「あいかわらずなボクら」ボクたちはみんな大人になれなかった 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
あいかわらずなボクら
2021年映画館鑑賞102作品目
11月28日(日)イオンシネマ新利府
午前は1000円で観れたのだが午後は2500円のグランシネマ
ポイントを使い1800円で鑑賞
たった1人
電動シートを動かしほぼ横になってプラネタリウムみたいに映画を観た
原作未読
森義仁の映画監督デビュー作
脚本は『婚前特急』『銀の匙』『さよなら渓谷』『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』『まともじゃないのは君も一緒』の高田亮
小説家志望だがテレビ局の下請け企業でフリップ作りを続けているうだつが上がらないおとこ佐藤誠
むかし別れた女が忘れられずいつまでも引きずっている
その後ガールズバーのバーテンダーと付き合ったが事件発覚後連絡が取れなくなる
結婚を意識した女性には「私の時間返してよ」と言われ別れることに
そんでもってネットでむかし別れた女が普通に結婚していることを知る
普通を嫌がっていた女が
人生なかなかうまくいかない
1995年から2020年の話
冒頭は別れの1999年だが2020年から1995年と時系列が逆行する構成
今世紀はわりと飛び飛びで世紀末は濃密な印象
わりとこういうタイプは好きじゃない
本編の終わり頃にはこれでもいいかなと少し思えもしたがやっぱり好みじゃないしなるべく順番通りにできなかったものか
佐藤誠が若い頃に付き合っていた元カノ加藤かおり役が伊藤沙莉
どちらかと言えば三枚目女優だが今回は綺麗な方
やっぱり可愛い
自称ブスらしいが「そんなことないよ!」と自分は言いそうになる
かおりのファッション好き
2人は文通をきっかけに出会う
誠が初めての男
ラブホで処女喪失
薄暗い部屋で『獣道』以来2度目のお披露目となる巨乳でも貧乳でもないお手頃サイズな上品で可愛らしい乳房
1番の見どころ
本宮ひろ志の『俺の空』に出ていたストリッパーが脱いだ途端に活気づく客のように後ろへもたれ掛かる態勢から急に前のめりになって食いついてしまった
マックのパイより沙莉のパイの方が俄然大好物です
『獣道』のときは必然性が感じられなかったがこれは自然
悶えるシーンもありこれはお兄さんは観ることできまい
どうせなら森山未来には三国連太郎のように原型をとどめないほど激しく揉んでほしかった
公衆電話や中嶋らもやオザケンとかよりみんなタバコをスパスパ吸っていることが時代を感じさせた