「コッポラの禊ぎ」ゴッドファーザー 最終章 マイケル・コルレオーネの最期 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0コッポラの禊ぎ

2020年12月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

興奮

オープニングとラスト位で他に違いを見つけられないと言うか、まず比べる余力はない。

コッポラは後悔や謝罪の言葉などチラホラと、前二作品に比べたら超えることが出来ないのは承知の事実、どっちにしろセンメンタルなコッポラの甘さが目立つ。

コニーを演じるタリア・シャイアのしゃしゃり出た大物感、フレドやアポロニアを唐突にセリフで片付ける、思い出話に花咲かせすぎな演出に戸惑いはするが。

やはりラストの号泣パチーノには観ているこっちも涙する、シリーズを通して"PART III"が嫌いな訳じゃない、マイケル・コルレオーネに相応しい逸品な幕引きの場面に哀しみの余韻が。

万年 東一