「デニーロのフランケンシュタインを思い出した。」カポネ Naokisky2さんの映画レビュー(感想・評価)
デニーロのフランケンシュタインを思い出した。
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これね、むちゃくちゃ堕ちる話でした。
晩年の一年を描いたものである、というオープニングがすごかった。で、ちゃんと過去の栄光のシーンが全く挟まれないという構成が良かった。
葉巻もニンジンに変えられてもそれに気づかない(!)というのはコメディを超えてただただ憐れを誘ういいシーンだった。
デニーロのフランケンシュタインも思い出したけど、昔、志村けんが死に際の老人を演じるショートストーリーがあったのだけれど、ただただ自分が綺麗に死ぬことはできないという描写がこの映画にも描かれていてしみじみしてしまった。
一年で人は動けなくなって一気に死に近づいてしまうんだなあと。
老いることを考えるには良い勉強になる素敵な教材だった。
ピーターパンならぬフック船長の悪夢も連想させられる妄想シーンはよかった。おそろしすぎる。
そして隠し財産は沼地に沈んだのだろうか。
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