「ムーミン関係なく、1人の女性の物語として」TOVE トーベ ありきたりな女さんの映画レビュー(感想・評価)
ムーミン関係なく、1人の女性の物語として
クリックして本文を読む
芸術家として絵で勝負したい気持ちと、生業として商業用の絵を描くこととの狭間で揺れる気持ち。アトスとヴィヴィカを愛しながら、どうしてもヴィヴィカを諦めきれない気持ち。
人間の、説明のつかないぐるぐるした葛藤や進歩のなさや格好悪さみたいなところを全部描いている感じ。あくまでトーベというある女性の物語であり、30代の約8年間のみを濃密に描く。だから、ほぼムーミン要素は皆無なのだなと思った。
個人的にはトーベの人間性はあまり好きになれなかったけれど、戦後すぐにあんな女性が居たのは珍しかっただろうな。現代なら彼女はもう少し生きやすかったかな、そうでもなかったかな、等と考えていた。
コメントする