「好みの不条理サスペンスホラー・・・変態か!」ビバリウム kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
好みの不条理サスペンスホラー・・・変態か!
「God knows」、「dog knows」というジェマと子どものやり取りに笑っていいものかどうか・・・と思っていたら、「NO」、「ON」の応酬。もしや逆さまにする言葉遊びか?などと考えつつ、この子どもの不気味さに脳天をぶち壊されそうになっていきました。
とにかく人の子なのに育てなくては脱出できない恐怖。しかも成長が早い。98日目でローティーンくらいに育っていたから犬並み!ドッグ、ドッグ、ワオーーン。といった感じで、犬好きにはたまらない映画でした・・・そんなわけない!
快適な郊外の団地。薄緑色の同じ住宅が建ち並んでいる不気味さなのに、生活必需品もかなり揃っていそうな居住空間。同じ家ばかりだから迷子になりそうな気もしたのですが、間も無く迷子にされてしまったトムとジェマ。でも心配ない。なぜかナンバー9の案内された家にたどり着いてしまう迷宮感たっぷり詰まった作品なのだ。No.9、No.9、.No.9・・・と、ビートルズの実験曲をも思い出す内容だ。
不気味な子どもは物マネも得意なのですが、もっとも印象的なキーっと金切声を上げるところは、『A.I.』(2001)のデイビッドや『ブリキの太鼓』(1979)のオスカルを思い出してしまいほど。真似をしているだけなので叱ろうにも自分の真似なんだからと自重気味になってしまう二人。もう帰りたくてたまらない様子が痛々しい・・・
多様性を重視したとは謳ってはいるけれども、まったくの没個性の住宅。道路は左側通行なのでアイルランドが舞台なんだろうけど、全体主義を象徴してるのか?とも思えるし、冒頭のひな鳥に餌を与える親をイメージしているだけとも思える。しかし、ゲームの中に閉じ込められたかのような内容は、人間社会が動物と同じように子を育て親が死ぬという普遍性を極端に描いただけなのか・・・ジェマがカッコウの托卵について話す序盤の展開にも通ずる子育てマシーン化された人間の姿でもあった。
もしかしたら、人間も政府など権力者によって生かされているだけなのか?では、子どもは何の目的で大人にされている?マーティンという不動産屋がそのまま輪廻転生のように繰り返されてるとするなら、それを操っているのは誰なのか?こうやって深く考えると頭がぐるぐるとかき回されているようになって、結局「God knows」という言葉に集約されてしまう・・・あぁ。
kossy様コメントありがとうございます。あーーkossy様のレビューを読んでわかりました。アイルランドが舞台だったんだ。なら裏側はオーストラリア🇦🇺
観察力が違いますね。
あと黄砂に気を付けて下さい。
kossyさん、この映画、はまりました。見てからずーっと頭の中で再現してます。もう全然、怖くないんです。なんか面白い。この感覚的なんなんでしょう?
こんばんは、
コメントもらってたのに、映画.comの通知が来たり来なかったりするんですよ
ムカつく😁
気がつきませんでした。
すみません。
僕も、このキモさ、大好きです‼️
kossyさん、「ある画家」にコメントありがとうございます!この「ビバリウム」全然知らないんですが、ソーシャル・ネットワークの彼が出てるんですね!ありがとうございます。何だか自分の情報収集、いびつなのかな。
Kossyさん、コメントありがとうございます。このての映画はあまりみないので、免疫がないのかもしれませんが、たまらなく嫌でした。子どもを車に入れるシーンがありましたが、クルマは中から開けられますよね。ドラム式洗濯機のなかに入れてしまえばよいのにと本気で思っていました。
kossyさん、コメントありがとうございます。穴の中は同じ袋かなあ?と自分も思ったんですよね、結末を見て。
そうなるとあの主人公は私物としてハシゴとスコップを車に積んでいてそれがあったからこそ穴を掘れていたわけなので同じ袋がある場合、同じ場所に以前に穴を掘って誰かが埋めたって事を考えると
あのテクノロジーがあって、老いて亡くなった以前の責任者も机の中に入れて処理してたのでわざわざ穴掘って埋めてたのかな?とw 考えすぎですかね(^◇^;)