「挑戦する全てのパパ、ママへ」約束の宇宙(そら) あささんの映画レビュー(感想・評価)
挑戦する全てのパパ、ママへ
どんな仕事であれ、立場であれ、愛する子を想う母としても気持ちはみんな同じ。
主人公の娘を仕事場に入れることや、その他諸々突っ込みどころもあるし、実際にはあってはいけない事ではあるが、彼女の“子供と少しでも一緒に居たい”、“約束を守りたい”、毎日娘と電話で話したい気持ちは、強く共感する。
仕事(または介護や勉強など)をしながら子育てに奮闘するお母さん達(お父さん)は日々、子どもとの時間や教育と自分の仕事ややるべき事との葛藤で闘っているのではないだろうか。
その葛藤や頑張りって必ず子供達にも伝わっているはずで、子どもはそんな親の背中を見て育つ。だからこそ親は子供のために自分を犠牲にするのではなく、自分がハッピーになることを一番に考えるべきだと。親の笑顔が子どもを笑顔に、幸せにすると信じている。
エンドロールには子育てをしながら宇宙へ旅立った実在の宇宙飛行士達が出てくるが、
偉大な仕事をしながら、さらに子育ての両立となると強靭な精神力と体力がないと成し遂げられない。こちとら1泊2日の出張でも寂しくて不安なのにに、一年近く離れるのは相当な覚悟と腹をくくったはずである。
そして周りの強力なサポートがあってこそ実現できる事、一人では子育てはできないということを改めて痛感。
ロケットが発射した時のシーンには感動。賛否両論あるけれど、私はとても良かった。特にバリキャリママやシングルマザーに観てもらいたい。
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