「私の嫌いな家族とか家とか。」リバー・オブ・グラス bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
私の嫌いな家族とか家とか。
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ケリー・ライカールト監督の長編デビュー作だそうです。
冒頭、いかにも「デビュー作です!」的に痛いです。語りは興味深いです。魅力的です。でも、画になるってーと、痛くて痛くて居たたまれません。ここから、どう成長すれば「ウェンディ&ルーシー」の域に達するの?ってのが謎なんだけど。
思い込みと勘違いから、人生の全てを投げ打って、ツマラナイ男との逃避行に走ってしまったコージー(多分、名前の由来はCozy Cole)。同情の余地は、あるっちゃーあるし、ないっちゃーない。と言う微妙な主婦。
なんで、あんたなんかと一生逃げ回らなきゃいけない訳?
助手席に向かって一発。
はいはい、これで晴れておめでたく、第二級殺人者の仲間入りです。でも、彼の車を奪ってるんで第一級かもです。
クソみたいなフロリダ湿地帯での生活からも、この名前からも逃げる「理由が出来た」。
この作品を「単体」として見るならば、「面白いかもしれない」程度だと思うんです。この手合いの短編作品って、決して珍しくないと言う印象があります。光るものがあるかと言われると、安易に男女の仲になってない点。女性監督だからでしょうか。とにかく、このリーがダメ過ぎて、抱かれる気が起きないんでしょうね。
後の作品の作家性のルーツを探る、と言う意味においてはですね。主役が女性であることと、社会性を感じさせるテーマでしょうか。
でも、これはピン!と来なかったです。
ふぅーー、くらい。
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