バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったらのレビュー・感想・評価
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不完全燃焼⤵️
テレ東らしくていいじゃん
ドラマの最初のシリーズから見ていたので、大杉漣さんで涙が出た。ストーリーはだいぶご都合主義だけど、そんなの置いといて構わない。これはまちがいなく、大杉漣さんへのオマージュ作品。これだけの役者とスタッフが、大杉漣さんのために集まった。その気持ちが形になった、それだけでいいと思う。
(食堂の名前がさざなみ庵とか、白い犬の名前が大杉さんの飼い犬と同じ名前とか、具体的にも形にしてる)
竹原ピストルのエンディング曲「今宵もかろうじて歌いきる」は、ずっと一番しか聞いてなかったので、映画版で初めてフルで聞いた。こんなにいい曲だったんだ。竹原ピストルは千葉出身で、私がバイプレを映画館で見てた同日同時刻に、すぐそばのライブハウスで、ワンマンライブやってた。まさかこんな有名人が千葉の小さいハコで歌うとは、思いもよらなかった。
金曜夜のドラマ24は、毎回採用主題歌がセンス良くて、あいみょんやCreepy Nutsを知ったのはテレ東のおかげ。週末の夜、酒でも飲みながら軽く見るドラマ枠。バイプレも元々そこから始まった。ゆるいのがテレ東なんで、それを楽しむ気持ちで見て欲しい。
女優・俳優の無駄使い
わちゃわちゃ
分からない役者さんが何人いるかテスト
100人は賑やかで良い。ただ後半チト長い。
松重豊、田口トモロヲ、遠藤憲一、光石研の脇役陣が主役となり、併せて濱田岳が富士山麓の撮影所で繰り広げるドタバタ劇。喜劇。
設定はそれなりに良いし、撮影所でいろんな撮影が行われているのは賑やかで良い。
天海祐希、役所広司、北村一輝等特別出演陣も良い。
ただ濱田岳が柄本時生を巻き込んでの、監督する映画の設定が、素人目にも「コレはないだろう」と思わせるショボい撮影なのがチト、リアリズム的にテンション下がってしまう。
テレビ東京がバック故か?それぞれのスタジオのドラマの撮影風景もかなり緩めなのにガッカリ。作中でも引用された「キネマの天地」「蒲田行進曲」の水準を求めると、チト厳しいなぁ。
悪役系の小沢仁志の弾け方と、本田博太郎のボケっぷりは心地よかった。
主役格の4人もなかなか良い。とにかくこの映画は濱田岳の映画撮影、もう少しリアルな設定が欲しかったです。学生の映画研究会では無いのだから。
それと購入したパンフ見ると、意外なお馴染みさんが出ていて、コレまた賑やかで良い。実際に100人は脇役陣とはいえキャスティング大変だったろうと思わせる。どっちかっていうと平日有給休暇で昼間のんびりと観る映画だなぁ。
濱田岳の映画の犬が台風で居なくなるのですが、見つかるまでが長い、長い。
【”アンチ配信ムービー”を作りたかったのだろうか・・。役者及び映画製作者の映画に掛ける心意気を描きたかったのだろうが・・。 頑張れ、邦画! 踏ん張れ邦画制作陣!】
■感想
・著名な役者さんを、よくぞあそこまで集めたものである。”瞬間登場”の方もいるが、素直な気持ちである。
ー ラストの列車のシーンに登場する役者さんは100名を超えていた。全ての役者さんの名前を言える方は相当な邦画通であると思う。ー
・舞台とされた、富士山麓にある撮影所「バイプレウッド」での様々なドラマの撮影シーンも、少し面白く・・。
ー どう見ても、「半沢直樹」でしょ!と言うドラマから、宮本武蔵の時代劇。子供向け番組・・。ー
<只、あれだけの人数の役者さんを集めて、一本のストーリーにするには、無理があったと思わざるを得ない作品。
製作サイドの”映画に対する思いを発信したい”という意図は良く分かるのであるが・・。
この作品のレベルと、全て見たわけではないが「N…」のオリジナル作品のレベルを比較すると・・。
頑張れ、邦画! 踏ん張れ映画制作陣! エールを送りたい。>
◆2021年4月11日 映画製作者の想いを鑑み、評点を少しだけ変更しました。御寛恕願います。
素晴らしき哉
いまいち
ドラマの熱量そのまま映画に、役者讃歌が涙を誘う
まさにアンサンブル。コロナ禍に撮られた作風も相まって、「それでも役者は終わらせない」と高らかに宣言するような映画だった。
ドラマとの連動がどうなるのか気になっていたが、映画として1本のパッケージになっており、凄く観やすかったのが第一印象。ドラマを観ていた人なら分かるでしょ?というスパイスのような使い方て味を引き立て、グッと満足度を増幅させる。
内容も結構まとまっていて、多角的に見せつつも、一貫して「役者讃歌」だったことに変わりはない。「役所」のコールは実は「役者」を称えるコールを意味を含んでいたりして…。
濱田岳の自主制作のあらすじの通り、犬が主役だったのは確か。スタジオを走り回り、ありとあらゆる役者が振り回される。ドラマや事前知識を入れていない人からすれば、なおさらこの豪華さに驚くはずだ。それぞれがドラマの内外でクロスオーバーし、アンサンブルする様はダイナミック。
個人的には、有村架純の使い方が別枠だったのが嬉しいところ笑。心地よいナレーションに保母の姿…抑えどころがわかってらっしゃる。笑
最後に触れたいのは、やっぱりこの作品は、大杉漣さんと共にあるということだ。シリーズ1作目からのリーダーであり、不朽のバイプレイヤー。ああいう形で出てくるなんて、ホント愛されてるんだな…。
ドラマの良さそのままに上手く映画として仕上がっている1本。ドラマから観ていてば、俄然評価は高くなってしまうものだ。私たちの人生も、バイプレイヤーズのような彼らに支えられて、エンタメを生きがいに出来ているのだから。
良い素材を沢山集めたのに、余計な味付けをし過ぎた様な作品です。
劇場での予告編を見て、なんとなく面白そうと思ったのと都内はレイトショーが解禁になった事もあり、初日に鑑賞しました。
で、感想はと言うと…なんだかなぁ…
いろんなツッコミどころが満載過ぎ。
最初に謝っておきますが、結構辛辣です。
名優の無駄遣いと言うか、脚本がダメ。
これだけの錚々たる名俳優が出演しているのに、何が言いたいのか、何がやりたいのかが分からない。
TVドラマ版の存在は知ってましたが見た事はなく、どんな話なのかも知らなくて、いつもは主役の脇に隠れる存在の名脇役達に様々な設定でスポットを当てよう!と言うぐらいしか知りませんが、劇場版はとりあえず単体で成り立っている感じ。
富士山の裾野にある架空の撮影所「バイプレウッド」で様々や作品の撮影が行われるが、そこに濱田岳さん監督を努める映画作品の撮影が少人数、小予算で進められ、様々な事が巻き起こる。と言うのがざっくりなあらすじですが、もういろんな事が不明瞭。
田口トモロヲさん、松重豊さん、光石研さん、遠藤憲一さんと言ったベテラン名優達が中心に話が進むかと思えば、濱田岳さんが監督を努める自主映画の撮影の話が中心になっていくけど、いろんな人達にスポットを当てようとするあまりに、誰が主になって軸になっているのかが雑。
沢山の俳優に気を使いながら、まんべんなく分配した為か焦点がボケボケなんですよね。
主役は田口さん、松重さん、光石さんの筈なんですが、話の中心は濱田岳さんと柄本時生さんの映画撮影チーム。
ここに菜々緒さんと天海祐希さんが絡んできて、膨らませつつも目的が更に不明瞭に。遠藤憲一さんも主演だと思うんですが、どうにも変な出番の少なさも気になります。
登場人物が役者でありながら、スタッフをやっていたりしてややこしい。役者が映画を撮るからスタッフを兼ねるのは当たり前だとしても、何故映画を撮るのかの理由が物凄く曖昧。
名優 役所広司さんの気持ちに応えたくて!と言う理由にしても、なんでこんな少人数なのかが分かんない。
そもそも自主制作の映画が撮影所を引っ掻き回している事にプロの俳優やスタッフが何故それを良しとしているのか?
バイプレウッドには専任の映画スタッフはおりません!と言うのなら、まだ納得が出来るがそうでもない。
映画好きが集まる理想の地みたいに捉えられてもそこは「プロ」が集まるからこそ、プロとしての行持は持ってて欲しい。
天海祐希さんがガパオライスショップをやるのは個人的な息抜きと言うのは分かるけど、女優さんとしての活躍は劇中で無いのが更にややこしくしている。
ただのガパオライスショップのオバチャンと化してるのってどうなの?
犬の「ふう」がいろんな作品の撮影中に乱入したのも「ふうが台風から俺たちを守ってくれた」なんて件もどうにもあざとい。
一番のツッコミどころは台風が去った後のスタジオの片付けを何故か俳優の方々ばかり。
「俺たちはこのスタジオが大好きだから」と言う想いがあったにしても、全く普通のスタッフがいない。もしくは率先して動いてないのはやっぱり解せないし、こういう所であざといと言うか、嘘臭さが感じるんですよね。
最初は凄く良い感じでスタートして、結構ワクワクしたんですよね。
有村架純さんの可愛らしさも際立っていて、いろいろと出てくる役者さんが登場する度になんか楽しそうな事が始まる予感がして、いろんなドラマをモチーフにしたパロディも楽しそう。
前田敦子さんや岸井ゆきのさんの登場がなんか良い感じ。
岸井ゆきのさんは先日鑑賞した「ホムンクルス」で謎の女を演じられてましたが、個人的にはユーモアな役柄が似合っていると思うだけに今作の出演がなんか嬉しい♪
役所広司さんが登場して、作品に厚みを増しているのも良い。
ワチャワチャしてるのが楽しそう!
だけど、最後までワチャワチャしてて終わり…
劇中でも言ってましたが、「蒲田行進曲」や「キネマの天地」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の様な映画の裏側なんかをワクワクして見せたかったと言う想いがあると思うんですが、どうにも響かない。
銀河鉄道の辺りも夢溢れる設定にしたかったと言うのは分かるけど、なんか安易で雑。
シンプルに言いたい事は多分「映画は素晴らしい。それを支える俳優は主役ばかりではない。いろんな人に支えられているんですよ」だと思いますが、いろんな肉付けをし過ぎる。
良い素材を使って、普通に作れば美味しい料理が出来るのに、いろんな味付けをし過ぎて、素材の良さを台無しにした。
そんな感じですかね。
TVドラマ版を未視聴なので「こういう作品なんです」と言われればそうなのかも知れませんが、映画化するのにあたり、いろんな余計な事を盛り込んだと言う感じです。
TVドラマ版の放送中に急逝された大杉漣さんの弔う事も意味しての映画化もあると思うんですが、それにしてもどうにもいただけない感じです。
書ききれないくらいの名優が出演しているだけに実は相当豪華な作品で規模的には実は凄い作品でスケジュール調整も大変だろうなと思えるぐらいに奇跡的な作品だと思います。
多分、なんとなくですが、1970年代の東映の大部屋俳優達で結成されたピラニア軍団みたいに味のある個性派俳優集団の作品を作って、平成・令和のピラニア軍団みたいにしたかったのかと。
小沢仁志さんが出演されているだけに余計にそう思えますw
個人的に合わなかったと言えば、そうなんでしょうけど、個人的に合わないと言うだけで済まない感じです。
もう、勿体無い!の一言です。
個人的な見解で辛辣に書きましたが、結構期待してたからこその肩透かしが残念。
ですが、あくまでも個人的な一意見として捉えて頂ければ幸いです。
映画でなくていいかなと。。
キャストの無駄遣い
前情報無しで観賞。ドラマも見てません。
脇役と言っても幅が広く、主演映画が何本もあるようなベテランや、顔は見たことあるけど名前は知らない人、よく悪役をやってる強面等よりどりみどり。
濱田岳を主軸に他の俳優達を巻き込みながら物語が展開していくんだけど
正直面白くはなかった。
100人の脇役ってのを推してるけど
ちゃんとした出番、台詞ない人多数。ほんとに100人いたのか疑わしいレベル。
それにわざわざ本人が本人役をする意味が感じられなかった。
また、ストーリーも盛り上がりに欠ける上、単純につまらない。
結局この映画が何を見せたいのかわからないし、脇役ばっかり集めた理由も謎。
ドラマ見ればちょっとは評価変わるかな?
映画はつまらなかったけど、小さいおじさんはリアルにあのキャストでドラマ化して欲しい。
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