「芸は見る者の価値観で決まる。幾ら『芸』があっても『鯨』では分からない。」浅草キッド マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
芸は見る者の価値観で決まる。幾ら『芸』があっても『鯨』では分からない。
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温故知新って事だろうが、いつ頃の事だろうか?兎に角、『バーレスク』の将来と『フランス座』の未来は違う。
ガキの頃、何回か祖父につれられて、浅草へは行ったが、まさか、小屋へは入っていない。多分、落語だと思うが。その他に何かの演劇も見たのを思い出す。『お侍さん』が切られて、血まみれになる場面だったと記憶する。
この浅草の芸能の伝統は、この頃から定着して、今も余り変わらないと思うが。
コント5○号のギャグだ。彼は萩○欽一さんの後輩なんだ。私は彼の芸は毒蝮○太夫さんをリスペクトていると思う。まぁ、老人ネタは無責任に色々継承されているが『PLAN75』もその一つだろう。この映画の時代から何年も経っただろうか『高齢化社会』はどうにもなっていない。
本当に芸のある芸人は、現在、テレビを捨てて、配信サービスに走っていると思う。昔、浅草を捨てて芸人がテレビに走った様に。
コメディーに人情入れる演出は日本の定番になってるが、正にアナクロ過ぎる。落ちも分かる。
追記
フランス座の建物脇に
『古今亭志ん朝』『柳家小さん』『柳家小三治』の登りが立つ。テレビの犠牲になった落語の大家と思う。この大家たちの演ずる演目に対して、テレビは『下品な下ネタ以上」に対応できなかった。現在は配信番組で落語が百花繚乱。はてはて、芸はよくなったろうか?
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