ビバリウムのレビュー・感想・評価
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前編 後編 で 精神的におかしくなる映画
予告編を見てからずっと楽しみに待ってた映画でした
初めて見たときオープニングからゾッとするような映像から
主役の二人が出てきました
ヒロインは幼稚園の先生 主人公は無職
2人のカップルが住宅地を探しに訪れた場所から
すべてが始まることをまだ知らなかったのです
謎のスタッフ マーティン という人から ヨンダーを案内されます
家を案内してる途中に突然消えたマーティン
二人は混乱してしまいますが
自力で帰る方法を探しますが
もとにいた場所に戻るところから違和感を描き始めた
2人は
何とかして脱出方法を探しますが
ついには 主人公が家を燃やしてしまい
立ち止まる二人だったのですが
翌朝に謎の赤ん坊がいて
大人に育てれば脱出できる
それを信じて
育てる決意をしますが
家の外側には ヘルプ と 書かれた文字が出てきて
赤ん坊だった子が成長した子供になっていて
カップルの二人はベッドで寝ていました
子供の叫び声と共に目を覚ました二人は
中指を指してそれをまねする子供ですが
話していた言葉も真似をして
身長を図りますが
二人を自分のお母さんだと思い込んでいて
お母さんじゃないって説明しますが
誰がお母さんなのと返してきます
犬の鳴き声も説明してて
ワンワンと答えると
部屋を大きく回りますが
また叫び始めて
すぐにご飯を用意します
するとすぐに食べ始めて
新しい一日が始まりますがとわいってもどこにも行けないので
座ってタバコを吸っていましたが
地面の草が消えて
掘れば脱出できると思い
一生懸命掘りますが
1人は無理だとわかり子供連れて部屋に戻ります
二人は疲れが増えて
体力も限界でした
翌朝もおんなじ一日で
精神的にも限界が来そうな二人でしたが
穴を掘り掘りまくってた一人は不気味な笑い声を聞くようになります
それでもひたすら堀り
ついには車に戻ってきましたが
音楽が流れ始めて
久しぶりに踊り始めましたがそこに子供が来て一緒に踊っていたのですが
いきなり押してきて
それに怒って押し返します
怒り怒鳴って部屋に戻りますが
子供を寝かしつけているときに
またおんなじ言葉でお母さんは誰といいますが
あなたのお母さんではないといい
ドアを閉めたとたんに
叫び始めて
黙らせますが
真似をし始めて
限界になってドアを閉めて戻ります
翌朝主人公はもう限界が来てしまいご飯を投げて
子供を連れていきますが
車に閉じ込めて
ヒロインを部屋に戻します
そこで脱出することはできないと知ったのですが
希望を信じてるヒロインには言葉を返すこともできませんでした
車から子供を出したのですが
そこからは別々に暮らすようになって
掘って掘ってを繰り返しながら 主人公は諦めませんでした
ヒロインは子供と幸せな生活をしておりました
ご飯も一人で食べることになる主人公は
咳が止まらなくなってしまいました
それでも脱出を諦めないで
掘りまくってましたが
ヒロインは子供がたまにどこかに行くことを知り
探し回るのですが
夕方に本を持って帰ってきます
それを読んでると謎が少しずつ分かってきましたが
子供にものまねをやらせていると
ついに正体を現して
ヒロインは恐怖に満ちてきます
子供はお母さんと呼びますが
私はあなたのお母さんじゃないと返します
ただお家に帰りたいといいましたが
ここがあなたのお家だよ
といいます
家の外側の文字もついに変になり
大人になった子供は
話し方も変わり
真似をすることも少なくなりました
いつも道理にご飯を置いて
主人公にもご飯を置くようになりました
二人は脱出できないことを知ってからは
ひそかに描いてたことを思い出して
ヒロインはあることを思いつきます
子供が外に出ているときに
ヒロインは追いかけますが
どこに行っても出口が見つからなくてついには見失います
主人公は人の死体を見て
恐怖におびえ
穴から出ますが
ヒロインが読んでることに知って
向かおうとしますが体力が限界で歩くこともできませんでした
見つけたヒロインはすぐに運び出しますが
家には鍵がかかって開けることもできませんでした
車で一夜を過ごし
子供に助けを求めますがそのままどこかに行ってしまいます
二人はまた思い出の話をしますが
ついには主人公が亡くなって
悲しみの中に子供が帰ってきますが
段ボールの中に入ってたのは
死体袋でした
それを知って恐怖が増えていきますが
夕方の中でついには反撃をしようと
子供に殴り掛かりますが
逃げられてしまい
自空間の中に入ります
そこで真実が明らかになり
再び外に出ましたが風景は変わらずでした
ヒロインも力が尽きてしまい子供と最後の話をしました
そこでも最後までお母さんだと思い込んでた子供は
ヒロインはあなたのお母さんでも何でもないわと言いながら
亡くなってしまいました
掘った穴に死体を二人入れたまま埋め返して
燃料を入れて子供は
住宅街から抜け出しますが
そこに年を取った マーティン が現れて
名札を渡します
そして死体袋を出して 年を取った人を入れて
物語は幕を閉じます
僕からの個人的な意見としては
見たときに最初は平気かなと思いましたが
だんだん後半から恐怖と精神的におかしくなるぐらいに
不気味なラビリンススリラーを
見た感覚がありました
見れる方はぜひ見てください
謎があるとしたら、どうしてそんな事するの?
きれいな青空に綿菓子のような雲が浮かび、同じ形の清潔そうな家が果てしなく並ぶ、脱け出せない町。No.9が繰り返すように同じ家の前に返ってしまう。
これは人生における結婚生活の悪夢なのか?子供はわめき、言うことを聞かずにどんどん成長し、育てた人を捨てて去っていく。托卵。
久しぶりに途中で映画館出ようと思った
ソーシャル・ディスタンスあり過ぎと無臭の世界はいやだけれど、人間の一生を早送りしたらこんな感じなのかもしれない。
木と風のざわめきから始まったのに、そういうのが何もない空間に入り込んでしまった!
ルネ・マグリットみたいな空と雲だけど違う!マグリットの雲は色んな形、色んな大きさだけれど、この映画の雲はスタンプで押したみたいにおんなじ。
ブリキの太鼓のオスカーみたいにキャーと叫ぶ。でも、オスカーは成長するのをやめたのに、この映画のそれは、グングン成長する、いつもおんなじ格好で。海苔みたいなベタッとした黒い髪で襟足無し、半袖の変な白シャツ、黒で丈が少し短いズボン。言語習得は「白紙に刷り込む形式」。
二人とも普通のカップルなのに、何の因果でこうなった?シュールがシュール過ぎて、カフカ的ともいえないような。
アイゼンバーグとジェマ役の女優さん、とても良かった。
オチも無味無臭
映画のアイディアやネタが面白かったです。ループしている恐怖感、淡々と過ぎていく中で無味無臭の食事、娯楽のない生活がリアルな怖さがありました。こんなところにいたら精神崩壊する。
総合的に面白い不条理ホラーでした。
雛鳥の巣がカッコーに取られて、雛が落とされたシーンと重なっており、最後は自分たちの巣が取られるという終わりでしたが、…そこは中盤に挟んでもっと主人公に奮闘してほしかったというか。
多分あの管理人たちは悪魔のような存在で、あの家はこの世ならざるものなので、絶対勝てない仕様なんだろうけど何とかすっきりしたかったです。
でも一度は観てもいいホラー映画だと思います。あの子供奇妙だけどだんだん可愛く見えてきましたしね。
住宅展示場に近づけなくなる マンションの内覧会なんてもってのほか
冒頭の鳥の巣のヒナの映像は知っていました。タクランというんですよね。漢字だと托卵。別の種類の鳥の巣にわざと卵を産んで、孵化するまで温めさせて、孵化したら、そのヒナは本来のヒナを巣から落として、その後も養親(仮親)からエサを貰って成長する。悪いやつもいるもんです。映画ではカッコウっていうことでしたが、デカいヒナにエサをあげる小さい仮親が憐れでした。ムクドリもするらしいです。人間の場合ですと、既婚女性が浮気相手の子供を産んで、旦那に扶養させることを託卵ということもあるらしいですね。冒頭の映像は自然のものでしたが、ビバリウムというのは人が自然を模して作った箱庭のようなもので、いわば偽物です。
映画の内容ですか?
思い出したくありません。
気持ち悪くて、不愉快で、おぞましくて、なにせ、絶望的。
人類の未来?いや、今の世の中多かれ少なかれ、画一化された生活環境で、住居も食べるものも似たり寄ったりじゃないのと言われれば、そうかも。
単一な色彩の無機質な環境。全く同じ住宅。一度入ったら、出られない迷路。風も吹かないし、無味、無臭の世界。
本物のビバリウムだったら、木や草が生えていて水も流れるけど。
お隣さんもいない。
ミセス・ノイズィーでもいいから、いて欲しい。
悪魔の化身のような鬼っ子。
ジョーカーの方がまだまし。
自分の墓を自分で掘り続けるしかない無間地獄。
オールナイトの寺山修司の映画のほうがまだまし。
毎日、味のしないレトルト食品よりかは、毎食納豆の方がまだまし。
所詮、人間社会なんてそんなもの。親のこころ子知らず。同種、家族であっても利用するだけ、されるだけ。そして、もっと大きな支配体系の消耗部品に過ぎないとささやかれ続けるわけですよ。
毎日。毎日。
最近、46年前の奴隷映画(MANDINGO)を見たんですが、まだ奴隷のほうがましと思いました。
タダだったらもう一回見る?
お金貰っても、もう見ません。
映画って、基本的にお金払って楽しむものですが、
これはきつかった。
悪夢でした。
好みの不条理サスペンスホラー・・・変態か!
「God knows」、「dog knows」というジェマと子どものやり取りに笑っていいものかどうか・・・と思っていたら、「NO」、「ON」の応酬。もしや逆さまにする言葉遊びか?などと考えつつ、この子どもの不気味さに脳天をぶち壊されそうになっていきました。
とにかく人の子なのに育てなくては脱出できない恐怖。しかも成長が早い。98日目でローティーンくらいに育っていたから犬並み!ドッグ、ドッグ、ワオーーン。といった感じで、犬好きにはたまらない映画でした・・・そんなわけない!
快適な郊外の団地。薄緑色の同じ住宅が建ち並んでいる不気味さなのに、生活必需品もかなり揃っていそうな居住空間。同じ家ばかりだから迷子になりそうな気もしたのですが、間も無く迷子にされてしまったトムとジェマ。でも心配ない。なぜかナンバー9の案内された家にたどり着いてしまう迷宮感たっぷり詰まった作品なのだ。No.9、No.9、.No.9・・・と、ビートルズの実験曲をも思い出す内容だ。
不気味な子どもは物マネも得意なのですが、もっとも印象的なキーっと金切声を上げるところは、『A.I.』(2001)のデイビッドや『ブリキの太鼓』(1979)のオスカルを思い出してしまいほど。真似をしているだけなので叱ろうにも自分の真似なんだからと自重気味になってしまう二人。もう帰りたくてたまらない様子が痛々しい・・・
多様性を重視したとは謳ってはいるけれども、まったくの没個性の住宅。道路は左側通行なのでアイルランドが舞台なんだろうけど、全体主義を象徴してるのか?とも思えるし、冒頭のひな鳥に餌を与える親をイメージしているだけとも思える。しかし、ゲームの中に閉じ込められたかのような内容は、人間社会が動物と同じように子を育て親が死ぬという普遍性を極端に描いただけなのか・・・ジェマがカッコウの托卵について話す序盤の展開にも通ずる子育てマシーン化された人間の姿でもあった。
もしかしたら、人間も政府など権力者によって生かされているだけなのか?では、子どもは何の目的で大人にされている?マーティンという不動産屋がそのまま輪廻転生のように繰り返されてるとするなら、それを操っているのは誰なのか?こうやって深く考えると頭がぐるぐるとかき回されているようになって、結局「God knows」という言葉に集約されてしまう・・・あぁ。
気味悪さに浸る
静かな気味悪さ
予告を見て「ルネ・マグリットの絵みたい!」と思い、気になって観に行きました。
主人公のカップルが、不気味な子供を無理やり育てさせられ、育ちきったらお払い箱…。なぜ、なんのために子供を育てさせられたのか、この空間を作ったのは何者なのか、等は最後まで結局分からず、次の犠牲者が増えていきそうな雰囲気で終わります。なぜこんなことをさせられるのか理由が分からない、というところが冒頭のカッコウの托卵と繋がるんだな、と思いました。人類に対するカッコウのような何かがいるんでしょうね…。人類を超越した何者かの存在がほのめかされるが結局正体は分からない、という不気味さは個人的に大変好みです。人がおらずシンとしたヨンダーや、延々同じ形の雲が浮かぶ空など、雰囲気やビジュアルもやはりどストライクでした。謎のうねうねしか映らないテレビがMVPです。
ホラーとしては突然の脅かしもスプラッターもなく、淡々と進んでいくためかなり地味です。ちょっと冗長かな、と思うところはあったので、雰囲気好きですが★4で。
グロが得意ではないので、R15に若干おびえながら映画館に行きましたが、グロではなくエロ(しかも一瞬)のほうでしたので安心して観れました。これもエロシーンっていうより、人類の生態を観察してたんですかね…。
この退屈がよく写るかはあなた次第、世にも奇妙な住宅内覧
前評判に倣うような感想にはなるけど、「世にも奇妙な物語」に『住宅内覧』と出てきても納得できちゃう作品。ある意味ワンシチュエーションではあるけど、思ったよりギミックが少なかったかな。
マイホームを探しに来たふたりが連れてこられたのは、一帯全て同じ造りのYonder。早々に切り上げて出ようとしても、出ることが出来ない。するとそこに子供が送られてきて…。
確かに気持ち悪くて仕方ない作品だが、あまり台詞も少なくて退屈。何か起きそうな雰囲気を持っているんだが、することもないので、単調になってしまう。そんな時に子供の謎に迫っていくのだが、謎が開けるような解放感はなし。謎が謎を呼んで、景色が変わることはない。それがこの作品のスリラーであり、醍醐味ではあるんだが。それにしても、間延び感は否めない。
キャストも小回りが効くような少なさで、状況整理云々要らないから楽ではあるが、「ビバリウム」の意味が分かってないと作品の本質は見えてこないのが残念。調べたら納得したけど。というか、制作委員会の方が多くて、最初始まるか心配になってしまった。笑
エンディングにタモリと黒いドアがあれば完璧。笑 映画館で観るまでもなかったかなとは思うけど、走り回る子供が、囲われたスピーカーを一周するサラウンドを楽しめるので、これはこれで良かったかも。
凝縮
延々と続く住宅地に絵に描いたような空と雲という異様な空間に、居心地の悪さを感じました。
そんないかにも人工的な奇妙な空間ながら、主演二人のリアルな演技で、シュールな恐怖が伝わります。
この空間の作り主の正体は明確にされませんが、そういう生態のエイリアンか未知の生物か、というような解釈をしています。
しかし、この未知のものに囚われる恐怖の生活は、現実的な人生の縮図のように感じます。
自分の家を持つというステータスに囚われる。
高額な家を買ってローンもあったりすれば、家に囚われる。
子供が出来れば、子育てに囚われる。
子供の泣き声に悩まされ、思い通りにならない子育てにカップルの間で諍いになる。
育てても、意思の疎通が困難で用済み扱いされる。
家を持って家庭を持って子供を育てるとなると、嫌なこともあれば良いこともあると思います。
が、これは、嫌な部分を凝縮したようなホラーだなと感じました。
完全に好みが分かれそう。
分かるようで分からない絶妙なライン
エグキモい
とりあえず緑色と七三に対して
嫌悪感を抱くようになる映画
オープニングの描写がすべて。
それを人にしてみせていくわけですが
見せようとしたこと以外にも
子育ての側面を皮肉った感じ
などエッセンスがすごく
痛烈に心をえぐられた。
ミッドサマーとはまた違うえぐられ方でした。
田舎のミニシアターでしたが
観客も多くクチコミなのかな?
みんななんだかんだでこういう映画好きなんですね笑
ラストの終わり方とか、明確な答え欲しい人には
嫌かもですが
個人的にラストにみせられた描写が
すごく痛烈で
中盤の同じことの繰り返しをみせるより
そこらへんを
もっと掘り下げてほしかった
もっとそのせかいをみたかったです。
良くも悪くも好き嫌いわかれる作品
メンタル調子良い時にご鑑賞をどうぞ笑
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