浅草キッドのレビュー・感想・評価
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素晴らしかった。
「好き」と言うのは素晴らしい才能だと思う。
劇団ひとりのたけしへの好きが炸裂して、
素晴らしい脚本と演出が生まれて妥協のない最高の映画が
誕生したと思う。
知らなかった事ばかりで、
タップダンスが師匠との繋がりだったり、
漫才、テレビへ進む経緯だったり、
ドラマチックでとても感動しました。
僕的にはフランス座を救うためにテレビで戦う的一言が
あればなぁと思いました。
柳楽優弥さんもめちゃくちゃ良かった。
ボヘミアンラプソディのラミマレックのようだった。
初めこそ、武のものまねしてるなぁと感じて微笑ましかった
けど、話が進むにつれ、たけしの若い頃にしか見えなかった。
現在のたけしの背中なんてそのもののようだったし、
マジ歌でやってきた劇団ひとりの特殊メイクが
ここに繋がるのか!とゾワッとしました。
紛れもない傑作だと思います。
劇団ひとりよ!
師匠・深見千三郎の生き様
柳楽優弥の演技力の凄さ
冒頭からイケメンオーラを完全に消した柳楽優弥のビートたけしの違和感のなさと演技力で不思議なくらい自然にぐっと作品に引き込まれていく。この作品を受け入れられるかは、彼の演技力に掛かっていたと言っても過言ではないと思う。
話の中盤、たけしと浅草の人々の人生が、それぞれ別の道へと歩み始めた頃から、「人とは」「人生とは」と頭の中を巡り、登場人物それぞれへ自然と感情移入され、涙する。話も動き出し、ラストまでずっと目が離せなかった。そしてラストの回想シーンに現在のビートたけしを当てた演出で、物語全体の幕がしっかりと降りている。
現存する人物の物語で、色眼鏡で見がちな所、原作、脚本•監督、そして俳優陣達の化学反応で、心揺さぶられる何かのある素晴らしい作品だった。
HideboH監修のタップ!
師弟関係
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ビートたけしの生い立ちは何となくしか知らなかったけども、そんな私でも中盤からずっと泣き通し。
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洋ちゃんしかり、柳楽さんもクセをすごく掴んでるのですっと入ってきた。
子供の頃は、ビートたけしのむちゃくちゃな感じを見てなんだコイツはと思っていたけれど、生い立ちが分かれば、その理由もちゃんと理解できる。
師匠がどんな人でどうなってしまうか知ってたので後半は見てられなかった。
柳楽さんの表情からもひしひしと師匠に対する思いが伝わってきた。
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映像もさすがで、古いシーンは本当にそう見えたけど、街並みのもう少し頑張って欲しいCGとか、仲見世のシーンの急な現代感が少し違和感だったので星マイナス。
ただ、当時の東京を知る人が見ると変わってくるのかなぁ。
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今のビートたけし役が出てくるんだけど、あれは誰だったのか、、水ダウ見てるとビトさんかと思ってしまった笑
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バカヤロウがつなぐ師弟関係
深見千三郎の映像は残っていないし、写真をちょっと見たことがあるくらいだが、ビートたけしが語っていた深見千三郎の生き様を間近で見た錯覚に陥るくらい完成度が高い。ビートたけしの本はほとんど読んでいるが、想像していた深見千三郎と寸分違わない気がする。大泉洋が、粋で、シャイで、芸にこだわりを持っていた深見千三郎その人に見える。
気合いを入れて役作りをしたのは、大泉洋だけではない。ビートたけし役作りの柳楽優弥もそうだが、千春役に門脇麦は相当入れ込んだと思う。『あなたの番です 劇場版』の演技と比較すると別人のような出来だった。そりゃそうだよね。作品の目指している高さが全く違うから。
ビートたけしが、フランス座をやめて漫才で勝負することを告げるシーンに魂が震えた。弟子の門出を祝う「バカヤロウ」と、師匠の役目が終わった寂しさを「バカヤロウ」と吐き出すしかない。
そして、フランス座から立ち去るビートたけしに突っかかる千春が、またいい。会えなくなる寂しさを文字通りタケにぶちかます。抱きつきながら「絶対帰ってこないで」とセリフを吐く門脇麦の表情にめちゃくちゃ感動した。さらに、愛情にこもった「やらせないよ」が、最高にほほえましい。
劇団ひとり監督の最高傑作であることは間違いない。どこかで、記念上映してほしいな。
それも良し
Netflix制作の「浅草キッド」の映画(といっても配信のみで劇場公開はなし}、劇団ひとりが監督・脚本とのことであまり期待しないで観たのだが、なかなかのものだった。
演出はちょっと古臭くウェットに過ぎるが、まぁそういうのに憧れててやりたかったのだろうな、というのが伝わってくる。
しかしなによりもキャストが良い。
特に柳楽優弥は、モノマネでもなくそれでもたけしの特徴を捉えていて、若い頃のテレビに出る前の僕等が知らない頃のたけしはこんなだったんだろうなと思わせられた。
師匠を演じた大泉洋も良かったし、きよし役のナイツ土屋も感じが出てて良かった。
フランス座をきっちり再現して、柳楽にたけしの老けメイクをきっちりやらせて、トリッキーな撮影もきっちりやって、とやはりNetflixの資本があればこそ出来たのかなと、それも良いなと、また思わされた。良作。
「たけし所作指導・(現在の声)吹き替え 松村邦洋」てのは笑ったけど…ww
武の芸風は深見師匠の生写しのよう
とにかく作品全体を通して「愛」がある。
Netflixで作品を作る事が、とても上質な結果を出してくれる良い例なんだなと、これを見終えてしみじみと思った。
劇団ひとりのたけし愛そのままに、浅草を舞台とした人間模様が活き活きと描かれていて、寅さんを観てるような痛快さと、そこで生きる人の気持ち良さを感じる事が出来た。
ビートたけし役の柳楽優弥や深見千三郎役の大泉洋の演技も、痛快で完璧。単なるモノマネに終始しなかったバランスも絶妙で、見ていてどんどんキャラクターに惹き込まれる。この辺りも、劇団ひとりだけでなく演技指導の松村邦洋のたけし愛が深く刻まれていて、とにかく作品全体に「愛」がある。
Netflixと聞いていたので、1シーズン10話くらいでやるのかな、と楽しみにしていたので、作品が良かっただけに、2時間で終わってしまったのは寂しかった。たけしにも深見にも、またその周りの芸人にもエピソードは尽きないだろうから、もっと肉付けをして、ずっと見ていたかった。
芸人も浅草も知らない人でも、一生懸命生きる、という事が伝わって来る、素晴らしい作品でした。
年末に絶対おススメの1本です。
柳楽優弥の演技がスゴイ!
チョッとキレイに描きすぎが残念
自宅レイトショー『浅草キッド』
ビートたけしが、師匠である芸人・深見千三郎と過ごした青春をつづった自伝を、劇団ひとりが、監督・脚本を出がけて、映像化したNetflixオリジナル作品
若きビートたけしを演じる柳楽優弥と、幻の浅草芸人を演じる大泉洋のW主演なんですが、2人の出会いから別れまでが、面白く切なく描かれてました。
特にタップで意思疎通するシーンは良かったです!
柳楽さんは、松村さんに”ビートたけし”指導を受けたようで・・・
キャバレーのシーンで、客にブチ切れるシーンは圧巻でしたし、横でオロロするキヨシ役のナイツの土屋さん最高でした^^!
ただこの時代は、今ならNGな事だらけで・・・・
もっと怖い人達出入りしてたはずだし・・・
もっとエロエロだったはずなので・・・・
チョッとキレイに描きすぎで、TVのスペシャルドラマって感じの出来でした。
Netflixで、世界配信なら原作より過激でも丁度いいし、ストリップ小屋が舞台で、あの程度の描写ではダメでしょ。。。。
監督さんの優しさと人の良さが、作品に出てる気がしました。
で、最初と最後の特殊メイクですは、凄いとは思いましたが、あそこまでするなら本人に出演してもらえば良かったのにと思いました。
タイトルなし(ネタバレ)
冒頭本物のたけしさんが出てきてハードル高!と思ったのですがスッと柳楽さんに繋がったのは感動しました。役者さん、監督、制作スタッフの最大の賭けはここだったんじゃないでしょうか。愛と気概を感じました。
ここでいや柳楽優弥じゃんってなった人は終わりまで不気味の谷現象に悩まされると思うので見なかったことにするのも手だと思います。
柳楽さんほんとすごいですね。これからも色んな顔が見たいです
釣りはいらないと言い続けてきた師匠が釣りを返しにこいと言ったところは感動しました。
小遣いのボケやヒールなど何もかわっていないことを見せたからこそここからまた新しい二人の関係が見られると思った矢先の悲劇……でもその後の演出がまた良くて……涙は止まらないけど悲しいだけじゃない温かな気持ちになれました。
主演のお二人だけでなく脇を固める役者さんみんな素晴らしかったです。
千春演じる門脇麦ちゃんほんと凄い女優さんです。ね、台詞一つ一つが妙に印象に残るので別れのシーンも新たな人生を送っているシーンも彼女が一言喋れば一瞬でフランス座での日々に繋げられます。
柳楽さんが主演するって事以外前情報ロクに見てなかったのでクリピ出てきたときはおもわず声をあげてしまったのでここだけは唯一映画館じゃなくて良かったと思いましたね。手見てドン引きしてて可愛かったです。
【笑われるな、笑わせろ/笑ってみせる】
東京オリンピックの開閉会式のプランニングで、渡辺直美さんを豚に見立てて、”オリンピッグ”って案をオフレコでだったか提案した方が、企画担当を辞任したのを報道で知った時、この人は、ツービートの漫才で育ったんだろうなって、ちょっと思った。
“こんなこともダメなんだったら、お笑いが出来なくなる”とか、”企画段階のオフレコなんだから良いじゃないか”なんて声も、お笑いタレントを中心にあちこちから聞かれたが、たけしさんは何て思ったんだろうか。
きっと、俺が考えた漫才のスタイルに乗っかって、さも昔からあったふうなこと抜かすんじゃねえ!、じゃないだろうか。
僕は、そう思う。
それに、昔は、ブラックジョークは、カラッとしてて笑い飛ばす感じだったが、今は、陰湿なイジメなんかに結びつきそうな気がするのは、僕だけじゃないと思う。
人も世の中も随分変わってしまったのだ。
きっと、今、世の中に潜む陰湿さの原因は、SNSの影響なんだろうなと考えたりもする。
原作の「浅草キッド」は、ずいぶん昔に読んだことがあって、もう20年どころか、それより前かもしれないが、この作品を観て、とてもなつかしい感じがした。
浅草は、まだ、あんな佇まいを残してる気がする。
前に、映画「くじらびと」のレビューに、僕自身は鯨肉を食べなくなったと書いたが、たけしさんはよくクジラを食べる話をするのをうっすら覚えていて、はてと思っていたが、この作品を観てみて、原作を読んだからだったんだと思い返したりもした。
けっこう閉塞感漂う世の中だからこそ、お笑いは必要だと思う。
ただ、僕たちにも自分の失敗ややるせなさを、スカッと笑い飛ばせるようなエネルギーは必要なんじゃないかと思う。
この作品を観てみて、僕は、他人を笑ったり、嘲笑ったりするより、自分自身を決して卑下せず、自らを笑い飛ばせる方が自分自身の明日のエネルギーになるような気がした。
大泉さんも言ってたけれど、柳楽さんのたけしさん、良かった。
火葬場の費用、半額だってよ!
ひょっとしたらひょっとするぜ…うるせえなバカ野郎!ちょうどよかった
柳楽優弥のたけし演技が光る師弟関係や失われつつあるものへの望郷の青春映画、今の自分を形作ってくれた恩師・仲間や過ぎ去りしあの日々に宛てたラブレター。柳楽優弥が北野武にちゃんと見えてくるからすごいのだけど、だからこそ逆にふとしたとき何気ない瞬間やシーンとかに「いや、柳楽!」ってなりそうにもなって、だけどそんなところも(表)"ビートたけし"前夜のありのままの若かりし頃の姿"タケ"ってことで結果オーライなのかな。劇団ひとり × 大泉洋 =『青天の霹靂』コンビ映画としては新鮮さやサプライズなく、手堅く感情揺さぶるドラマとしてきちんとポイント、ポイントを押さえることに始終するように普通な気もしたけど、だからこそある意味逆説的にも際立つ世界のたけしの偉大さ。
クリーピーナッツ?
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