「コッポラの禊ぎ」ゴッドファーザー 最終章 マイケル・コルレオーネの最期 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
コッポラの禊ぎ
オープニングとラスト位で他に違いを見つけられないと言うか、まず比べる余力はない。
コッポラは後悔や謝罪の言葉などチラホラと、前二作品に比べたら超えることが出来ないのは承知の事実、どっちにしろセンメンタルなコッポラの甘さが目立つ。
コニーを演じるタリア・シャイアのしゃしゃり出た大物感、フレドやアポロニアを唐突にセリフで片付ける、思い出話に花咲かせすぎな演出に戸惑いはするが。
やはりラストの号泣パチーノには観ているこっちも涙する、シリーズを通して"PART III"が嫌いな訳じゃない、マイケル・コルレオーネに相応しい逸品な幕引きの場面に哀しみの余韻が。
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