「タイトルなし」ボクたちはみんな大人になれなかった またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
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申し訳ないが、Netflixにて鑑賞。しかし部屋を暗くして止めず動かずで鑑賞。序盤もしかして死別話なのかと勘ぐるも、facebookの画面で相手が家庭を持って幸福そうにしている姿をみて普通じゃんと呟くところで、その時点では何故か安堵。全編を見終わったあと、その言葉を最初に発したのが伊藤沙莉であったこと、そしてその言葉に縛られていたのが森山未來であったこと、それらも含めて、今をよしとする他ないことなどを考える。
特段長い映画ではなかったのだが、時間の断面を遡っていく構成が何故か心地よく、長編を見た感覚。Netflixならではの金のかかった映像で過去の景色も再現され、また何でもない景色もとても美しく撮られていた。こうした作品も世界に配信されることの喜びを、他人事ながら感じた。
役者は萩原聖人も東出昌大もはまっていた。伊藤沙莉は近頃どんどん可愛くなってきて、この主役も違和感がない。そして森山未來はいい仕事をしている。
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