劇場公開日 2021年8月20日

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「典型的な魅力消失続編」孤狼の血 LEVEL2 mokusin takataniさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5典型的な魅力消失続編

2023年1月29日
PCから投稿

怖い

逆立ちしたって洋画に敵うはずないアクション性増加、前作の大上よろしく魅力ある人物はおらず、話も不快なもどかしさが蔓延、最後の最後で諸々スカッとするが全体的に一作目にあった良さは霧散していた。
記憶に残るなら鈴木亮平えんじる上林が、極道組織を取りまとめて組長になり狂気を込めて暴れ倒すので作中随一目立ってる---がそれは悪目立ちの意味で頭のネジが外れきった野獣同然の所業には、カリスマなど皆無でひたすら下劣・嫌悪ばかりなのにやたら持ち上げ組長になり上がる展開は悪趣味なろう作品を見た気分。グロとゴアも今回は狂人の強調どまり、極道映画なのにその極道が一人の狂人の暴走に尻ごんで振り回されるのが間抜けで、悲惨な生い立ちだろうと下品で残虐な悪行の前じゃ知ったこっちゃない状態。
続投の日岡に関しては前作の覚醒もどこへやら後手に回るばかりで、仲間内からの妨害を考慮しても子飼いの密偵ばかり危ない橋を渡らせ、結果死なせ当人もドジを踏むので、どうしても大上と比べてしまう。意図的に経験の差を描写してるならともかく、上林の過剰ヨイショで割を食った感が否めない。終盤、清々する一件の責で田舎に飛ばされるが、差し入れの弁当をのんびり食べ呑気に相談事を聞いてる姿は地方に追いやられた悲哀など微塵もなく幸せそうだ。なのに意味ありげな最後と続編を考えるとまた戻るってか・・・正気?
以上、ヤクザ映画なのに狂った人間はそら怖いやろな作品になってて残念。日岡が続投するとしてここから地獄に戻る意味わからないので、次作の視聴は評判次第。

木神