ひとつ焦点が定まっていない印象があるので、丁寧な作りに対し、星3つ程度にしか評価できませんでした。
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