「【ゲームの世界に生きる】」ビバリウム ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【ゲームの世界に生きる】
なんか、ゲームの世界に生きるのは、こんな感じなんだろうなという気がする。
なんの気無しにゲームを始めて(モデルルームを訪ねて)みる。
目標(男の子を成長させる)を設定され、それを少しずつクリアしていく。
ふと疑問に思っても、もう止められない、止まらない。
どんどん深みにハマ(穴を掘っ)って、周りが見えなくなる。
本当は、自分の墓かもしれないのに。
確かに、ゲームの世界の何者か(子供)は成長するが、確かに、これは托卵のようでもある。
ジェマは、托卵は自然の摂理みたいに言ってたんだから、別に、本当の母親じゃなくても良いでしょって、後にマーティンになる子供が言ってる気がする。
それに、そもそも、後にマーティンになる子供の叫び声は、エサをくれと大声で鳴いているカッコーみたいじゃないか。
そう、ゲームの世界では、これが自然の摂理なのだ。
しかし、本当に成長しているのは、このゲームの世界を仕切ってる連中なんじゃないか。
肥え太るゲームの世界を仕切る連中。
ただ、ゲームの世界を仕切ってる連中だって、入れ替わる。
ゲームクリエーターなんて使い捨てかもしれない。
古いマーティンみたいに。
そして、痩せ細る殆どのプレーヤー。
そして、繰り返される。
賛否両論だと思うけど、皮肉たっぷりで、緊張感も続くし、僕は楽しめました。
本当は、不動産を巡って、翻弄される生活がテーマみたいなんですけどね。
ワンコさん、毎度どうもです。
不気味だし、怖いし、終わってからは頭も使うし・・・w
こんな映画大好きです。
終盤の怒涛の展開、これにも何か意味がありそうでなさそうな・・・それにしてもマーティンの寿命が短そうw