「大人に…」ボクたちはみんな大人になれなかった Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
大人に…
テレビ番組のテロップや再現CGを製作する会社で働く46歳の男の恋愛や仕事や友人との今までの話。
2020年新宿から始まり、2015年から大凡高校を卒業したぐらいの1995年までの出来事をみせていく。
今の主人公があるのは、こんな過去の積み重ねがあったからという意味合いでみせる程のエピソードが、現在のパートにある訳でもなく、ただ、ある一人の男の想い出話を淡々と過去へ過去へとさかのぼって行く展開という感じ。
クウキカン自体はまったり気味なんだけど、長い期間をみせるのもあってか、テンポが良過ぎるんじゃないかと言うほどに、どんどん進んで行くし、間や演技力のおかげかつまらなくはないのだけれど、終わってみたらふ~ん…で、何なんだろう?46歳の男なんて多くはこの程度の「大人」でしょう…という印象ぐらいしか残らなかった。
恐らくコロナ禍の深夜なんだろうけど、車も人も殆どいない新宿通りがちょっと寂しい。
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