浅草キッドのレビュー・感想・評価
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泣く。こんなに切なくて面白い映画は久しぶり
原作を読んでいて本人以外の役者さんが出来ないって、勝手に思い込んでました。
たけしさんは、昭和のヒーロー。僕らに笑いを教えてくれて元気をくれた神様です。
アニメ全盛の時代に皆んなに絶対見てほしい、これぞまさに映画。
何回見ても泣ける。
劇団ひとりだったのか
下情報無しで見始めました。タイトルからビートたけしの話だとは判っていました。ビートたけしのことは売れ始めた頃から見ていて売れる前の話も多少は見聞きしてたので、あらすじは想像出来てましたが、ストーリーの流れも良く物語に引き込まれていきました。たけしの癖や姿勢に妙にこだわってるなと思いつつも柳楽優弥、大泉洋の演技も素晴らしく、あっという間にエンディング。
エンディングで劇団ひとりが監督だという事を知り、たけしの癖や姿勢へのこだわりに納得した。本人が、たけしの物真似をやってるからこその拘りと共に、尊敬と愛情があったからこそ、この素晴らしい作品が出来たのだと感じました。
有名人の昔話はハズレない。
Netflix限定配信映画。
大泉洋さんと柳楽優弥さんのW主演。
ハズレない。非常に楽しく鑑賞出来ました。
北野武さんの下積み時代のエピソードはテレビの時々で聞けることはあっても、こうしてストーリーとして観ることが出来たのは良かった。
昭和のあの頃、こんな場末で生きてきた人達。
チャンスがあればと伺い、それをモノに出来たツービート。
THE MANZAIはそのきっかけ。
関西人の私に取って、子供心でも関東の漫才のどこに笑いがあるねん!と見下していたが、ツービートとりわけビートたけしの漫才は腹を抱えて笑った🤣🤣
柳楽優弥さんと大泉洋さんの見事に光る演技と劇団ひとり監督の再現性が見事にマッチした感動作品でした。
映画館ではなく、これからこういう動画配信用の映画やドラマの時代になるんだろう。
ギャラがいいらしいです。
柳楽優弥がたけし?
って誰もが不思議に思うはず。
でも一目見たら誰しも似てると思うはず。
不思議だわ。
特殊メイクのたけしはともかく、素の(多少はメイクあるかもだけど)柳楽優弥がなんで似てるんだろう。
目の大きさとか全然違うのに。
仕草とか相当練習したんだろうね。
舞台裏では、腰の低いたけしさんってからかわれてたみたいだが、柳楽優弥はやっぱすごいわ。
スーパームービースターだよ!
あと笑ったのはナイツの土田。
どこかで見たような顔なのに思い出せなくて。
本人もメガネを外すと誰にも気づかれないと言っていたが、本当にそうで。
泣いたり笑ったり。良い作品だった!
タップもカッコよくてよかった。
あまり褒めると、大泉洋と劇団ひとりが調子に乗るかららこのくらいで。(笑)
先日映画館で、この作品の宣伝やってたから、劇場公開するの?!と思ったら違ったみたい。
ぜひ上映して欲しいなぁ。
古き良き師弟関係
特殊メーク以外ツッコミどころ無し
演出、キャスト全て良かった
あいつに観せたかった
面白い!
北野武の芸人になる前にいた浅草を舞台に芸人になるまで描いた作品。
まだ、芸人として活躍していない頃エレベーターボーイとして働いていた。その場所で知り合った深見千三郎さんとの出会いによって芸人にしての道が開き始める。
柳楽優弥さんが演じる北野武が見ているとだんだんそう見えてきてすごいなと感じた。
師匠と弟子の掛け合いも良かった!
一番好きなシーンは、初めての舞台で緊張して上手くいってない所でお客に馬鹿にされたように笑われてそれに対して、客に怒る所が良かったな。
「笑われるんじゃない笑わしてるやってるんだ!」
それは、真剣に向き合っているからこそ気持ちが前に出てくるのかなって思えてとても好きなシーンでした。
全体的にもグッとくるエピソードがあって面白かったです!
劇団ひとりの才能と俳優陣の素晴らしい演技
劇団ひとりを認めざるを得ない
芸人の撮った映画とかと思いつつ観たが、
劇団ひとりの実力を認めざるを得ない作品だった。
ノスタルジック満載で昭和の下町の底辺の人々が
夢見たり訳ありだったりほんとに情緒ある話だった。
ビートたけしも大切であろう自分の物語を
劇団ひとりに任せたのはわかる気がした。
役者がすごい良かった。
柳楽優弥や大泉洋などメインの出演者の演技も最高で、
役者を選んだ制作側のセンスも抜群だった。
浅草の下町に生きる深見のコミカルな感じと江戸っ子気質が
バランス良く表現されてタケに対する愛情など、
大泉洋ならではの表現じゃないかと思う。
たけしの大学中退からスターにのし上がるまでの青春像と
たけしを取り囲む人々の下町情緒あふれる感じもよかった。
昭和のあの時代人は連絡手段を電話以外で持たなかったため、
出て行ってしまった人との音信不通になる状況は今の世の中では
感じられないものがあったと思う。
映画に中で千春が歌ってたジョニーへの伝言や、映画の歌ではないが
瀬戸の花嫁、喝采など昭和だからこそ描かれる、旅立っていく者の
覚悟と勇気はこの時代だからこそにある情緒なんだと思った。
非常に良い青春映画だった。
とてもよかった
ツービートの漫才を見たくて見たくて身もだえした記憶がある。『わっ毒ガスだ』という本も買った。欽ちゃんのテレビのコントが深見千三郎のそのままだったことに驚く。
今ではオレも弟子を持つ立場であり、しかも弟子の方がはるかに売れていて、貧困層レベルの収入しかないので深見千三郎に感情移入しすぎてつらい。
欽ちゃんとたけしの絡む場面は見た記憶がないのだけど、お互い意識していたのだろうか。
テレビに初めて出るときに、ディレクターの指示を無視していつものネタをやる。その場面の漫才はがっつり見たい。匂わせて済まさないで欲しい。今現在、ツービートの漫才はクライマックスとして見るに耐えないのだろうか。
良い映画に出会った
師匠と弟子、そして芸人
愛と笑いと涙のバカヤロウ
柳楽優にビートたけしが憑依!
40年以上、ほぼ毎日テレビで観ない日はなく、日本人の誰もが顔も声も仕草もよく知っている人。お笑い業界はもちろん、テレビ全般、映画界でも影響力がある人。大御所。俳優にとって一番演じるのが難しい役ではないのでしょうか。
映画が始まって「現代のビートたけし」が出てきますが、最初は「あぁ、本物が出てるんだ」と思いました。ググったら、特殊メイク? 「特殊メイクすごっ!」そして若い頃のビートたけし演じる柳楽優が登場しますが、5分と経たずに彼がビートたけしそのものに見えてきます。
ビートたけしの物まねをしているのではなく、演じているのでもなく、憑依している感じ。ブレークする前のどこか自信のない感じだったり、一生懸命な感じだったりの中に、見え隠れする才気。私たちがテレビでずっと見てきた「ビートたけし」の前の青年の姿がそこにありました。
大泉洋演じる師匠・深見千三郎との関係もとても素敵に描かれています。芸人としての生き方が本当に粋で、良い意味で昔の男。金がなくても師弟にはしっかり飯を食わして、住むところも用意して面倒をみる。「バカヤローコノヤロー」と文節ごとに言う口の悪さだけれど、師弟への愛があるのが魅力ですよね。だから慕われる。ビートたけしも後にたけし軍団で若い芸人たちを大勢引き連れて小突き回しながらしっかり面倒をみていたけれど、そういうところも深見師匠の影響があったのでしょう。
昔の浅草の街並み、ストリッパーたちがタバコ吸いながらメイクしている控え室の喧騒、まばらにしか人の入っていない劇場、気さくで親しみやすくて居心地がよさそうな下町の飲み屋の雰囲気など、映像の雰囲気も最高です。脚本・監督の劇団ひとりの、代表作になる映画と言って間違いないと思います。
ちなみに私は在米で、Netflixの世界同時配信で視聴しました。日本で配信スタートされた邦画をタイムリーに観られるのは本当嬉しいです。
今は無き者たちへ
この原作を一体何度読んだかわからない。
今でも浅草にはよく出かけるが、六区には既に一軒の映画館も無く、ストリップ小屋はロック座だけ、本作の主要な舞台であり、重要な意味を持つフランス座は既に東洋館という"色物"専門の演芸場となっている。
本作を観て、まず「なんて懐かしいんだろう」と思った。
実際の(かつての)六区は、現ROXの位置には巨大なテントの「蚤の市」があって、場外馬券場は開放的だったように、もっと薄汚れていて、怖かった雰囲気の場所だったが、セットで再現された演芸場とフランス座の建物だけでなく、周りの正に軒を連ねる映画館の数々や街灯は、とても懐かしく、愛おしさまで感じられた。
大泉洋は名演、柳楽優弥も大健闘していて、ナイツ土屋は助演賞モノだと思う。
他の役者さんたちも皆良く、東八郎役の尾上寛之も特筆しておくべき。
映画について、時々MV風になるのは監督のサービス精神と思うが、いくらでも泣かせ芝居にできるのに、筆致を抑えた演出は好感できたし、なによりも劇団ひとり のビートたけしへの愛情が溢れている。というより、この映画は、たけし一人に向けて作ったのではないか、とまで感じる。
筋書に一部触れるが、原作で書かれなかった、たけし が浅草を出てからの姿、亡くなるまでの師匠の姿も描いている。
一方で主題歌は、ビートきよし ではない時期の たけしの相方(映画には登場しない)を歌ったものだ。
本作は原作と歌の両方(と恐らくは過去量産された、たけし の自伝本「たけし!」や「みんなゴミだった」など)を底本として構成されていて、その結果、映画化にはフィットする内容となり、今の目にも共感を招く作品となった。
師匠や踊り子、小屋で働く人たち、浅草六区という場所、そして多分、昔の たけし自身も、全て今はもういない者たち。
この映画に通底するのは、今は無き、現代では生きにくい者たちへの稚気に富む愛情と憧憬、そして謙虚な感謝だ。
なお、原作に登場する居酒屋は(歌や映画に出てくる)店ではない、別の店だが、そちらは今も繁盛していて、私も多分、今週末に伺うつもりだ。店主は以前「たけし はこのところは、ゼーンゼン来ないわよ〜」と言っていたが(笑)、これは御愛嬌。
スタッフもキャストも⭐️5
柳楽優弥はやっぱり期待を裏切らない。
劇団ひとりの才能も堪能した。
大泉洋は今までの中で一番良かった。
ビートきよし誰がやってる?って思ったらナイツの塙じゃない方の人、っていう言い方が失礼なくらいめっちゃ良かった。
門脇麦の歌が素晴らしすぎて、女優の歌ってこれだ!と感動。
箇条書きにしてしまったのは、ぎっしり詰まったこの作品の良さを書き忘れないように、という感動のせい。
ここの評価を見ても軒並み⭐️5。
この完成度は最終的には劇団ひとりの才能の開花だと言って良い。
説明セリフの一切ない練られた脚本。
回想シーンの入れ方戻り方の絶妙で高度な効果。
柳楽優弥に対する演技指導、その前にキャスティングで既に勝利している。
モノマネではないビートたけしがそこにいた。
なんならビートたけしよりもビートたけし。
監督の言わんとするところをきっちり理解してそちらに向けて努力したであろう柳楽優弥の俳優としての力量を見る思い。
ビートたけしが、最近 門脇麦をいい女優だとベタ褒めしたと何かで読んだがこれだったかと思った。
相方のきよしさんのキャスティングに本物の芸人を持って来た秘話を劇団ひとり監督の手記(インタビュー?)で見たがこれも大成功。
ビートたけし 北野たけし
彼のお笑いはデビュー時以降現在に至るまで一貫して私の笑いのツボとは完全に乖離している。
一度も彼のお笑いで笑った記憶がない。
彼の作品の映画も、どこか独りよがりな感じが好きじゃない。
全否定。
それでもこの作品に⭐️5を付けてしまうほどの完成度だった。
映画作りの基礎体力
Netflixの作品で思い知るのが美術やCGや撮影や編集など、映画作りの基礎体力がしっかりしているところ。ハリウッド映画や韓国映画に比較して、アニメ以外の日本映画に最も欠けているところ。Netflixの日本映画を見ると、多少作り物感を伴うものの、想像以上の映像にいつも驚かされる。本作はそうした豊かな画面を背景に大泉洋と柳楽優弥が力のこもった演技を見せてくれる。
原作を読んでいないので劇団ひとりの脚本のオリジナリティは判断できないが、きちんと練習されたタップの使い方やラストの回想シーン、小さな伏線、時制の往来など、満足度の高い映画だった。
確かにビートたけしを知っている我々に向けた作りではありますが、日本で知られていない偉人を題材にした外国映画でも我々は感動することができます。でかい外車で現在の成功も想像できます。あと北野武は海外でも有名ですしね。
あと、いきなり多国語字幕や多国語吹き替えで海外の観客に届けられるところ、これも配信のチカラ。評価を見てみたいです。
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